何が正しいのか分かりにくいこの今の世の中で(音楽の話)

コロナ禍になって二年
ワクチンのおかげなのかはたまたコロナが変異しまくって弱体化してるのか
俺の程度が知れてるおつむでは全く原因がわからないけれど、今の日本はコロナが少し落ち着いている
ただそれでもワクチン接種率が高い国でも次の波は来ているし、今新たな変異株も話題になっている
コロナが終わるのはもう少し先なのかどうかまた見通しがわからなくなった

そんな中でフェスに行きました
群馬の山人音楽祭へ

夏にどういう形でもフェスをやる
そう言って実現した奇跡のフェス
規模は縮小してるし、季節は冬
それでも開催出来た

その中で思ったことがあって今書いている

それはコロナ禍でのライブのありかた

今日(12/5(日))の出演者でHAWAIIAN6が出ていた
彼らは音楽業界を背負ってどうのこうのしてるつもりはない
ただ来ているお客に一緒の演者、そしてスタッフと「ただ今日もよかったな」
そう思える時間が過ごせるなら少しは一歩行ってもいいのではないか
そんな感じのことを言っていた

一つ謝りたいのはこれは僕が噛み砕いて簡単に書いているから、その真意はもーっと深かったりする
それは絶対そうだと思う
だからこれを鵜呑みにした感じにはならないで欲しい
ただ僕はこういう風に感じたという話

実際今のライブなんてハイリスクローリターン
感染対策はしているけれどなってしまう可能性が0なんかではない
ただそれを言えば日常生活でもそうでしょ?って話なんだけど、ライブハウスとかは所謂時短だったりの対象になっていた過去を持っていることを添える
そう考えるとライブハウスはよりクラスター等を起こさないようにお利口さんでいるのがある意味正解であるだろうけれど、それはライブハウスという観点から見たら矛盾なのだ

演者が叫んだことに関してコールアンドレスポンスをする
それがコロナが流行る前までは当たり前の世界だった
だからこそお利口にマスクして黙ってみてるのは矛盾なのだ

といっても中にはそれをよしとしてるとこもあったらしい
そこそこ有名なバンドなんかはモッシュやダイブを許可して叩かれた
そして夏には波物語というフェスがやらかして叩かれまくった

でも一体いつまで我慢をしなきゃいけないのだろう?

僕はやっぱりある程度まではコロナ前のライブは復活しないと思う
パンクだろうがなんだろうが、どんなジャンルも落ち着いて聞いて過ごすのはもう少しやるしかないと思う
ただこれは僕が客の立場だから思うこと

演者側からしたらクラスターになる可能性の場所、感染する可能性なんて同一だろう
そしてやっぱり音楽を楽しみに生きてる僕みたいな不器用でストレスを発散できないやつらがいっぱいいる

HAWAIIAN6の言うことはなんとなくわかるのだ
この現状を過ごしてても変わるもんも変わらないみたいな
ならどこかでやるしかないっていうのも

わかるからこそ
わかるからこそ歯がゆいのだ

今日のフェスの前に群馬でコロナのクラスターがあった
多分今日一番感染者が出たのは群馬だろう

田舎社会はやはりそういうとこの話がきつい

各所の地方フェスが多少のリスクを抱えてもやらないのはそこだろう

言い方は悪いが参加者もリスク承知で来た同罪者なのかもしれない
でも僕はある程度の規範の中でのライブであるなら喜んで罪を被ってでも応援したいし、気持ちをはらす場に行きたい

今日のライブでG-FREAK FACTORYの茂木さんは最後に「謝るつもりはありません、これが今出来る最高の山人音楽祭です」と言った

多分みんなどこかに後ろめたさに近い矛盾を抱えながら
それでもこれが正しい
正しくあってくれ

そう動いているのかな
そう思った

音楽は微力ではあるが無力ではない
あなたの心の彩りを音楽と共に築き上げていきたい
僕は音楽をそう思います
不要不急なものと言われようが俺には酸素と一緒です

今日のフェス本当に最高でした
どうか感染者が出ないで二週間過ぎますように

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