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生成AIパスポート受けてみたの(追加・修正版)

2月に受験した生成AIパスポートに受かりました。

■受験したきっかけ

生成AIパスポートは去年2023年10月から始まったばかりの新しいIT系の検定試験です。

今アサインしている案件でも一部ChatGPTを使った機能があるので、「やっぱ、必要最低限の知識は知っといた方がいいかなぁ」と思っていたところ、テック系のメルマガで知りました。
勢いで公式テキストは買いましたが、その時は申し込まず。
因みに、なかなか正真正銘の第1回目の検定試験なんて受けられる機会はないので、受かる受からないは別にして受けとけば良かったかなと思ったのは内緒。

2月の受験もメルマガで開催を知ったと思います。
その時も受けようかな〜と迷っていたのですが、1月中旬に試験対策のWebセミナーに参加したのがきっかけで申し込みました。

そのセミナーに参加した人は専用のサイトで団体受験扱いで申し込みでき、かつ割引もあったので、そちらから申し込みました。
おかげで社会人になったらなかなかない団体申受験というスタイルも体験しました。

因みに、個人申し込みの場合は、今回は2月16日(金)〜2月17日(土)の2日間のみの受験日だったようですが、団体受験の場合は最終日が22日までに延長されていました。
HPの方には団体受験の場合の受験料の明記がないので、割引については団体受験ならではなのかそれともそのセミナーのみのサービス?だったのかは不明です。

■感想

大抵の資格・検定試験には大まかに2つあるかと思われます。

・一度合格すれば再度同じもの(級)を受けなくてもOK
・一度合格しても何度でも受験可能

この生成AIパスポートは後者にあたります。
参加したセミナーでその類いのことを言っていたので、一度受かったからって安心できる資格ではないということです。
生成AI自体(というかIT自体も?)がまだまだ発展中のものなので、いつ急に前の定義と真逆になる可能性もあり得るわけです。
なので、一度受かったとしてもシラバスや公式テキストの内容が変われば必要に応じて再受験する必要も出てきます。

そのため、いつどのシラバスや公式テキストの内容で受ければいいのか、タイミングが測り難いと思います。

また、内容としてはどちらかと言うと一般向けの内容のため、別に生成AI機能のテスト対策などについてはまったく触れてないので、本当に初歩的な内容の知識がわかっているかどうかの資格になります。

対策セミナーに参加してG検定やE資格が上位互換資格と取ってもいいように取れましたが、人によっては生成AIパスポートを飛ばしてそちらに挑戦してもいいかもしれません。

■勉強方法など

自分は元々勉強嫌いな方なので、気が向かない限り技術書なんて読まないことも多いのですが、それでも流石に多少の勉強はしました。

シラバスですが、大中項目と学習目的・項目、そしてそれぞれのキーワードを一覧表にしたものをPDFにしているのですが、なにしろ無理やり1ページにまとめているからか文字が小さいし、見難い。
そしてPDFのキーワードをコピペしてピックアップしようとすると文字化けする(Macのせいもある?)。
なので、シラバスなのに使い難かったです。
せめて複数ページに渡ってもいいから、もう少し見易くして欲しいですね。
因みに、自分はスプシで各章ごとに単語シートを作成して公式テキストに貼り付けていました(但し手入力のため間違いがあったが)。

書籍として最初に入手したのは公式テキスト。
電子書籍版ならKindle楽天KOBOで電子書籍版は購入できますが、いわゆるレイアウト固定(PDFみたいなやつ)で、フォントサイズを変えたりハイライトを付けるなどの機能がついていないものになります(Kindleのサンプルで確認)。
元々技術書は紙派なのですが、これは会員にならないと購入できない(どのみち受験の際はアカウント作成必須だが)。
そう言う意味では使い難いかも。
図やイラストもあって薄いので人によってはわかり易いと思います。
ただし、確認テストや模擬試験、単語のインデックスページはありません。

生成AIパスポート テキスト&問題集と言う本が今回の試験ギリギリの2月1日に発売されました。
こちらは公式テキストにはない問題部分やインデックスがあり、かつコンパクトにまとまっていました。
ただ「この1冊でOKだよ」と言い切れないところがあって、それはシラバスに載っているキーワードを全て網羅していないからです。
わかっているものだと「隠れ層」などがそうですが、公式テキストと併用するか、この本だけで勉強する場合はシラバスと照らし合わせて載っていないキーワードはネットで調べる必要があります。
そういう意味でも、シラバスは必要ですね。

副読本でG検定の公式テキストも買いました。
時間がなかったので、生成AIパスポートと重複しているいくつかのキーワードがこちらではどう表現されているかの確認くらいしかしませんでした。

■生成AI系の資格 今後

勉強した内に入らないので受かれば御の字かと思っていましたが、受かってホッとしているところです。

基本的にソフトウェアテスト界隈の人間だけど、この試験は生成AIの機能のテストのポイントなんて載っていない(JSTQB辺りでAIテストの試験を開始してくれない限り無理だな)のと、資格条件がないことからもエンジニア特化の内容ではないです。

なので、先ほども書きましたが人に寄ってはG検定から挑戦してもいいかもしれないです(G検定も一般向けの資格らしいですが)。

自分も今後シラバスや公式テキストの内容が変わっても内容は確認するかもしれませんが、再受験はしないと思います。

ただ、G検定の公式テキストなどを読んで「あ、難しい」って思ったら、生成AIパスポートのテキスト、もしくは初心者向けの生成AIの本に目を通して理解してからG検定の勉強を始めていいかもしれません。

生成AI関係の資格だとG検定と生成AIプロンプト検定(生成系AI検定に名称変更するらしい)を今年中に一度は挑戦したいです。
プロンプトにも興味持ったのは、ある程度理解できていればこちらでも「こんなプロンプトならどうでしょうか?」って提案できるかな、と思ったからです。
提案できるかはともかく、多少の知識があった方がこちらも理解し易いし。

とは言え一つ一つの受験料は決して安くはないし、テスト関係で先に受けたい試験もあるので、後回しにはなると思うけど、今の案件を離れることになっても知識は身に付けておいた方がいい(持っている資格を増やすためでもあるが)ので、受験については前向きに考えようかなとおもっています。

■追記

現在AIについてのテスト(機能としてのAI)については「AIソフトウェアのテスト―答のない答え合わせ [4つの手法]」かJSTQBの「AIテスティング」のシラバスくらいしか資料がないのではと思われます。
特にプログラミング経験がなくコードの書けない自分にとって、前者は最初の方は読めますがコードが出てくるページになると「うわぁ、ムリ〜」となってしまい、読み掛けです。

今後アサインする案件、もしくは転職先にもよるとは思いますが、AI周りの勉強はG検定や生成系AI検定の受験を中心として、本やシラバスの把握を行う形を想定しています。

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