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【振り返り】その方法、自己肯定感を下げるだけになっていない?来年が何倍も楽しみになる、一年間の振り返り方✨

11月になりました。「寒くなりましたね」という常套句があらゆるところから聴こえてくるこの頃、冬の訪れを感じますね。マチナカで年賀状やおせちの広告を目にすれば、今年を終え来年を始める準備をしなければならないと、という気持ちにさせられます。

一年という節目を迎える準備をするとき、来年までにやっておきたいことのひとつに、今年一年間の振り返りがあります。

ところで、みなさんは振り返りといえばどんな感情を持つでしょうか。

以前の私にとっては、振り返りはなるべくしたくないし、面倒くさいものでした。

振り返りが大事なのは分かる。でも振り返りによって自分の嫌な部分と向き合わなければいけないのが辛い。
振り返るといつも反省会になり、嫌気がさすので途中で考えるのをやめてしまう‥‥‥。

上記は、私が以前まで振り返りに対して抱いていたネガティブ感情です。私は減点方式で生きて、ストイックな自分を売りにしていました。ただ、自分に厳しい評価をしていると、マイナスなところばかり見えて、自己を見つめる振り返りが辛くなってしまうんですよね……。

でも転機はやってきました。いつも辛くなってしまう振り返りに抵抗を感じていたものの、SHElikesというスクールに入会し、そこで月に一度コーチングを受けるようになってからは、コーチングのために月に一度自身の学習進捗について振り返る習慣がつきました。

振り返りの習慣がついて分かったことは、自分の行動を振り返らないのは損だということ。

振り返りをすることによって、目標をつかむために次にどんな手をうつべきかが見えてきます。逆に振り返りをしなければそのヒントを見過ごしてしまうということが分かりました。

振り返りをするという行為も大事ですが、同様に方法も大事です。以前の私は思い付きのまま無鉄砲に振り返りをしていて、できなかったことに対する反省会になっていました。今思えば自身の気分を落ち込ませるだけで何も解決しない行為です。

じゃあ振り返りを有効的にする方法は?

自分の所属する学校や会社で振り返りをするときは、ワークシートに沿って達成率や課題を明らかにすることが多いですが、個人での振り返りの場合フォーマットもない。「何に着目すればいいのかが分からない。」「なにから考えればいいのか分からない」という壁にぶつかるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

今日の記事ではそのような疑問を解消する、私オリジナルの「一年間の振り返り方」をご紹介します。かつて振り返りを面倒に感じていた私のやり方なので、途中でモチベーションが下がらないように「気分が落ちない!」「課題が見えてくる!」「次の目標達成がもっと楽しみになる!」の3つを重視しています。さらに特典として私が作った振り返りワークシートもつけてみました。これから使います。ぜひご活用ください。

この記事によって振り返りに対する抵抗がなくなりますように。

また振り返りをすることによって、皆さんの2022年がより充実したものになりますように。


振り返りが大事な理由は何だろう?

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ワークに取り掛かる前に、まず考えていただきたいことがあります。それは、振り返りをする意味についてです。

学校や職場でも求められる振り返り。この行為が大事だということは、みなさん何となく分かっているはず。でも振り返りがなぜ大事なのか、考えてみたことがありますか。

なぜ振り返りが大事かという問いに対し、答えは十人十色だと思いますが、私は”自身を成功に導く行動のしかたを知る方法だから”だと考えます。

例えば、振り返りの過程で課題を発見したとします。課題を克服するために、どのような行動が必要か分析することで、次のゴールを具体的かつ現実的にすることができます。

課題だけでなく、達成できたことを振り返ることも大事です。できたことを思い出しながら書き出すと、自分が思うよりもたくさんのことを達成しているものです。これらは自信や自己肯定感に繋がります。さらに、達成要因を分析し仕組みとして活用すれば、来年以降もその成功を再現できます!

今回ご紹介する「一年間の振り返り方」で大事なことは、達成できたかどうかではありません。各事象の過程を分析し、次の達成につなげることが重要です。覚えていてくださいね!

それではいよいよワークを始めましょう。

ワーク1 今年達成できた事を振り返ろう!

ワーク1では、まず今年達成したことについて振り返ります。【①達成したこと】【②達成する上でモチベーションになったこと】【③今の気持ち】の順にワークシートを埋めましょう。

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【①達成できたこと】については、仕事や恋愛、日常のこと、なんでも書いてください。そんな大それたこと達成していない、というかたもいるかもしれません。そんな時は、今年できて良かったことを思い出してみて。頑張らずにできること(人やモノとの出会い、旅行など)でも良いので、自由な発想で書きましょう。


【②モチベーションとなったこと】については、①を達成する原動力となったことを思いだしてみてください。達成へと導いた思いはなんでしたか?どんなことにモチベーションを感じるかが分かれば、それを用いて新たなことに挑戦したり、他の目標を達成したりできるかもしれません。


【③今の気持ち】については、①を達成した今どのようなことを感じるかを書きます。これからも続けたいとか、もう十分やったとか、ありのままの気持ちを書くことがここでのポイント!

「これはできて嬉しい!けどこういう課題があるんだよな‥‥‥」そんな両面の気持ちがあるときは、どちらも書きましょう。

例えば私の場合、SHElikes(オンラインスクール)での学習を今年スタートしました。知識や興味を増やせて良かったという満足感がありますが、同時に目に見えるアウトプットが少なく不安という課題を感じています。そんな時はそれでもOK。達成したことに一部課題を感じるなら、そう感じたままに書いてください。

今の気持ちが書けたら一旦③を読み返します。それから、できて嬉しい・楽しいなどの明るい気持ちには◎、もっとこうしたかったなど反省点には△を付けます。しるしをつけると各事柄に対する満足度が見えてくるのでおすすめです。

ここで注意してほしいのが、反省点に✕はつけないこと。不安や反省点は次のステップへと進む種です!来年の目標を立てる指標になり、決してダメなことではないため、△をつけるというルールを設けました。


書き込み、しるしづけが終わったら次はワーク2に取り掛かりましょう!


ワーク2 月ごとに出来事を振り返り、所感を言語化しよう!

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ワーク2では、月別の振り返りを行います。ワークシートのうち、上段にその月で印象に残っている出来事、下段には当時の所感を簡潔に記入します。

「もう1月のことなんて記憶の彼方」というかたは、スケジュール帳、携帯の写真、SNSなどを振り返ると、その時どんなことをしていたかが思い出せますよ。

どんな出来事があったかを思い出すと、当時の思いも自然とよみがえるはず。ワクワクした、孤独、もっと頑張りたい、イライラ‥‥‥ワーク1で行ったように、ここでも素直な心で書きこむことが肝心です。正直な心で書けば、あとから読み返した時に自分は何に幸福を感じるか、どんなことに苦しみを感じるか、どうすれば改善できるかが見えます。そしてこれらは来年を気持ちよく過ごすためのヒントになります。

書き込めたら、次はいよいよ最後のワークに移ります。

ワーク3 来年のやることリストを作ろう!

ワーク1では達成したことを振り返ることによって、自分がモチベーションを感じるポイント、達成感、今後の課題を洗い出しました。ワーク2では年間の過ごし方を月別に振り返ることによって、出来事や身の回りの変化による心の移ろいを言葉にしました。

ワーク3ではワーク1・2のワークシートをことを用いながら、いよいよ来年どのような行動をとるかを言語化したやることリストを作っていきます!

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まずは課題から書き込みましょう。これまでのワークで、今年達成しきれなかったこと、自分にとって悪い習慣など改善したい課題が見つかったと思います。これをひとことでまとめて、ワークシートの上段左に書いてください。

それができたら、上段右に課題を解決するために必要な具体的行動を書きます。来年の目標だからって気張って大きく書かなくて大丈夫。課題の解決はすぐにうまくいかないことが多いはず。やることリストに載せる具体的行動はすぐに取り組むのが難しいことよりも、今日からコツコツとできることを意識して書きましょう!

次は下段に取り組みます。下段には来年から新しく頑張りたいことを書きます。例えば夢に関すること、自身の興味、ここは何を書いてもOKです。私はせっかく振り返りをしたので、これまでのワークと関連付けて書きました。

・今年金銭的につらい思いをした反省を活かして、来年はマネーリテラシーをつけること。

・古民家をリノベーションして宿として貸し出すという私の夢が、自分にとっての強い原動力になることを発見したので、夢をより現実的にするために定期預金を始めること。

これら2点は今年の状況を分析して考えた目標なので、目的まで具体的。目的が明確になっているとモチベーションをたもって頑張れそうですね。

自分と向き合えば、そこに幸せへのヒントがある

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まずはみなさん、ワークお疲れさまでした。振り返りって頭を使うので疲れちゃいますよね!最後まで取り組んでくださったかたは、コーヒーとか甘いものでぜひリフレッシュしてくださいね。

あなたがなりたい理想像になるために、どんなスキル・資源が必要かを考えるきっかけとして、このワークが役に立てば嬉しいです。


はじめに少しお話しましたが、私は減点方式で生きていて変にストイックでした。何かができなければ、それをネガティブに捉えるということしかできなくて、振り返りや自己分析が、本当に、本当に、苦手でした。こんな振り返りについて記事をかくなんてできませんでした。そんな私も、SHElikesで学ぶようになってから、自然と自分との向き合い方が身に付けることができたと感じています。

私が使うスクール:SHElikesは、Webマーケター、Webデザイナー、ライターなど、いま各業界で求められるWebクリエイターに必要なスキルを学ぶための、女性限定オンラインスクールです。

クリエイターとしてフリーランスになることや転職を目指す人が多い中、私はクリエイターになりたいというより、いつか宿を作った時のため発信力が欲しいとか、スキルを身に着けて地方創生に関われたらいいなという気持ちのもと受講を開始しました。もうすぐ受講を初めて6か月です。ここにきて、Webクリエイティブに関するスキル以外の思わぬスキル収穫に気付きました。最初にお伝えした「自分と向き合う」というスキルです。

SHElikesでは月に一回コーチングを受けることができます。コーチ1人に対して3、4人の生徒さんと一緒に、先月の目標の達成度を振り返り、来月の目標をシェアする時間。これがきっかけで、今まで避けてきた振り返りをはじめるようになりました。

さらにSHElikesはオンラインスクールとはいえ、生徒間の繋がりも強いのが特徴です。特にTwitterは生徒どうしの交流の場ですが、生徒さんのつぶやきを見ると、みなさん自分に向き合おうと必死です。未経験の転職は簡単ではない。けれど、それでも努力したり、他の道を見つけたり、自分との対話をしながら本当に欲しいものを探している生徒さんが本当に多い。私も気付いたら感化されて、転職活動中、あれも違う、これも違うと悩みながら、結局自身が幸せになれそうな環境での転職を叶えました。自分の真の声に向き合うことによって、自身にとっての幸せを勝ち取る体験。これができて本当に良かったです。


今回の記事では振り返りをテーマにしました。振り返りは自分を責める敵ではなく、夢に向かっていっぽを歩むために背中をおしてくれる親友のようなものです。振り返りが嫌いだった私も、仲良くできるようになりました。

振り返り、ちょっと習慣にしてみませんか?

みなさんにとって、来年は夢に近づく一年になりますように。


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