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春一番

2022/02/27 @甲府 KAZOO HALL
コールスロー現体制ラストライブ。
いつも楽しそうなライブをするから
ライブが始まる前もずっと
靖さんが脱退するなんて実感が
ひとつも湧かなかった。
企画名も『HAPPY』やし。

ハルカミライ

始まりはしっかりと"君にしか"。
コールスローに向けた、サビ前の
「サヨナラだぜ!」『君にしか歌えない』
はめちゃくちゃ良かった。
かっこいいサヨナラの言い方すぎた。
久しぶりの"君は何処へも行けない"は
ちょー良かった。何よりそこからが。
"Mayday"、"ウルトラマリン"、"predawn"、
パレード"、めっちゃ綺麗やった。
"パレード"では「行くぞ!」って言って
コールスローの"真夏のヒーロー"を歌った。
そのあと大サビを歌うとき、
「俺のヒーロー!」って言ってから入ったのが
胸熱で、前にINKYMAPの"白銀の夜に"を
歌ったときのことを思い出して
わかってたことやけど特別な夜を感じた。
MCでは何を話すかと思ったら須藤さんが
「山岡家の駐車場で俺と学が喧嘩して
それを止めてくれたのが靖さんで、
コールスローだった。」
「まじの殴り合いしてそれから真顔になったら
下唇が微妙に左にズレるんだよね〜」
って、良い話なのかなんなのかわからんけど
おもしろかったし、簡単にイメージできた(笑)
「曲が全部応援歌に聞こえるよな〜」
「場所によって変わるよね〜」
って話が自分もみんなもいつも感じてるところで
共感がすごくあったしここでも感じた。
歌詞がその時々で全然違う風に聞こえる。
ほかのバンドでもそうやった。
全部がコールスローと靖さんに向けて聞こえた。
"世界を終わらせて"では曲入りでいつものやつ
じゃなくて、この日だけの歌で、
「俺らみんな味方だよ」
「100年先の未来も僕ら友達さ」
って変えてたの最高に良いアレンジやった!

39degrees

(たぶん)初見のはずやけどめっちゃ知ってた。
歌詞の和訳はわかんないけどMCも良くて
ほんまに良いライブをしてた。
不意打ちの"at peep of the day"も
もちろん最高やったけどそれよりMCが
コールスローとの良い関係やったり
39の人間性とか本音がめっちゃ見れて良かった。
ライブを始める前にナオトさんが
「靖脱退知らない系?」
「HAPPYにいこうぜ!」
って言ってたのこれが39らしさなんやろなあ。
MCで「俺らが呼んでもらえたのは
HAPPYなライブが、笑えるようなライブが
できるからやと思ってます。」
「今日も笑える話持ってきてるんです。
でも本当のこと話したいと思います。
靖が脱退するのが本当に実感湧かなくて、
だって今日いるもん。やからそのことは
明日になったら考えたらいい。明日とか
つぎのライブを見て実感湧くかもしれへんし。」
って話をしてて、やっぱり今までコールスローを
見てきた人は同じこと思うのかなーって感じた。
その話をしてても「やばい泣きそう」って
ちょっと泣きながら言ってたのは、言葉で
言いつつもそれが本音で涙に表れたんやろなあ。
MCを入れる予定はなかった部分で
クリハラさんが止めて、
「あいつらが走っていくのか
あいつらが歩いていくのかわかりませんけど、
走るだろコールスロー」みたいなことを
言って"Decide"。最高にかっこよかった。
曲中ではサビ前にナオトさんが
「いってらっしゃい!」って言ったの
ほんまに良い仲間やなあ。
「またね、とか、また会おう、とか言うけど
解散脱退とかが当たり前っぽくなりつつ
ある中で俺らは言います、またな」
みたいなこと言ってた。
楽しいだけじゃなかった。最高でした。

Dear Chambers

始まる前のワクワクとステージに立ったときの
気合いがめっちゃ目に見えて感じた。
でぃあは今回はMCより曲で伝えてた。
「わんつー!」から"さよならは言わないでね"。
1曲目に持ってきたのが今日のためでもあって
これで今日は曲で訴えそうやなって感じた。
"forget"ではハルカミライが言ってた
「場所によって変わる」ってのを
早くもまた感じてた。寂しい感じがした。
最後まで止めがほとんどなくて
"東京"は入れようとしたらしいけど入れたら
50分になるから入れられなかったらしい、
それくらい詰め込んで曲で伝えたのは
何か言葉で話そうとすると目に見えるものが
出てくるからなのかもしれない。
でも結局はやっぱり出ちゃったみたい。

「ハルカミライとも39とも久しぶりで
こうやってまた会えたのは友達のおかけで、
巡り合わせで。」って話から
「ただ背中を押したい!勝手に解釈してくれ!」
って笑ったような、泣きながら言って
"BABY"、ここに思いが詰まってた。
そのつぎの"青年時代"では
39が言ってた「明日考えればいい」ってのを
サビの歌詞でめっちゃ強く感じた。
続けて思いがグッときたまま
「泣いたって笑ったっていい!(×2回)
本音をぶつけろ!」から"Decide"。
めっちゃかっこよかった。

やっぱり1日バンド全てが繋がって見えちゃう。
めちゃくちゃに強くヘイトをぶつけたところも
最後は"ベイビー・ドント・クライ"を
はなむけの曲として送ったのも
でぃあらしくてほんまに良かった。
最近「勝手」って言葉にハマってるらしく
この日の涙を誤魔化すように言った
「勝手に解釈してくれ!」が
個人的に大好きで嬉しい思いがあった。
ワンサイドに対する知見がまた増えた気がする。
ラヴァーの中で1番好きな曲や〜。それから、
コールスローの大親友、トリ前なのも感謝。

コールスロー

もう全部が靖さんに送る歌にしか聴こえんかった。
全部全部良くて楽しかった。
ほんまに脱退するんか?と思うくらい
楽しくて楽しそうで見てたらバンドマンとか
スタッフとかまでそんなヤジ飛ばしてた。
なんやろう、なんでかどんだけ考えても
コールスローのこの日は言葉にするのが
難しすぎる。目で見たものが全てになっちゃう。

セトリの始まりも最高で楽しかった。
"春一番 II"の曲入りでアツシさんが
「お前に歌ってやるよ」って靖さんに
言ってから始めたのめちゃくちゃ良かった。
「今日の順番もセトリも色々靖が決めた。
めっちゃありがたい。」
ってアツシさんが言ったのなんか
ほんまに助かった感あっておもろかった(笑)
この順番ほんまにさすがやし、
セトリもすんげえのにしたなあって感じやった。

「ちょっと昔の曲やろうと思います。」
から"夜な夜な"。イントロでフロアも湧いたし
聴けたの嬉しいしこれまでの10年を感じた。
企画名にあるし、本編の最後にやるかなと
思ってたら最後じゃなかった"HAPPY HELL"。
キタキタって感じで最高の盛り上がりやった。


アンコールでアツシさんが靖さんに
「この曲好き?」って聞いたら靖さんが
「アルバムの中で1番好き」って言ってから
"らみらみ"したの短くも良い会話やったなあ。
"らみらみ"で終わろうとしたの
個人的に初めてコールスローを見たときの
セトリの1曲目やって、初めて見たときの
ことを思い出したし解散ではないけど
なんだかいろんな思い込み上げてきた。
でもそれで終わらずアツシさんが
「やっぱもうちょっとやりたい。」
って言って、ダブアンでは
また"ぐっどばいぶれいしよん"やったし
4曲もやって最後までいつも見てた
楽しそうなコールスローと靖さんで
ほんまに心いっぱいになった。
靖さんが「またライブする日教えてね」
って言ったら「教える教える」とは答えたけど
「いつもHP更新してるの俺だからな!」
って言ったのおもろかったし、
シェー(イヤミってキャラの)も
いつもより多い「ビクトリー!」も
どれも最高やった(笑)
どこまでもおもろい人らやった(笑)

なにより、コールスローのライブを
コールスローを好きなみんなも
コールスローを好きなバンドマンと
今日出てたバンドマンとスタッフ
みんなが楽しそうやったし、
泣きながら両拳あげてたの見て
ほんまに良い友達やなあって見えた。
気づいたら自分も同じ状態やった。
コールスローが4組の中で1番楽しそうで
誰も泣かずに終わってたのが
コールスローらしくて企画名らしかった。
ほんまに良い日でした!

風が強くて春一番を感じました。