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導魔/のの杯ベスト16 解説しますっ!

ご挨拶

どうもみなさんyuukiです。

今回は、9/6に開催されたのの杯で

予選5‐2 予選11位通過 決勝ベスト16

の成績を収めることに成功した導魔デッキについて、自分なりの解説と大会レポートを書かせていただきました。

初めての記事なので至らない点もあるかと思いますが、是非ご一読いただけますと、とても嬉しいです。

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ご挨拶はここまで。

早速本題へと移ろうと思います。

まずはリストから!!

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こちらが今回使用したリストになります。

今回は初めての記事になるので、コンセプト、採用したカードについての解説、当日のレポートという構成で書いていこうと思います。


☆コンセプト 

豊富なドローソースや創界神/転醒ネクサスで盤面を整えながら、《豊穣の女王神テスモポロス》のアタック事効果で《醒教皇メルティアナ》や、《魅惑の覇王クレオパトラス》といった、強力なスピリット達をノーコスト召喚。その後、《創界神デメテール》の神域を合わせながら、ブロックされない高打点を、自分は防御札を握りながら一方的に投げ続けて勝つというコンセプトとなっています。

【導魔】というデッキはビートプランから、コントロールプランまで、多様な攻め方で相手を翻弄しつつ、自分は鉄壁の布陣を敷くことで、相手の攻撃を通さない。ゲームを通して相手に辛い状況と高い要求値を押し付けることが可能です。

ちなみにのの杯では、デッキを選択する上で次のようなことを意識しました。

・最も母数が多いであろう、起幻に対して高い勝率を出せること。

・可能な限りデッキ事故を無くし、自分の動きが通しやすいこと。

・戦術に多様性があり、その中にも究極の上振れが存在すること。

・相手の引き要求を、可能な限りキツくできること。

・受けが強いこと。                    

これらの条件に当てはまるのは【導魔】のみでした。          

実際、軽めの事故程度なら軽々覆して勝つことができました。      

創界神による土地の安定感や、【黄の世界】の小型除去、それを構えたうえで、【ドルイドの見習い魔女エルネーゼ/大地の魔女エルネーゼ】を投げることで、ライフ回復、盤面除去、リーサルの両立。            

あわよくば【豊穣の女王神テスモポロス】まで展開することで一瞬にしてゲームを覆し、そのままゲームに勝利することもあります。



☆各種カードの解説

*カードの解説は解説口調で話します。


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ゴッドシーカー ドルイドの占い師セイラム  パイオニア 力天使ファナエル

初動札。墓地を肥やしつつ、欲しい札を確実に引き込みに行ける。

シーカーに至ってはパイオニアまでサーチするのでかなり強い。

それぞれ3枚確定ではあるが、パイオニアの系統に何故か導魔が付いていないので除外する時は注意が必要。本当に何故導魔が付いていないのかわからない。


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森の司祭メルガ

墓地に落ちた大型カードを拾える優秀なカード。ロングゲームになると、コイツと拾ったカードで大型を使いまわしながら常に安定した攻撃につなげることができる。 

ハンド保護もかなり優秀。 

序盤から後半まで、ゲームを通して出番が多く、かさばった場合も《ドルイドの姫フェデルマ》など、墓地から導魔を除外することで強力な効果を発揮させるカードで除外させることで無駄なく使うことができる。

ゲームへの貢献度はトップクラスで高いので3枚確定。

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ドルイドの姫フェデルマ

このデッキのお化けカードその1。

相手の盤面がいかに並んでいようと、墓地の導魔を3枚除外すればほとんどの場合確定でターンがもらえる。

除外する必要のないタイミングではリソースの潤滑油にもなり、引き次第では最序盤から相手のシンボルを消すことで、相手のテンポを奪いつつ、小型カードや、後述の《ドルイドの見習い魔女エルネーゼ/大地の魔女エルネーゼ》と合わせてかなり早い段階でのキルが可能となる。

前述のメルガ同様、除外カードの一部にすることで余すことなく活躍できる。

単純に出来ることと、書いてあることが怪物なので3枚確定。

ついでに、きれいなイラストもポイントです。


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ドルイドの見習い魔女エルネーゼ/大地の魔女エルネーゼ

このデッキのお化けカードその2。

正直なめてた。強いことはわかっていたが、3枚採用するほどではないというのが私の見解だった。しかし、いざ大会で使うと、コイツの評価はひっくり返った

デメテールが置けている場合

アタック時、レベル2効果でライフが5以下だとボイドから1コア追加。

墓地の導魔を除外することで転醒

転醒時効果で、デメテールやヴィーナにコアを追加+2体の盤面処理

効果で《豊穣の女王神テスモポロス》召喚+効果で追加1体処理       ↓                      

デメテール神域込みで2点 

バトル終了時回復+再アタック2面処理orテスモ攻撃時2面展開となる。

ここのヤバいところは、

<ライフ回復により、相手の攻撃に備えつつ自分は過剰なまでに打点を作ることができ、あわよくばリソースの絶対的な有利を確保できる。> 間違いなくこの点だろう。

現環境では、フラッシュタイミングで自分の盤面からカードがどかされることはほとんど無い。 唯一後続を止めることができるのは、《青の世界/青き異神》や、《選ばれし探索者アレックス》《黄の世界/黄の夢想神》といったカードたちだが、これらのカードは、エルネーゼを消滅させるだけでケアすることができ、《白晶防壁》といった防御札も、結局のところ相手のアタックを許してしまうので、後続でアタックしてリソースと防御札を持ってくることが可能だ。

コイツが1回アタックするだけで、ゲームの優位性を大きく確保することができる。大会使用時のリストでは2枚だが、間違いなく3枚採用していいカードだろう。


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醒教皇メルティアナ

このデッキのフィニッシャー

《豊穣の女王神テスモポロス》からコストを踏み倒して着地させ、デメテールの神域と合わせて3点取りに行く動きが主流だが、コイツの効果は時と場合によって使い分けることで、とても強い効果を発揮する。

まず、召喚/アタック時効果。         

こちらは任意効果となっているため、主に【紫起幻】に採用されている《吸血伯爵エル・サルバドール》や召喚時効果を止めてくる《青の世界》をケアすることが可能だ。           

盤面に応じて嫌なカードをケアしつつ、更にレベル2.3アタック時効果によってライフを増やしたり、相手のライフを削ったり、自分の欲しい行動を的確にこなせるこのカード。

3枚採用できるレベルで強力だが、初動で来ても仕事ができないので2枚の採用とした。

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魅惑の覇王クレオパトラス

防御札を使い回すためのカード。       

【導魔】というデッキは、速攻でゲームが終わらないことがほとんどなので、中盤から終盤にかけて、しっかりと防御札を抱えることが重要だと考えている。                 

そのため、テスモポロスから展開することで、何度も無条件で防御札を使いまわせるこのカードを採用した。

しかし、防御札を使いまわすこと以外の仕事がなく、素で召喚するにもコストが重いのでこのカードが3枚採用されることはまずないだろう。


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豊穣の女王神テスモポロス 

このデッキのお化けカードその3。

自分の導魔が場を離れるか、転醒するタイミングに1コストで着地しつつ、相手の盤面を処理できる化け物。

おまけに、カウントさえあれば、コストを支払わずに大型のカードが2枚も展開することが可能だ。その時、フィニッシャーである《醒教皇メルティアナ》を出すことで、ゲームを終わらせたり、自身にデメテールの神域を合わせることで打点とすることも可能となっている。

前に述べた、エルネーゼとのコンボや、様々な場面から着地できる不意打ち性能。ひたすらにヤバいことしか書いていないので問答無用で3枚。

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ドルイドの怪力神官ベルネリタ

フィニッシャーに破壊耐性をつけることができる優秀なカード。主に《青の世界/青き異神》をケアするために用いる。

アタックステップが終了できない効果もついてはいるが、おまけ程度であり、決めに行くターンに置けてさえいればいいので、1枚の採用。


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創界神デメテール

このデッキの最重要カード。

神技でデッキを早い段階で圧縮しつつ、墓地を肥やせるカード。終盤には神域で、大型アタッカーの打点力を増強しつつ、アンブロをつけ、安定したフィニッシュを可能とする。

絶対に引きたい札なので3枚確定。


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導きの少女ヴィーナ

・《黄の世界》、《デメテールの魔道神殿》、《ドルイドの見習い魔女エルネーゼ》の回収

・初動の増強

・フィニッシュ時の回復役

・墓地肥やし

さまざまな役割を担うことができ、ゲーム全体を通して絶対欲しいカードなので3枚採用。


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放浪の創界神ロロ              1度も出番のなかったカード。

クウガに激推しされた1枚。彼曰く、初動の墓地肥やしと、継続的なドローが強いとのことだった。コントロール系に固めるなら複数採用してもいいと思う。

しかし、最序盤で引かなければ2コストというコストが非常に重くのしかかって来るため、デッキタイプとしてあまりコア数に余裕のないこのデッキには必要ないと考えている。

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黄の世界/黄の夢想神

ゲーム中、確実に盤面におきたいカード。表の効果で相手の盤面を壊したり、《醒海皇ヴァルシャルク》といった強力なカードの回復を阻害しつつ、更に転醒時効果で他のアタッカーを止めることができる。カウントがなくとも、自身の転生によって、カウントが増えるので、置くだけで2面止めることができるのは、強力としか表現のしようがない。

自発的に転醒させることも可能ではあるが、デメテールの神域と役割が被るため、実際にすることはほとんどない。

転醒した後も、相手の盤面を効率的に処理させてくれるので、まるで《赤の世界》と《青の世界》を足して2で割ったような強力さを持っていると言えるだろう。ひたすらに強いので確実に3枚採用。


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デメテールの魔導神殿/ドルイドの巫女ジェニファ

コイツもまあまあ壊れてる。自分の黄の起幻を自壊し、転醒することで、自発的にテスモポロスのアタック時効果を起動できるのはもちろん、コイツ自身がデメテールの神域対象内なので、打点とすることが可能だ。

また、魔影/妖戒や、赤白など、起幻を持たないカードを主体とするデッキのテンポを完全に狂わせることができる。

デッキパーツの中に、このようなメタ的な要素を積み込めるのは大いに心強いので3枚確定。ちなみに、転醒後の効果を使うことはほとんどない。


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とうせんぼウォール(Rv前)

最強の防御札。               

起幻というデッキは、基本スピリットを横に並べながら殴ってくるので、このカードを打てば、ほとんどの場合はターンが返ってくる。

【導魔】というデッキは、基本的にライフからでないとコアを増やすことができないが、その役割をしっかりとこなしつつ、1コストで打てる防御札なので、コア数にも余裕を持ちながら動けるので3枚の採用でいいだろう。

リバイバル前を採用しているのは、前述したクレオパトラスで使いまわす動きが強いためである。


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白晶防壁

意外と思う人もいるかもしれないが、このデッキにおける白晶はかなり弱い。      

基本的にコアに余裕が無いデッキで、防御に3,4コア割かなくてはいけないのは、正直かなりしんどいと考えている。アルティメットが環境に居ない現状では、《とうせんぼウォール》や《跪いてエブリワン》など、1コアで自分を防御できるカードを採用する方が賢いといえるだろう。


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やっぱ拾ったカードは弱い

コイツも化け物。

【導魔】というデッキは墓地をかなり増やすことが可能なので、墓地から回収できるこのカードはかなり強い。

先ほどの《森の司祭メルガ》と合わせることで、永続的に大型カードを出し続けられるのもかなり優秀だ。【導魔】と言うデッキは墓地を増やすのがとても楽なので、1枚の採用でも十分に引くことができるだろう。 



☆当日のレポート

1回戦 爪鳥 ○   後手3キル     

《エルネーゼ》+《デメテール》の2点の次のターンに《醒教皇メルティアナ》で3点持って行って勝ち。

2回戦 紫起幻 ×   後手         

相手がものすごく上振れた。土地を無限に処理された上に《吸血伯爵エル・サルバドール》でコアを縛られ、ガチガチの状態で《醒海皇ヴァルシャルク》が着地して負け。

3回戦 紫起幻 ○   後手        

相手のパイオニアや、《蒸気魔竜シュバルツィオーネ》を黄の世界で処理しながら、《ドルイドの姫フェデルマ》と《豊穣の女王神テスモポロス》で、盤面格差を作って勝ち。

4回戦 青起幻 ○   先手       

事前情報で《幻魔神》が入っていることが分かっていたので最速ゲームセットを目指すも、自分はドロソが止まってしまい、相手はドロソを使いきった状態だったので、《やっぱ拾ったカードは弱い》を起動させないようにターンを返しながら、ドロソを引くまで耐えて勝ち。

5回戦 青緑起幻 ○  後手        

相手が上振れたムーブを取ってかなりきつい状況に。しかし、《醒海王ヴァルシャルク》が着地するまでに相手のカウントが増えていなかったので、《導きの少女ヴィーナ》神技込の2回アタックを耐えて、《大地の魔女エルネーゼ》《醒教皇メルティアナ》による2点→3点ルートで勝ち。

6回戦 青緑起幻 ○  後手        

相手がかなり上振れたが、こちらも負けじと受け札とデメテールを引き込み万全な状態に。3ターン目に《大地の魔女エルネーゼ》で2点。返しで相手が《レオ・ジーヴェン》と、その他のカードで殴ってくるも、《とうせんぼウォ―ル》で耐える。返しのタイミングで《豊穣の女王神テスモポロス》から、《醒教皇メルティアナ》と《ドルイドの怪力神官ベルネリタ》を展開し、相手のハンドリソースがほとんど尽きていたので、そのまま押し切って勝ち。

7回戦 紫起幻 ×   先手         

デメテールとパイオニア以外の札を引けず、2ターン目《吸血伯爵エル・サルバドール》を踏んでしまい、返しクロノドラゴンで負け。


決勝1回戦 紫起幻 ×  後手

初手ヴィーナから相手にブンブンされた。   

3ターン目マグナマイザーから、4ターン目ヴァルシャルクで何もできずに負け。ピンのカードをこんな序盤からほとんどドローもせずに引かないでほしい。


という内容でした。

今回は、殴るタイミングと、受けるタイミングが非常に悩ましいタイミングが多くありました。しかし、1つ1つのプレイをよく考えてプレイすることで、大会上位入賞も可能性が十分にあると感じられました。  


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あとがき

今回使用したこのデッキは、正直プレイが難しい場面が多く存在します。しかし、ひたすらデッキを回すことで、その時その時辛い札や、何をケアするべきか、なんとなくわかるようになってきます。

環境の母数が多いから使う。結果を残したから使う。というのではなく、自分の手に合う、プレイに自信がある、だからこのデッキを使う。というのを大切にして、デッキ選択をすればしっかりと大会で勝てると思います。

導魔というデッキは割と深く掘り下げて考えたので、DM等いただければ可能な範囲で答えていきたいと思います。twitter(@yuukibs001)

みなさんも是非この【導魔】デッキを組んでくださると、私としてもとてもうれしいです。

あくまで今回解説したものは、多様性重視のリストになりますので、コントロール系のリストの方が好きという方は、twitter(@kuuga0728)のノートを読んでみると良いかもしれません。彼も喜ぶと思います。


僭越ながら、投げ銭の方を設置させていただきますので、「役に立ったよ!」という方は、是非哀れな金欠学生へ、お恵みを与えてやってください。非常に励みになります。

初めてのノートなので、至らない点もあったかと思いますが、ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

これからも、有意義な情報を発信できるように頑張りますので、よろしくお願いいたします。

今回はここまでにしたいと思います。ありがとうございました!!



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