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分かる人には分かる#8 今シーズン最終戦に若鹿が見せた涙は彼らを必ず強くする

2020年J1リーグの全日程が終了し、我らが鹿島アントラーズは5位で今シーズンを終えました。

新監督となり、開幕4戦勝ち無し、ダントツの最下位でシーズンが始まりましたが、コロナウィルスの影響で今シーズンは昇降格なしとのレギュレーションとなったので、サポーターの中では「今シーズンは若手の成長させる年」と割り切っている人も多かったです。

そんな中、内田篤人の引退をきっかけとして(?)怒涛の7連勝を記録し、ACL出場権に手が届くところまできました。ここまでくるとは正直思ってませんでしたね。

そして迎えた最終戦。

結果は1対1の引き分け。ACL出場権を逃しました。

「常勝鹿島が勝てない」「憎たらしいまでの勝負強さはどこにいった」など、サポーターからしたらそう言われることにとても「悔しい」気持ちになります。選手も同様でしょう。

毎年選手の入団・退団があるので、ずっと勝ち続けることはそう簡単なことではありません。でも我らが鹿島アントラーズは勝ち続けなければならないのです。

選手もよく分かってるはずです。

今シーズン飛躍したGK沖悠哉(連続出場試合記録保持する曽ヶ端準、ACL優勝3度に全て出場しているクォンスンテを押しのけ今シーズン途中からレギュラーGK。鹿島ユースから昇格)、FW上田綺世が最終戦後涙を見せましたが、それを物語ってますね。

過去には、小笠原満男が2年目の1999年、ナビスコカップ決勝戦でPK戦となり、最終キッカーで外し準優勝となった試合。この試合後彼は涙を見せました。現地観戦していた私は「こいつは強くなる」そう確信し、その後は周知の通り。

最近では、2018年クラブW杯準決勝対レアル・マドリード戦に敗れた後、安部裕葵が涙を見せましたね。内田篤人をして「分かるんだよ、裕葵の気持ちが」と。安部裕葵はその後、FCバルセロナに移籍し、現在Bチームではあるもののトップチームに昇格しレアル・マドリードと再戦、勝利を収めるべく日々研鑽しています。

沖悠哉、上田綺世の涙はそれと重なるものがありましたね。彼らはまだ21〜22歳。今後チームを背負って立つ選手となるでしょう。

ここには登場しませんが、今シーズン高校卒業後入団した荒木遼太郎、松村優太、染野唯月など超高校級の選手もコンスタントに出場して結果も残すことができ、すでに来シーズンが楽しみです。


涙の数だけ強くなれるよ

風に揺れている花のように

自分をそのまま信じていてね

明日は来るよ

どんなときも


アラフォーには、こんな歌が頭をよぎります笑笑

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