小学生の婦人科疾患

家庭内の事なので公表すべきか迷ったのですが比較的珍しい症例だと言われたので、万が一同じ様な症状をお持ちの方や家族がいらっしゃる方の受診のきっかけになればと思いまして。

小学5年生の11歳児が卵巣嚢腫と診断されました。
今月になって週1〜3回、朝食後に腹痛・頭痛・気分が悪いと学校に遅れて行ったり休んだりする事があり、最初はPMSと生理痛だろうと思っていたんですが先週あたりから処方された鎮痛剤が効かなくなり婦人科を受診。
小学生なのでまずは小児科で出来る範囲内の検査をしてからと尿検査・血液検査・腹部超音波エコー・MRIへ。
翌日は普通に学校へ行ったのですがその翌日また腹痛・頭痛・気分不良で動けなくなり学校お休み。
検査の結果、卵巣周辺に腫れが見られるとの事で、翌日小児科にて再び腹部超音波エコーの検査・婦人科疾患なのがほぼ確定したので紹介状をもらい
(小児科の看護師さんが「ウチの婦人科、男の先生なんですよ……とコソッと教えてくれた。何年か前にこの病院は診療科目が縮小されて産婦人科→婦人科になったので……つまりそういう事※あまりお勧めできない)
隣県の医療センターで腹部超音波エコー再々検査の結果、卵巣嚢腫との診断がおりました。
現時点で①内膜症(チョコレート嚢胞)なのか②奇形腫なのか内容物が不明のため、1ヶ月ほど経過観察中です。
※①ならピルで抑制可能・但し副作用が出る可能性あり
※②ならピルは効果なし・増大するようなら摘出手術
可能性は低いですが急激な増大による茎捻転や破裂などの緊急事態が起きた場合には手術となるそうです。
腹痛などの症状はほぼ朝食後、登校前に起きる事が多くそれ以外は非常に元気で食欲もある為、自律神経やストレス方面も考えましたが初潮が始まったばかりの小学生でも婦人科疾患にかかる事はあるんですね……

と、言う訳で既に申し込んでしまった3月と6月のイベント、万が一欠席となってしまう事態も無きにしもあらずです。
その場合は申し訳ありません。