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とにかく仕組み化(読書ログ)

こんにちは、TKです。

本日紹介するのはこちらの一冊。
会社組織において「人」を動かすための方法を、「仕組み」という観点から分かりやすくまとめてくれた一冊になっています。


概要

いま話題のマネジメント法「識学」の提唱者である著者 "安藤 広大" さんの執筆した三部作のうちの3冊目がこちらの一冊です。

本書では、「仕組み化」をすることがどうして個人・会社組織のために必要となるのか、そしてそれを実現するための方法を具体に解説してくれています。

TKの刺さった3つ

仕組み化のための具体の方法は本書に譲るとし、今回はそこからTK的に刺さった内容を3つ紹介したいと思います。

この社会で「歯車として生きる」ということ

「社会の歯車」として生きていることに、あなたはどう感じているでしょうか?反発する人も多いのではないかと思います。
しかし本書では、歯車であることこそが、この社会で必要なことであるとしています。

社会という枠組みの中で、個々人として生きるのではなく「組織」という単位で物事を成し遂げるからこそ、これだけ人間の文明は成長することができる。一人では出来ないようなことまで、取り組むことができる。

そう考えたときには、組織という枠組みの中で活躍することは非常に重要であり、そのために「歯車」となることは必要なことなのです。

※当然ですが、ただ言われたことをこなす訳ではなく、最大限の自己成長をしながらも、組織としての拡大にも貢献していく意図となります。

性弱説に基づいて、それでも続けられるための「仕組み化」

「性弱説」というのは、「人はラクをして生きるものだ」と、精神論を諦めた上で物事を考えようというものです。これを仕組み化で実現しようとするのが本書の考え方です。

会社においては、2割の「頑張れる人」ではなく、8割の「できない人」に合わせて仕組みを作り、全員を活かして総パフォーマンスを向上させようという考えに基づいています。

精神論に頼らない、人は楽をするものだという前提に立ったときに、仕組み化が効果を発揮してくれるのです。

ラクにはならないし、満たされることもない

これは皆さん認識されていることだとは思いますが、改めて…!

人は、成長して目標を達成すれば、次の壁が現れて更なる成長を求められる。「いつかラクになれる」という発想そのものが、錯覚なのです。
マラソンをしている人に対して、「ゴールまでタクシーで行けば?」ということは無いでしょう。

人間は、人間である限り、ずっと満たされないのです。 満足した瞬間というのは、成長が止まるときです。

どうしても楽をしてしまいたくなるものですが、常に成長は必要となるのです。

最後に

今回は触れていませんが、本書では仕組み化のやり方や、その価値について具体に説明してくれています。
組織で働く人であれば、誰もが一度はぶつかったことがあるであろう「属人化」という事象と、それを解決するための「仕組み化」という方法。

その価値や方法を再認識したい方には、とってもオススメな一冊です。
興味を持ったら、ぜひ読んでみてください。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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