微睡む君に花は咲く
※この記事はクトゥルフ神話TRPG「微睡む君に花は咲く」のネタバレが含まれております
PL:ちあ
KP:尋
[メイン] KP : これより、惑星積ツヅリ様作クトゥルフ神話TRPG第6版
「微睡む君に花は降る」のセッションを開始します
◆導入
[メイン] KP : 眠気が、襲う。
ゆらゆらと、まるで赤ん坊のようにゆりかごに入れられ、あたたかいタオルケットに包まれて。
遠くで子守唄にも似た笛の音色を聞きながら。
世界のすべてが自身の味方かのような、万物から愛されているような、そんなあたたかさの中。
あなたは、ゆるゆる、めをあける。
[メイン] KP : 数度瞬きをすれば、ぼんやりとしていた視界がクリアになる。
気付く。自分の真上から、はらはら、きれいな花がふっていた。
真っ白いおおぶりな花びらは、光の加減によって薄水色にも、薄桃色にも見える。不思議な花だった。
それが、ひらひら、はらはら。自分の頭に、肩に、両の手に降ってくる。
その花びらの雨の向こうに、ようやく、誰かの姿が見えた。
[メイン] KP : それは、あなたのよく知る――藤だった。
あなたを見るその目は、泣きはらしたように涙の痕が見える。
その瞳は、あなたが目を覚ましたと分かると、大きく見開かれ、枯れることはない涙の膜で容易く覆われる。
勢いよく抱き着いてきた藤の肩越しに、あなたはようやくここが藤の家だということに気が付くのだった。
[メイン] 高田 宙也 : …わっ!?えっ!どうしたきゅーた!!!
[メイン] 藤 九郎太 : どうしたはこっちのセリフなんだけど…!びっくりした…
[メイン] KP : 目星とアイデアが振れます
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 64 > 成功
[メイン] KP : <目星>
自分はベッドに寝かせられている。
ここは寝室のようだ。あなたは藤の寝室を見たことがあるため、ここが藤の家であると認識できる。
また、服装は自身の着慣れた私服だ。ポケットなどを探ってみても、特に不自然なものが入っているわけでもない。
部屋が薄暗く感じたが、それは寝室の窓がカーテンでしっかりと閉じられているからだと気が付く。
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 57 > 成功
[メイン] KP : 前に何をしていたか思い出せない。
今が何日で、どうしてここにいるのか、あなたは全く状況の理解が出来ない。
[メイン] 高田 宙也 : え〜と...ごめん?なんか
[メイン] 高田 宙也 : というかなんでオレここにいんの?覚えてねぇんだけど......きゅーた何か知ってる?
[メイン] KP : 藤はあなたから身体を離し、あなたの両手をそっと握りながら、緊張した面持ちで話し出す。
[メイン] 藤 九郎太 : 落ち着いて、聞いてほしいんだけど…
[メイン] KP : 藤は真剣に、あなたの瞳を見つめて告げる。
[メイン] 藤 九郎太 : 君は――死んだんだ。
[メイン] 高田 宙也 : ……へ
[メイン] KP : その口から漏れる言葉は、冗談と笑い飛ばせるようなものだった。
しかし、握られた両手をよく見るならば、自身の手が透けて、その奥に藤の肌の色が見えていることが分かる。
自分は死んだ――? 一瞬でも、そう感じてしまったあなたは【SANc 1/1d4】
[メイン] 高田 宙也 : 1d100<=60 【SAN値チェック】 (1D100<=60) > 34 > 成功
[メイン] system : [ 高田 宙也 ] SAN : 60 → 59
[メイン] 藤 九郎太 : でも…僕もよくわかってないけど、目が覚めてよかった。
[メイン] KP : 顔色が悪いあなたを労わるように、藤はあなたの背中を撫でる。
そうされると何故か、あなたの口は勝手にこう告げる。
「君がそう言うなら、きっとそうなんだろう」
それが真実であるというように、自身の口角があがっているのが分かる。
[メイン] KP : 1d100を振ってください
[メイン] 高田 宙也 : 1d100
(1D100) > 4
[メイン] KP : どこかで、高く細い笛の音が聞こえたような気がした。
[メイン] 高田 宙也 : ん〜...……オレ本当に死んだのか〜...
[メイン] 藤 九郎太 : ……息止まってたんだけど、何か無事そう?大丈夫なの?
[メイン] 高田 宙也 : う〜ん...いや、大丈夫か分かんね
[メイン] 高田 宙也 : オレ死んだ時の記憶無いんだよな〜...きゅーたなんか知ってる?
[メイン] 藤 九郎太 : 知らない…僕が見たのは家の入り口で宙也が倒れてたところだったから…
[メイン] 高田 宙也 : え!!そうだったのか!!!!ごめんな〜重かっただろ〜〜(頭を撫でようとする)
[メイン] 藤 九郎太 : そ…その時は必死で…(避ける)
[メイン] 藤 九郎太 : でも…人間って、死んでも生き返るんだね…
[メイン] 高田 宙也 : え?これ生き返ってなくね?
[メイン] 高田 宙也 : 確かにご臨終した患者が数秒の間生き返った話は聞いた事あるけど……
[メイン] 高田 宙也 : オレ、多分生き返ってないぞ?
[メイン] 藤 九郎太 : は…?じゃあ何でこうして話してるの…?
[メイン] 藤 九郎太 : …幽霊!?
[メイン] 高田 宙也 : かもな〜〜ほら、オレ肌透けてるし(手を見せる)
[メイン] 藤 九郎太 : …?透けてないよ。色は白いけど
[メイン] 高田 宙也 : え?
[メイン] 藤 九郎太 : 宙也…とうとうボケちゃったの?僕の名前忘れたとか…言わないでね
[メイン] 高田 宙也 : ふふん、舐めるんじゃねーぞ!藤九郎太です!!覚えてっからな!!
[メイン] 藤 九郎太 : ………うん、そうだね(撫でる)
[メイン] 高田 宙也 : へへっ、これでボケてねーって分かっただろ!!
[メイン] 藤 九郎太 : うん、一回死んだ割にはしっかりしてるね。
[メイン] 高田 宙也 : ...なんか一言余計な気がする
[メイン] 藤 九郎太 : いつもの宙也で安心した…。
じゃあご飯食べよう。お腹減ったでしょ?
[メイン] 高田 宙也 : お!!いーのか!?食べる食べる!!
[メイン] 藤 九郎太 : いや…たいした物は作れないから期待しないでよ…
[メイン] KP : 藤はそう言って、寝室を後にしようとする。
[メイン] KP : 扉の前であなたに振り返り、「カーテンを開けたら驚くと思う」「あと、気になるなら僕の部屋の日記を見ても構わないよ」と告げてそのままキッチンの方へ向かっていく。
ぱたん、と閉じられた寝室には自分ひとり分の呼吸音しか聞こえない。
[メイン] 高田 宙也 : 日記見ていいんだ……あいつプライバシー気にしそうなのに
◆1日目
[メイン] KP : ひとりになった寝室で、あなたは改めて周囲を見渡す。
気になるのはここを出て行く際に藤が言っていた「カーテンを開けたら驚くと思う」という言葉だ。
[メイン] 高田 宙也 : ……カーテン開けたら驚くってどういう事だ?(カーテンを開ける)
[メイン] KP : 壁の上側のみにある小さめの窓には、青色のカーテンがぴったりと閉められている。
カーテンを開ける。
そこに広がっていたのは青空や夕焼けや星空などではなかった。向かいの家までの間に、いや、視界いっぱいにーー青が広がる。まるで最初からそこにあったかのように、窓から見える限り、一面が水に浸かっていた。思わず窓に顔を近づけ、頭上を見上げても、水面と空気の境を見つけることは出来ない。水族館の巨大な水槽を見ているような感覚。しかし確かに、あなたの知る、この窓から見える全ての場所が、水中都市のように水底に沈んでいた。
あなたは気付く、カーテンが青色なのではない。窓の外からきらめく水面が透けて、白色のカーテンがそう見えていたのだ。
【SANc 1/1d2】
[メイン] 高田 宙也 : 1d100<=59 【SAN値チェック】 (1D100<=59) > 75 > 失敗
[メイン] 高田 宙也 : 1d2 (1D2) > 1
[メイン] system : [ 高田 宙也 ] SAN : 59 → 58
[メイン] 高田 宙也 : えっ
[メイン] 高田 宙也 : え!?!なんだこれ!!
[メイン] 高田 宙也 : なんかどっかのアニメでこんな感じのあった気がすんな〜......なんだこれ……
[メイン] 高田 宙也 : てかこれガラス、水圧?とか大丈夫なのか?
[メイン] 高田 宙也 : ほえ〜すげーなこれ...写真でも撮っとくか(ポケットを漁る)
[メイン] KP : 先ほどは気が動転していたため、今度は落ち着いて自分の持ち物を確認する。
枕元に、自身のスマホが置かれていることに気付く。
しかし、電源が落ちているようで画面は真っ暗のままだ。日付も時間も確認することはできない。
[メイン] 高田 宙也 : あ、こっちか(スマホを取る)
[メイン] 高田 宙也 : って、電源も消えてんな(電源をつける)
[メイン] KP : スマホの電源は入らない。どうやら電池切れのようだ。
[メイン] 高田 宙也 : ……げ、まじか...スマホ死んだ...
[メイン] 高田 宙也 : はぁ〜〜オレもスマホも死んじまったよ〜〜どうすんだよ〜(ベッドに倒れる)
[メイン] 高田 宙也 : ……きゅーたのとこでも行くか(リビングに向かう)
[メイン] KP : なんの変哲もない、勝手知ったるリビング。
食事用のテーブルに、テレビ、ソファーが置かれている。
普段と違うのは、日当たりが良いはずの大きな窓を見ても、プールの中のように水に沈んでいる光景が広がっていることくらいだ。
[メイン] KP : 目星が振れます
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 62 > 成功
[メイン] KP : ソファーの傍に、スマホの充電コードがある。
自身のスマホを挿してしばらく待てば、スマホの電源が入る。
本来なら表示されるはずの日付や時間は文字化けしているかのように表示されない。
壊れてしまったのだろうか?ネットは繋がらないようだが、直前に閲覧していたであろうページが
開きっぱなしになっていた。
[メイン] KP : 【とあるネット記事】
『亡くなった人のことを思いだすと、天国でその人のまわりに綺麗な花が降ってくる』
"どこで読んだか覚えていないのだけれど、亡くなった人のことをこの世の誰かが思いだすと、天国みたいな遠い場所でその人のまわりに綺麗な花が降ってくるという話を聞いたことがある。
亡くなった人たちや死んでしまったペットを思いだす度に、私のなかでは彼らが座る場所の周囲に綺麗な花が音なく降り積もる。"
この発言に対するコメントがいくつか並べられた記事の最後は、下記のように締め括られていた。
"これを読んだあなたは誰のことを思い浮かべましたか?
いまごろ天国で花が降り注いでいるかもしれませんね。"
-------------
[メイン] KP : アイデアが振れます
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 89 > 失敗
[メイン] KP : SNSで話題になっていたようだが、いまひとつ記憶がはっきりしないようだ。
[メイン] 高田 宙也 : へー...そんな話があんだな〜......
[メイン] 高田 宙也 : ていうかきゅーたはキッチンか(キッチンに向かう)
[メイン] KP : リビングと繋がっているキッチン。
先ほど話していたように、藤の姿がある。トントンと規則正しく鳴る包丁の音と、食欲をそそる匂い。
どうやら、スープを作っているようだ。
[メイン] 高田 宙也 : お、うまそ〜!!(藤に近づく)
[メイン] 藤 九郎太 : ちょ、あんまり近づくと危ないから…
[メイン] 藤 九郎太 : 味の保証は…あ、宙也よりは…美味しくできると思う
[メイン] 高田 宙也 : 大丈夫だろ〜!!きゅーたの飯うめーし!!
[メイン] 藤 九郎太 : ………
[メイン] 藤 九郎太 : …っていうか、窓の外見た?綺麗だよね。
[メイン] 藤 九郎太 : 最初は驚いたけど…すぐに慣れると思う
[メイン] 高田 宙也 : お!見たぞ!!すげ〜よな!!
[メイン] 高田 宙也 : あれいつからあんなんになったんだ?
[メイン] 藤 九郎太 : つい、この間…かな。信じてもらえるかわからないけど、この街は海に沈んだんだ。
[メイン] 高田 宙也 : この間……そん時にはもうオレ死んでた?
[メイン] 藤 九郎太 : ……沈んだ、時は…僕もよく…。君が死んでたのはそれより後だよ。
[メイン] 高田 宙也 : へ〜.........そうなのか……
[メイン] 高田 宙也 : ...やばい、オレ本当に何にも覚えてねーわ。どうしようきゅーた
[メイン] 藤 九郎太 : …………
[メイン] 藤 九郎太 : ……僕と一緒にいてよ、宙也
[メイン] 藤 九郎太 : …ここで生活しよう。だめ?
[メイン] 高田 宙也 : ……?おー、いいけど
[メイン] 藤 九郎太 : ふふ…じゃあ、料理ができるまで待っててよ。あ、外には出ちゃだめだよ。また死んじゃうから
[メイン] 高田 宙也 : ……?分かった
[メイン] 藤 九郎太 : (機嫌が良い)
[メイン] 高田 宙也 : ……(頭を撫でる)
[メイン] 藤 九郎太 : だ、だから火使ってるから…あんまり近くにきちゃだめだって。
[メイン] 高田 宙也 : うははっ、ごめんごめん。機嫌いーなーって思って
[メイン] 藤 九郎太 : …茶化さないでいいから。これでご飯失敗したら宙也のせいだからね
[メイン] 高田 宙也 : うっ...ごめん(手を引っ込める)
[メイン] 藤 九郎太 : わかったら、大人しく「待て」してなさい。もう少しでできるから。
[メイン] 高田 宙也 : はいはーい(キッチンから離れる)
[メイン] 高田 宙也 : ……オレ、犬に見られてんのかな...
[メイン] 高田 宙也 : ...仕返しになんか物色してやろ(藤の部屋へ向かう)
[メイン] KP : 部屋は、綺麗に整理されていた。
部屋に入ると、藤の匂いがふわりと鼻を掠める。
[メイン] 高田 宙也 : 綺麗だな〜さすがきゅーた
[メイン] 高田 宙也 : ...さて、なんかめぼしい物はないかなっと(本棚を見る)
[メイン] KP : 獣医学の教本やアニマル写真集が並べられている。
[メイン] KP : 図書館または目星が振れます
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 31 > 成功
[メイン] KP : 適当な本を手に取ると、何かが本の隙間からはらりと落ちる。
どうやらメモのようで、中には手書きで【本格的なハンバーガーの作り方】というタイトルの下に、
カレーの材料と調理手順がかかれてた。裏には「喜んでもらえるといいけど」と書いてある。
[メイン] 高田 宙也 : おっ...と(メモを拾う)
[メイン] 高田 宙也 : ……(メモを見る)
[メイン] 高田 宙也 : ふふっ、いーもん見っけた
[メイン] 高田 宙也 : あいつやっぱ可愛いな〜
[メイン] 高田 宙也 : ...あ、そういえばあいつ日記見ていいって言ってたな(机に向かう)
[メイン] KP : 机の上にはノートパソコンが置かれているが、電源はつきそうにない。
また、先ほど藤が言っていたように日記を見つけることができる。
[メイン] KP : 〇月〇日
目が覚めたら、街が水で満たされていた。
意味がわからない。いや、自分自身も書くことによってこの状況をどうにか理解しようとしているのかもしれないが。とにかく、街が水底に沈んでしまったように、深海に落ちてしまったように、窓から見える一面、遠くの建物まで全てが水に浸かっていた。不思議なことに、息はできる。一体、世界はどうなってしまったのだろう?
〇月△日
好奇心から窓を少し開けてみた。すぐに水が入り込んできたので慌てて閉めた。潮の匂いが鼻につく。街を満たしていた水は海水だ。しかも、窓を開けると急に息が苦しくなった。まるで溺れているようだ、と感じるのは、視界いっぱいに海がうつっているからだろうか。どういう原理かわからないが、スマホやパソコンやテレビなどの情報源となりうるものは繋がらないのに、水道、ガス、電気などのライフラインは生きている。
〇月✕日
早朝、玄関から大きな音がした。
溺れる覚悟で開けてみると、扉の前に宙也が倒れていた。全身びしょ濡れで、肌も冷たくて、息をしていなかった。ここでようやく、宙也のことを思い出した。何で忘れていたんだろう。記憶がなくなってしまったように、すっぽりと、宙也のことだけを忘れていた。死んでしまった君を、慌ててベッドに寝かせてあげた。
-------------
[メイン] 高田 宙也 : ………
[メイン] KP : あなたは、身に覚えのない、自身の死の記録を目の当たりにする。
この不可解な状況が、確かに本当のことなのだと、ひやりと背中に恐怖が滑り込んできた。
【SANc 0/1】
[メイン] 高田 宙也 : 1d100<=58 【SAN値チェック】 (1D100<=58) > 36 > 成功
[メイン] 高田 宙也 : ……ということはオレは溺死?って事でいーのか?
[メイン] 高田 宙也 : ん〜でもな〜......普通家から出るか?町中海水で埋まってんのに
[メイン] 高田 宙也 : てゆーか絶対きゅーた重かっただろ〜な……申し訳ない事したな〜...
[メイン] 高田 宙也 : ……ダメだ〜!!なんも思い出せね〜!!
[メイン] 高田 宙也 : てゆーかドアとか開けれんのな。なんか水圧で開けれないかと思ってたけど
[メイン] 高田 宙也 : ……ちょっと試してみるか(玄関へ向かう)
[メイン] KP : 玄関。
外へ続く扉がひとつと、小さめの靴箱がある。
水圧で強く押さないと扉は開きそうにない。
[メイン] 高田 宙也 : ……あいつこれ開けたのか(軽くドアを押す)
[メイン] 高田 宙也 : 以外とゴリラだったりすんのか?
[メイン] KP : 扉は強い力で圧されており、開く事はできない。<戦闘系技能>で成功すれば無理矢理開く事ができるだろう
[メイン] 高田 宙也 : ......やめとくか、出るなって言われたしな
[メイン] 藤 九郎太 : …ご飯できたよ。
[メイン] KP : そう、キッチンからあなたを呼ぶ声がする。
どうやら、食事が出来上がったようだ。
あなたは部屋を見て回るのをやめ、リビングへと向かう。
鍋いっぱいのスープは、きちんとふたりぶんの器に入れられ、つけあわせのサラダと、ロールパンがふたつずつ、テーブルに並べられていた。
[メイン] 高田 宙也 : おっ!めっちゃうまそ〜!!
[メイン] 藤 九郎太 : たぶん、大丈夫。食べてみないとわかんないけど…
[メイン] 高田 宙也 : ん〜?大丈夫だろ!!きゅーたが作ったんだし!!
[メイン] 藤 九郎太 : …なにその根拠のない自信…僕だって失敗するよ。
[メイン] 高田 宙也 : まーまーいーだろ!!いただきまーす!
[メイン] 藤 九郎太 : いただきます。病み上がり…いや、死にあがり?なんだから無理して食べなくてもいいからね
[メイン] 高田 宙也 : ん?大丈夫大丈夫!!全部うめーから全部食える!!
[メイン] 藤 九郎太 : …う、うん。ありがとう…。
[メイン] KP : ふたりは、食卓を囲む。
外の様子さえ知らなければ、いつもと変わりない、ただの食事時の光景だ。
しかしここは海の中で、自分は一度死んでいて、外界との連絡手段が一切ない状態である。
[メイン] 藤 九郎太 : …僕も急な事が多くて戸惑ってるけど…その、宙也は大丈夫?
[メイン] 高田 宙也 : う〜ん......まあ、疑問はずっと降ってはきてんな
[メイン] 高田 宙也 : オレって溺死って事で良いのか?
[メイン] 藤 九郎太 : …たぶん、そうなんじゃないかな。僕はあまり…人の体に詳しくないんだけど。
[メイン] 藤 九郎太 : でも…あ、日記みたと思うけど、あんな感じだったから、溺死だと思う
[メイン] 高田 宙也 : ん〜だよな〜......
[メイン] 高田 宙也 : でもな〜...う〜ん...
[メイン] 藤 九郎太 : …どうしたの?
[メイン] 高田 宙也 : いや、溺死だったら多分だけどオレが外に出たから死んだって事だろ?
[メイン] 藤 九郎太 : …そう、だね
[メイン] 高田 宙也 : まずオレが外に出んのか?って話なんだよな。もしそうなら馬鹿だよな〜って
[メイン] 藤 九郎太 : ………
[メイン] 藤 九郎太 : …馬鹿だったんじゃない?
[メイン] 高田 宙也 : む!?なんだと〜!?このやろ〜!!!(頭をわしゃわしゃする)
[メイン] 藤 九郎太 : …!ちょっと、やめてよ…ふふ、
[メイン] 藤 九郎太 : 撫でられた代わりに、僕にも撫でさせてよ(やり返す)
[メイン] 高田 宙也 : わっ、...うははっ、かわい〜やつ
[メイン] 藤 九郎太 : …宙也、ここから出ようとしてない、よね?
[メイン] 高田 宙也 : ん〜...してねーよ?
[メイン] 藤 九郎太 : …うん、それならいい
[メイン] 高田 宙也 : ……な〜きゅーた
[メイン] 藤 九郎太 : …なに?
[メイン] 高田 宙也 : ありがとうな、助けてくれて
[メイン] 藤 九郎太 : …!そんなの、当たり前でしょ。
[メイン] 高田 宙也 : ……うははっ!そうだな!
[メイン] 藤 九郎太 : ………
[メイン] 藤 九郎太 : ……お風呂、入る?沸かしてこようか?
[メイン] 高田 宙也 : お、いーの?じゃ、お願いします!
[メイン] 藤 九郎太 : …そんなに時間かからないから、好きに過ごしてて。テレビ見れないから暇かもしれないけど…。
[メイン] 高田 宙也 : ん!りょーかい!
[メイン] KP : ーーーーーー
しばらくして、風呂場から藤が戻ってくる。
[メイン] 藤 九郎太 : …どうぞ
[メイン] 高田 宙也 : ありがとな〜!!お借りします!
[メイン] 藤 九郎太 : ゆっくり入っていいから、しっかりあったまってね
[メイン] 高田 宙也 : はいはーい!
[メイン] 藤 九郎太 : …お風呂あがったら喉乾くだろうし、飲み物用意して…
[メイン] 藤 九郎太 : …あとは髪乾かさなかった場合にドライヤーも準備、と
[メイン] 藤 九郎太 : 洗い片付けも済ませておかないと。すぐお腹減りそうだから夜食も軽く…
[メイン] 高田 宙也 : ......すっきりした〜!!(リビングに戻る)
[メイン] 藤 九郎太 : …やっぱりね。
[メイン] 高田 宙也 : んえ?何が?
[メイン] 藤 九郎太 : …こっちきて。髪乾かしてあげるよ
[メイン] 高田 宙也 : お、良いのか?
[メイン] 藤 九郎太 : …また風邪ひかれても困るし。
[メイン] 高田 宙也 : なははっ、それもそーだな!じゃ〜お言葉に甘えて!
[メイン] 藤 九郎太 : ……よしよし、えらいえらい
[メイン] 高田 宙也 : えへへ、そーだろ〜
[メイン] 藤 九郎太 : …可愛い(小声)
[メイン] 高田 宙也 : ん?なんか言ったか?
[メイン] 藤 九郎太 : 何も。
[メイン] 高田 宙也 : ん〜?そうか!
[メイン] 藤 九郎太 : ……
[メイン] 藤 九郎太 : 髪乾いたら、もう寝て。疲れたでしょ?
[メイン] 高田 宙也 : ん〜...まぁ、言われたらなんか疲れてきたよーな気がする……
[メイン] 藤 九郎太 : うん、無理もないよ…。僕のベッド使っていいから、ちゃんと休んでね
[メイン] 高田 宙也 : お、そーか!ありがとなきゅーた!!(頭を撫でる)
[メイン] 藤 九郎太 : …もう、いいから
[メイン] 藤 九郎太 : …あ、あと、喉乾いたら冷蔵庫に入ってるお茶飲んで。お腹減ったらおにぎり作ってるから食べていいからね
[メイン] 高田 宙也 : おぉ……手際が良い......
[メイン] 藤 九郎太 : …ペットの世話には慣れてるから
[メイン] 高田 宙也 : ……お前やっぱりオレの事犬かなんかだと思ってるだろ!!
[メイン] 藤 九郎太 : 正解。…僕は人よりも犬の方が好き。だから宙也の事も好き。
[メイン] 高田 宙也 : ……なら良かった...のか?
[メイン] 藤 九郎太 : …おー、よしよしいい子。もうお休みって事で「ハウス」はあちらです(ベッドを指さす)
[メイン] 高田 宙也 : む……
[メイン] 高田 宙也 : ……おら〜!!(藤を抱いてベッドにダイブする)
[メイン] 藤 九郎太 : !…ちょ、ちょっと…!
[メイン] 高田 宙也 : 犬はご主人様が恋しいんで〜す。一緒に寝てくださ〜い
[メイン] 藤 九郎太 : ………うう…
[メイン] 藤 九郎太 : ……し、しかたない…な…。
[メイン] 高田 宙也 : …へへ
[メイン] 高田 宙也 : おやすみ、きゅーた
[メイン] 藤 九郎太 : …おやすみ。
[メイン] KP : 夜。寝室で眠りにつくあなたは夢を見る。
先ほどのように、藤と談笑しながら、食卓を囲む夢だ。
何の話をしているのかはわからない。無声映画のように、藤がこちらに向かって笑顔を向ける。
[メイン] KP : しかし、何か、自分が話しかけた途端、藤の表情が歪む。
みるみるうちにその顔からは生気が失われる。頬はこけ、目は落ち窪み、唇は水気を失っていく。
そしてあなたの目の前で、その姿が泥のように溶けていった。
完全に泥の塊になった藤を、あなたはただ、目の前で見つめていることしかできなかった。
――あなたはそこで、目を覚ます。
全身にびっしょりと汗をかき、呼吸は荒くなっていた。
夢だ。そう気付いてもしばらく、あなたの心臓はうるさく鳴っていた。
【SANc 1/1d3】
[メイン] 高田 宙也 : 1d100<=58 【SAN値チェック】 (1D100<=58) > 81 > 失敗
[メイン] 高田 宙也 : 1d3
(1D3) > 2
[メイン] system : [ 高田 宙也 ] SAN : 58 → 56
◆2日目
[メイン] KP : 目を覚ますと、すでにリビングには藤の姿がある。
「おはよう」
あなたににこやかに笑いかけるその姿に、あなたはほっと胸をなでおろす。
[メイン] 藤 九郎太 : ご飯の用意、できてるよ。食べれる?
[メイン] 高田 宙也 : (藤を抱きしめる)
[メイン] 藤 九郎太 : …!な、なに…?
[メイン] 高田 宙也 : ………なんでもない
[メイン] 高田 宙也 : ......食べる
[メイン] 藤 九郎太 : …?うん…。
[メイン] KP : あなたは、今日も家で一日を過ごすことになる。
昨日と同じ探索箇所を調べることができる。
[メイン] KP : 二日目以降、各探索箇所でPOW対抗を行う事ができます。タイミングはいつでもOK。現状を甘受するのであれば、真実を知らないままでも構いません。
[メイン] 高田 宙也 : ……暇だな...
[メイン] 高田 宙也 : …...なんかないかな(寝室に向かう)
[メイン] KP : 1日目でスマホを持ち出している場合、特に変化はない。
[メイン] 高田 宙也 : ……(リビングに戻る)
[メイン] KP : 部屋の見た目に変化はない。
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=50
(1D100<=50) > 64 > 失敗
[メイン] KP : POW×5を振ってください
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=12*5 【POW × 5】 (1D100<=60) > 94 > 失敗
[メイン] KP : あなたはリビングを見るが、特に違和感は感じないだろう。
[メイン] 高田 宙也 : ……な〜きゅーた〜(呼びかける)
[メイン] 藤 九郎太 : …ん?どうしたの?
[メイン] 高田 宙也 : ちょっと本借りてもいい?
[メイン] 藤 九郎太 : …本?いいけど…何の本?
[メイン] 高田 宙也 : ん〜なんでもい〜や。とりま部屋にある本借りていい?
[メイン] 藤 九郎太 : そんなアバウトな感じでいいの…?貸す分は別にいいけど…。
[メイン] 高田 宙也 : い〜のい〜の暇だし(藤の部屋に向かう)
[メイン] 藤 九郎太 : …じゃあ僕はご飯作ってるから。読んでもいいけど、元に戻しておいてね。
[メイン] 高田 宙也 : はーい
[メイン] KP : 部屋の見た目に何も変化はない。
[メイン] 高田 宙也 : ……なんか追加されてっかな(日記を見る)
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=50
(1D100<=50) > 99 > 致命的失敗
[メイン] KP : 本が落ちてきて頭に直撃する。HP -1。
[メイン] system : [ 高田 宙也 ] HP : 13 → 12
[メイン] 高田 宙也 : あでっ
[メイン] KP : POW×5が振れます
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=12*5 【POW × 5】 (1D100<=60) > 26 > 成功
[メイン] KP : あなたの視界が、何かに遮られる。
一瞬、くらりと眩暈に襲われる。
次の瞬間、はらはら、ひらひらと、頭上から花びらが降り注いでいた。それは薄桃色にも薄水色にも見えた。
ふわりと頭や肩、差し出した手のひらに花びらが降り積もっていく。
そして、やがてその花びらは雪のように溶けていった。
目に映る景色が元に戻ると、日記に書かれた内容が変わっていることに気がつく。
[メイン] KP : 〇月〇日
大学の帰りに、道で転んでいたおばあさんを助けた。目の前で転ばれたから仕方なくだけど、気に入られたのか、お礼にと近くの喫茶店で紅茶をご馳走になった。最近旦那さんを亡くしたようで、話を色々聞いてあげた。大切な人は?としつこく言われたから、彼の話もした。
〇月△日
最近悪夢を見る。
宙也が死ぬ夢だ。それも、普通に死ぬわけじゃない。よくわからない化け物に食われて、変な呪文で黒い泥のようになって、ある時は自分が異形の姿になって。悪夢は、飽きずに毎日毎日毎日、色々な方法で宙也を殺す。本当はこうして文字にするのもおぞましい。嫌だ。いやだ。いやだ。どうすれば、どうしたら、もしかしたら、いつか、本当に、本当に死んでしまったらどうしよう、宙也がいないなんて、ぼくは
〇月✕日
またおばあさんに会った。夫の形見だと言って、これを渡してくれた。
大切なものだから、いつも肌身離さず持っていなさいと言われた。
簡単なことだった。
夢が現実にならないように、先に宙也が、僕の前から離れられないようにすればいい。なんだ、簡単だ。彼は優しいから、きっと信じてくれる。
今日も、宙也が死ぬ夢を見た。
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[メイン] 高田 宙也 : ………
[メイン] 高田 宙也 : ………きゅーた...
[メイン] 高田 宙也 : ...さっきの景色、なんか関係あんのかな
[メイン] 高田 宙也 : ...あ、メモ。なんか変わってっかな(メモを見る)
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=50
(1D100<=50) > 37 > 成功
[メイン] KP : あなたの視界が、何かに遮られる。
一瞬、くらりと眩暈に襲われる。
次の瞬間、はらはら、ひらひらと、頭上から花びらが降り注いでいた。それは薄桃色にも薄水色にも見えた。
ふわりと頭や肩、差し出した手のひらに花びらが降り積もっていく。
そして、やがてその花びらは雪のように溶けていった。
目に映る景色が元に戻ると、ハンバーガーの作り方が書かれたメモの内容が変化していることに気がつく。
[メイン] KP : 【魂の歌】
この呪文の対象になった者は、呪文の使い手が望んだ物だけを見、望んだ物だけを聞くことになる。
呪文をかけるためには8マジックポイントと1D4の正気度ポイントのコストがかかる。それから魔力を付与されている骨のホイッスルを演奏する。ホイッスルを吹く者が見せたいと思った物だけを見ている犠牲者は、催眠状態のまま、悲劇的な運命に向かってでも、破滅に向かってでも、かまわずに突き進んでいく。魂の歌の効果を打ち消すためには、ホイッスル自体を破壊する必要がある。
[メイン] 高田 宙也 : ……なに、これ
[メイン] 高田 宙也 : なんだこれ………
[メイン] 高田 宙也 : ……つまり、今町中が海なのはきゅーたがそれを望んだから...って事でいーのか?
[メイン] 高田 宙也 : (メモをしまう)
[メイン] 高田 宙也 : (キッチンに向かう)
[メイン] KP : 藤がおり、話が聞ける
[メイン] 高田 宙也 : ...なあ、きゅーた
[メイン] 藤 九郎太 : ん?どうしたの…?神妙な顔して
[メイン] 高田 宙也 : ……日記、見たんだけどさ
[メイン] 藤 九郎太 : ……うん
[メイン] 高田 宙也 : ……(頭を撫でる)
[メイン] 高田 宙也 : 怖かったよな......ごめんな。気づいてやれなくて
[メイン] 藤 九郎太 : …え、な、何?急に。
[メイン] 藤 九郎太 : 宙也が死んだことなら、気にしなくていいよ。…っていうか、いつまで気にしてるの?
[メイン] 高田 宙也 : ……オレもさ、今日、夢見たんだよ
[メイン] 高田 宙也 : きゅーたが、黒い泥みたいになる夢
[メイン] 藤 九郎太 : え…何それ。僕は見たことないよ…?
[メイン] 藤 九郎太 : 昨日もゆっくり眠ったし…
[メイン] 高田 宙也 : ...今じゃないよ
[メイン] 高田 宙也 : 結構前……多分、町中が海になる前じゃないか?
[メイン] 高田 宙也 : お前も、見てたんだよ。オレが見たような夢
[メイン] 藤 九郎太 : …そんなの覚えてない…わからない。
[メイン] 藤 九郎太 : …僕はそんな夢見たことないってば。前にも後にも。宙也、やっぱり変なんじゃない?
[メイン] 高田 宙也 : ……そっか
[メイン] 高田 宙也 : あ、そーだ。きゅーた、なんか持ってる?
[メイン] 藤 九郎太 : …?なんかって、何?
[メイン] 高田 宙也 : なんか笛?ていうかホイッスル?みたいなやつ
[メイン] 藤 九郎太 : …何それ、鳴らしたら宙也がくるの?
[メイン] 高田 宙也 : だーかーらー!オレは犬じゃねーっての!
[メイン] 藤 九郎太 : …犬でしょ。吹いてほしいってこと?おもちゃ?
[メイン] 高田 宙也 : むー!!違うっつーの!!
[メイン] 藤 九郎太 : さっきから訳わかんない事言って
[メイン] 藤 九郎太 : …体調悪いなら休んでていいよ
[メイン] 藤 九郎太 : …だからここにいて、宙也
[メイン] 高田 宙也 : ……分かった
[メイン] 高田 宙也 : ……(リビングに向かう)
[メイン] KP : 部屋の見た目に何も変化はない。
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=50
(1D100<=50) > 16 > 成功
[メイン] KP : あなたの視界が、何かに遮られる。
一瞬、くらりと眩暈に襲われる。
次の瞬間、はらはら、ひらひらと、頭上から花びらが降り注いでいた。それは薄桃色にも薄水色にも見えた。
ふわりと頭や肩、差し出した手のひらに花びらが降り積もっていく。
そして、やがてその花びらは雪のように溶けていった。
目に映る景色が元に戻ると、リビングに置かれているテレビがついていることに気がつく。
[メイン] KP : 【テレビ:ニュース番組】
本日朝9時頃、✕✕区○○公園にて高齢の女性死体が発見されたニュースの続報です。現場の状況から見て警察は自殺と判断。身元確認を急いでおりましたが、先程、都内に住む松下初江(はつえ)さんであることが判明いたしました。松下さんの夫は先月不審死を遂げた✕✕大学教授・松下行成(ゆきなり)氏であり、警察は――
[メイン] KP : 知識またはオカルトが振れます
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=75 【知識】 (1D100<=75) > 8 > スペシャル
[メイン] KP : 【松下行成について】
・✕✕大学の文化人類学部教授
・その土地に根付く文化や風習を調査していたことが転じて、因習や儀式といったオカルト的な方面に明るくなる。オカルト方面では名の知れた人物である。
・先月、自宅の一室に描かれた魔方陣の中心で死亡しているのを発見された。当時のネット掲示板で面白おかしく取り上げられていたのを偶然知っていた。
[メイン] 高田 宙也 : ……なんでテレビが...
[メイン] 高田 宙也 : ていうか初江さんの旦那さんって松下教授なのか
[メイン] 高田 宙也 : ……松下教授って...
[メイン] 高田 宙也 : ……あれ、松下教授からの入れ知恵か
[メイン] 高田 宙也 : でもな〜...きゅーたホイッスル持って無さそうだったしな......う〜ん...
[メイン] 高田 宙也 : ……(玄関に向かう)
[メイン] KP : 昨日と特に変わった事はない。今日も水圧でドアは簡単に開ける事ができない状態である。
[メイン] 高田 宙也 : ……う〜ん...ないか〜
[メイン] 高田 宙也 : ……………(ドアを見つめる)
[メイン] 高田 宙也 : ……まだ、やめとくか
[メイン] 藤 九郎太 : …何、やってるの?
[メイン] 藤 九郎太 : そんなとこに立ってないで、こっちで休んで。…顔色悪いよ?
[メイン] 高田 宙也 : ………きゅーた
[メイン] 高田 宙也 : ...なぁ、本当に、何も持ってないか?
[メイン] KP : POW対抗、または目星を振ってください
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 60 > 成功
[メイン] KP : 藤の胸元に違和感がある。
服の下に、何かネックレスのようなものをつけているようだ。
[メイン] KP : 医学が振れます
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=85 【医学】 (1D100<=85) > 5 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] KP : 成長判定:<医学>を振ってください
失敗で1の成長、成功は0とする
[メイン] 高田 宙也 : CCB<=85 【医学】 (1D100<=85) > 59 > 成功
[メイン] KP : また、藤の目の下にはっきりと隈が見え、声にも覇気がないと感じる。
酷い寝不足ではないか、と感じる。
[メイン] 高田 宙也 : ……なあ、きゅーた(藤に近づく)
[メイン] 高田 宙也 : 本当は、寝れてないだろ
[メイン] 藤 九郎太 : …なんで、
[メイン] 藤 九郎太 : なんで…わかったの…?
[メイン] 高田 宙也 : 隈、出来てる(目の下を触る)
[メイン] 藤 九郎太 : …っ(びっくりする)
[メイン] 藤 九郎太 : …僕が眠れてないなんてどうでもいいよ。
[メイン] 高田 宙也 : どうでもいいはずないだろ!
[メイン] 藤 九郎太 : っどうでもいいってば!そんな…そんな事より…っ
[メイン] 高田 宙也 : オレが死ぬのが怖いのか?
[メイン] 藤 九郎太 : ………
[メイン] 藤 九郎太 : ……うん、すごく、すごく怖い。
[メイン] 藤 九郎太 : …こうして、閉じ込めて、どこにも行かせたくないんだ。
[メイン] 藤 九郎太 : 一緒にいないと…宙也は死んじゃうから
[メイン] 高田 宙也 : (藤を抱きしめる)
[メイン] 藤 九郎太 : …、…死なないで、お願い(抱きしめ返す)
[メイン] 高田 宙也 : ……死なない
[メイン] 高田 宙也 : お前を残して死ぬなんて絶対しない
[メイン] 藤 九郎太 : ……、本当に…?
[メイン] 高田 宙也 : 本当
[メイン] 高田 宙也 : 約束する
[メイン] 藤 九郎太 : ………こんな事した僕を…まだ好きでいてくれるの?
[メイン] 高田 宙也 : うん
[メイン] 藤 九郎太 : ………はは、人、見る目ないね宙也
[メイン] 高田 宙也 : ...そんな事言うな
[メイン] 藤 九郎太 : ……ごめん、ごめんね、色々…
[メイン] 藤 九郎太 : これ…今の宙也には見えてるの…?(笛を見せる)
[メイン] 高田 宙也 : うん。ばっちし
[メイン] 藤 九郎太 : …これ、おばあさんにもらったんだ。これのお陰で、僕の望みは叶えられてた。
[メイン] 藤 九郎太 : ……これがなくなっても、宙也は死なないのかな。あの夢が、また…。
[メイン] 高田 宙也 : 死なねーよ
[メイン] 高田 宙也 : 死なない。お前の前でも、お前のいない所でも
[メイン] 高田 宙也 : 寝付けないなら毎晩一緒に寝てやる。もし、夢を見たならずっと一日中傍にいてやる
[メイン] 藤 九郎太 : ……やっぱり、宙也は優しいね…
[メイン] 藤 九郎太 : 宙也が死なないって言うんなら…きっと、そうなんだよね。
[メイン] 藤 九郎太 : …これ、もういい。宙也の好きにしても、いいよ。(笛を渡す)
[メイン] 高田 宙也 : ……!(笛を受け取る)
[メイン] 高田 宙也 : ……きゅーた
[メイン] 高田 宙也 : 信じてくれて、ありがとう(頬にキスをする)
[メイン] 藤 九郎太 : …!……うん、宙也が、大好きだから。
[メイン] 高田 宙也 : ...うははっ!!オレも!!
[メイン] 高田 宙也 : ……じゃ、さよならだな。この世界と
[メイン] 藤 九郎太 : ……うん、もういらない。
[メイン] 高田 宙也 : ん、じゃ
[メイン] 高田 宙也 : じゃあな(足で笛を踏み潰す)
◆エンディング
[メイン] KP : あなたは藤から受け取った小さな笛を、壊す。
パリン。あっさりと割れたそれを視認して、気付く。
[メイン] KP : 自分の真上から、はらはら、きれいな花がふっていた。
真っ白いおおぶりな花びらは、光の加減によって薄水色にも、薄桃色にも見える。不思議な花だった。
それが、ひらひら、はらはら。自分の頭に、肩に、両の手に降ってくる。
[メイン] KP : 降り積もるかと思ったその花が、まるで雪のようにとけてなくなった時、目の前の藤があなたに向かって倒れこんできた。
慌てて抱きかかえれば、すうすうと、規則正しい寝息をたてていることがわかる。
[メイン] KP : そして、部屋にはまぶしい朝日が差し込んできていることにも気付くことができる。
窓から見えたあの海は、本当にこの笛が見せた幻覚であったということを理解するだろう。
[メイン] KP : いつの間にかついていたテレビから「今日は絶好のお花見日和でしょう」という暢気な知らせが耳に届く。
終わったのだ、と脱力する。
あなたは帰ってきたのだ。
腕の中で眠る藤と、ふたりきりではない、何者にもなれる、花咲く現実に。
[メイン] KP : END-A:微睡みは君の隣で
[メイン] KP : 両生還です!お疲れ様でした!
[メイン] KP : SAN報酬
・生還→1d6
・悪夢を見た回数×1d3
[メイン] 高田 宙也 : 1d6
(1D6) > 3
[メイン] 高田 宙也 : 1d3
(1D3) > 2
[メイン] system : [ 高田 宙也 ] SAN : 56 → 61
[メイン] system : [ 高田 宙也 ] SAN : 56 → 63
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