DIE WITH ZERO(読書ログ)
こんにちは。TKです。
今回の読書ログは、こちらの本です。
人気書籍は、キャッチ―なタイトルが多いですね。
今回はその中から、自分なりに「ここはポイントだ!」と感じた内容を4点紹介したいと思います。
人生の目的は、お金?思い出?
筆者の伝えたいことを一言で言うならば、以下になるでしょう。
人生の目的は、お金をできる限り増やすことではない。できる限り豊かな人生を送る(=思い出という資産をたくさん作る)ことである。
これは、非常に重要なポイントだなと感じました。
ついつい「貯金○○万円を目標に~」なんてことを考えてしまいますが(もちろん、それ自体は良いのですが)、それと人生のゴールを切り分けて考えられるようにする必要性を感じました。
貯金は、あくまで豊かな人生を送るための手段です。貯金そのものが目的になってしまうと、貯金を達成した後の目的が無くなってしまいます。
人生の目的は、豊かな経験をする(=思い出をたくさん作る)こと
これを忘れずに、日々過ごしていきたいなと思いました。
資産は複利、思い出も複利
資産形成は、始めるのが早いほど複利の効果が大きくなります。
実は、思い出も同様なのです。
海外旅行を例に考えてみましょう。
海外旅行は、その経験自体が大きな財産となります。
それに加えて、その経験を思い出したり、他の人に話して共有したりすることで、その経験を思い出として追体験できるのです。
そして、その経験をするタイミングが若ければ若いほど、思い出話としての出番も増えますから、経験としての価値も向上するのです。
人生の目的は、思い出作り!
やってみたい経験があれば、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。そして、その体験が早ければ早いほど、人生における付加価値も向上していくのです。
残った資産=無駄にした時間
本書の内容を、自分なりにギュッと要約してみました。
死んだときに残った資産(子供・寄付などを済ませ、なお余ったお金)は、要するに無駄なお金。すなわち、その資産を稼ぐために使った時間も無駄になってしまう。
ならば、余計な資産を残らないように計画を立てて、思い出作りのための時間をできるだけ増やそう!
たしかにー!と思いました。
使う見込みのない数千万という貯金を稼ぐために、数年という時間をかけて仕事をするのは、なんだかもったいないと感じてしまいました。
もちろん、老後に向けてのある程度の備えは必要ですが、思考停止しして「貯められるだけ貯める」ではなく、計画を持って「必要な分を貯める」ことが大事になってくるのです。
終わりを意識した計画
終わりを意識すると、その時間を最大限に活用しようとする意欲が高まります。
高校や大学を卒業する直前などは、他愛のない日常も嚙み締めるように過ごしていたのではないでしょうか?
人生も同様。長い旅ではありますが、終わりを意識した計画を立てることで、生活における密度・思い出の量も大きく変わってくるのです。
本書では、老後不安を解消するための計画の立て方、それに沿った資産の取り崩し計画、思い出作りの極意などが解説されています。ぜひ詳細については、本書を読んでみていただければと思います!
さいごに
「お金を使うこと(not浪費、本当に価値あることにお金を使うこと)」は、とても難しいと感じています。
ただ、本書で出てきた「人生の目的は思い出づくり」という考え方は、お金の使い方を考えていく上での大きな指標になると感じました。
人生の終盤に「いい人生だったなぁ」と心から思えるように、日々を大事に過ごしていきたい。そう思わせてくれる一冊でした。
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