鬼神卓「暑と寒」

PC 鼓 楽(PL :むつみ いつき)
弐乃 銀城と幼馴染。10年くらいギスってた。
小学生みたいな喧嘩をする。

KPC 弐乃 銀城(PL :尋)
鼓 楽と幼馴染。(鼓のせいで)永久に一位になれないので恨みつらみもありつつ憧れの存在でもある。とても頭が弱い。

※クトゥルフ神話TRPGログ
※自由に改変したりなどしてます 
※以降ネタバレを含みます


 KP : これより「終末絶望卓 葬儀場」様作、クトゥルフ神話TRPG『暑と寒』を始めます。

KP : 朝、目が覚める。あなたはいつも通り朝のルーティーンをこなしながら過ごすだろう。
そう言えば、今日は弐乃があなたの家に来る予定になっていた。

KP : あなたは目が覚めると不思議と暑いことに気づく。 気温を確認してもそんなに暑くないのに、体は不調を訴えている。
熱や頭痛があるというわけではなく、ただ単純に体が暑いのだ。 それでも我慢できないほどではない。

鼓 楽 : ……?ん~…なんかあつい?

鼓 楽 : え~…熱でもあんのかな

鼓 楽 : ちょっと測ってみるか、銀に移しちゃ悪いし熱あったら追い返そ

KP : あなたは体温計を取り出し、熱を測ってみる。体温計には「37.2」と表示されているだろう

鼓 楽 : 微熱…ん~……まぁ平温高いからな~熱じゃなさそう

KP : 少しの暑さを抱えながらも、弐乃がもうすぐ来る時間だ。出迎えなければならないだろう。

KP : 幸運を振ってください

鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 75 > 失敗

KP : そうこうしているうちにインターホンが鳴る。

鼓 楽 : …っべ、来ちゃった

 鼓 楽 : はいは~い(玄関に向かう)

 KP : 出るなら弐乃 が居るだろう。だが、様子がおかしい。 弐乃は微かに震えているように見える

KP : 弐乃は小さく震えながら、あなたを見る。真冬の外を歩いてきたように鼻を赤くし、どこか視点の定まらない様子で鼓を見ている。

KP : 思わずと言ったように 弐乃が鼓に触れると、途端堰を切ったようにあなたを引き寄せた。

 弐乃 銀城 : …あったけぇ…

鼓 楽 : ………どったの。

KP : そう言うと耐えきれない様子で鼓を抱きしめる。そのまま体を離さないように、肌を少しでも 触れ合わせられるように顔を擦り寄せて来る。

KP : そこであなたは気づくだろう、自分の体が極度に暑くなっていたことに。
冷たい体温が気持ちがいい。気づけばこの暑さを解消するため手を握っていた。

KP : 1d10を振ってください

鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 4

KP : 4:体の暑さのせいで頭が上手く回らない。頭が沸騰してしまったようだ。頭を撫でても らいたくなる。

鼓 楽 : …あは、なーんか銀冷たくて気持ちいーね。(手にすり寄る)

 弐乃 銀城 : ……お前…そんなあったけかったか?

弐乃 銀城 : あー…さみぃ…死ぬ(頬に手をそえる)

鼓 楽 : ……ね、銀。撫でてよ。なんかそんな気分。

弐乃 銀城 : ……あ?うん…いいけど(撫でる)

鼓 楽 : ん~……気持ちい

弐乃 銀城 : ………

弐乃 銀城 : 1d10 (1D10) > 1

KP : 1:症状に我慢ができず、相手の額と自分の額を合わせてしまう。ここが一番体温が感じられる場 所だ。

弐乃 銀城 : …おい(両手で顔をつかむ)

鼓 楽 : んえ、なによ。

弐乃 銀城 : (無言で頭を勢いよくぶつける)

鼓 楽 : い゛った!!!!なに!?

弐乃 銀城 : …頭くっつけてぇ…だけ。

KP : 暫くすると体の不調が緩和されてくる。

鼓 楽 : くっつけてぇだけって……くっそ痛かったんですけど…

鼓 楽 : てかキスされるかと思ったんだけど~?

弐乃 銀城 : なわけねぇだろ…!うるせぇ…さみぃんだよこっちは!

鼓 楽 : んなもん知らんし……いや、おれもあついけど。

弐乃 銀城 : ……ん、お前体暑いぞ、熱あんのか?

鼓 楽 : たぶん?

鼓 楽 : だから追い返そうと思ったのにさ~お前抱き着いてくるし

弐乃 銀城 : うるせぇな!朝起きてから妙に寒くて…歩いてたらどんどんどんどん寒くなんだよ!

弐乃 銀城 : …今はちょっと治ったけどよ…あー、またぶり返す気がする

弐乃 銀城 : ………

鼓 楽 : お前も風邪ひいてんじゃねーの。二人してどっかから貰ったか~?

KP : では、ここで幸運を振ってください

 鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 80 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=50 【幸運】 (1D100<=50) > 96 > 致命的失敗

KP : 弐乃は足がもつれてこけそうになり、鼓を押し倒してしまう。

system : [ 弐乃 銀城 ] HP : 16 → 15

 鼓 楽 : っ、て……なんだよ

弐乃 銀城 : うわ!わ、わざとじゃねぇわばーか!(急いで退く)

鼓 楽 : わざとじゃないにしろ、気を付けてよね。めーっちゃ痛かったんですけど。

弐乃 銀城 : ………すまん

鼓 楽 : もういいけどさ~

KP : 聞き耳を振ってください

鼓 楽 : CCB<=83 【聞き耳】 (1D100<=83) > 48 > 成功

KP : ふと、テレビの音声が耳に入る『正体不明の病が流行っているようです。皆さん体調管理はしっかりと!……』

鼓 楽 : …ん?

鼓 楽 : ……銀、今の聞いた?

弐乃 銀城 : あ?なんだよ

鼓 楽 : 聞いてないんかい…

弐乃 銀城 : うるせぇな、ばかにすんじゃねぇ…聞いてはなかったけど!

鼓 楽 : へぇへぇ……

鼓 楽 : なんでも、「正体不明の病」が流行ってんだとさ。

弐乃 銀城 : やまい?もしかして俺たちのこれか!?

鼓 楽 : 多分そうだと思う。

弐乃 銀城 : なんっでおれたちがこんな事なってんだよ…!

KP : アイデアを振ってください

鼓 楽 : CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 22 > 成功

KP : とある健康補助食品を食べたことを思い出す。 製薬会社の試作品らしく街角で配っていた。

弐乃 銀城 : CCB<=60 【アイデア】 (1D100<=60) > 84 > 失敗

鼓 楽 : ……?

鼓 楽 : 〈そういえば街頭配布で健康補助食品を食べたような…〉

弐乃 銀城 : …なんだよ、急に黙んな

鼓 楽 : …や、なんか思い出して。

弐乃 銀城 : 何をだ!もったいぶってんじゃねぇ!

鼓 楽 : もったいぶってねぇし…

弐乃 銀城 : じゃなんだよ、思い出したって

鼓 楽 : 銀ちゃんに分かりやすく言うと、街で配られてたあやし~食べ物を食べちゃったかも?って感じ。

弐乃 銀城 : あやし〜!?何だそれ!!………あ、

弐乃 銀城 : ………。おれも食ったきがする

鼓 楽 : …やっぱり?

鼓 楽 : んじゃ、この症状はその食べ物を食べたからってことかな。んで、同じように食った人たちもおれたちのように体調悪くなってたり…って感じか……

弐乃 銀城 : …………うんうん、そういうことね

鼓 楽 : ……わかってねぇだろ?

弐乃 銀城 : ……うるせぇ、おれはゆっっくりわかってくタイプなんだよ!

鼓 楽 : はいはい……噛み砕いて言うと、多分そのあやし~食べ物を食ったからこうなってる。

鼓 楽 : で、おれたちと同じく、食べた人は体調悪くなってるんじゃないかなって思ってんの。

弐乃 銀城 : なんだそれ!はんざいだろ!!

鼓 楽 : そ~ね~…犯罪かどうかはベツとして、流石にやべぇんじゃないかな~

KP : 製薬会社のことを調べるなら目星または図書館を振ってください

鼓 楽 :CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 88 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=78 【目星】 (1D100<=78) > 70 > 成功

鼓 楽 : あ、製薬会社のこと調べたいな。銀調べられる?

鼓 楽 : おれも調べるけど~…ってあら、いっぱい通知来てる

弐乃 銀城 : …おい、お前な…

鼓 楽 : ちょっと待って、銀は先に調べといて(スマホポチポチ)

KP : ホームページが見つかる。変哲のない一般的な製薬会社だ。

▽治験者募集のお知らせ : 『体が極端に暑差を感じる、もしくはひどい寒気に見舞われる暑寒病という病が発見されたそうで す。症例は少ないものの特効薬が見つかっていないとのことで、現在医者にかかっても治療が見 込めないとの報告がこちらにも回ってきました。 現在当社では特効薬の開発に乗り出しています。もし暑寒病にかかった方がいらっしゃれば、治 験者として当社にお越し頂きたく......』

 弐乃 銀城 : ……?…おい、これ見ろ

 鼓 楽 : ん~……?ちょっと待って~…

 弐乃 銀城 : おいこら!まじめにしろ!(頭をはたく)

鼓 楽 : いって…殴るこたねぇだろ……

鼓 楽 : んでなーに?なんか見つけたん?

弐乃 銀城 : ん!これ!(スマホを押し付ける)

鼓 楽 : ちっか…なになに~?治験者募集?

弐乃 銀城 : なんだ治験って!とりあえず行けばいいのか?

鼓 楽 : 大体合ってるけど…

鼓 楽 : 治験ってのは、簡単言えば「実験手伝ってください」ってこと。

弐乃 銀城 : …実験?なんのだよ

鼓 楽 : 銀、さっき寒かったっしょ?多分それ、ここに書いてある暑寒病ってやつだと思うんだよね。で、それを直すための薬作りたいんだってさ。

鼓 楽 : その為に実験したいらしいよ。

弐乃 銀城 : ほー、なるほどな……それにしてもやり方どうにかならねぇのかよ…

KP : 他にあてもないため、この会社に行く他ないだろう。支社が近所にあるようだ。
また他のホームページを調べると、社長や会社の雰囲気は良いがお人好しすぎて業績をあまり重 視してこない社風だったため、業績があまり良くないといった情報も出てくる。

弐乃 銀城 : よし、じゃあ行くぞ!早く治してぇし!

鼓 楽 : ん?なんでよ

弐乃 銀城 : あ?ここに行ったら治るんだろ?よくわからん病気が

鼓 楽 : そーね?

鼓 楽 : え、実験参加してぇの?

弐乃 銀城 : いやだって…待ってれば治るもんじゃねぇだろ!実験だか何だか知らんけど!

鼓 楽 : え~…なんか怪しそうだしおれはパスしたいけど…

弐乃 銀城 : いやマイペースか!くそ寒ぃんだぞ!死んだらどうすんだよ!

鼓 楽 : 死にはしないでしょ、大丈夫だって

鼓 楽 : ぽんぽん冷まさないように寝ておけばいいでしょ

弐乃 銀城 : だー!おれはさっさと治してぇの!お前だけ熱出してたらなんか…夢見わりぃだろ!(引きずって玄関に向かう)

鼓 楽 : えぇ…銀一人で行ってきなよ~…

弐乃 銀城 : 一人で行くのもなんか違うだろ!仕方ねぇな、おら、靴!履け!!

鼓 楽 : …む、はいはい、履けばいいのね

弐乃 銀城 : ったく…お姫様じゃねぇんだぞ

 鼓 楽 : 190ある男が姫はきついっしょ~(靴を履く)

弐乃 銀城 : …なんでお前は絶妙にばかなんだ!!

鼓 楽 : お前に言われたかねーんですけどー?

弐乃 銀城 : あーあーうるせぇわ!面倒見るこっちの身にもなれや…

鼓 楽 : 〈面倒見てるのはおれの方だけどな…〉

支所へ

KP : 天気は曇りで遠くで雷が鳴っている。もう少しで雨が降りそうだ。

KP : POW*5 もしくは CON*5 どちらか低い方を振ってください

 鼓 楽 : CCB<=14*5 【POW × 5】 (1D100<=70) > 94 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=10*5 【POW × 5】 (1D100<=50) > 61 > 失敗

KP : 道中、あなたたちが歩いていると、次第に症状が出てくる。鼓は急に暑くなり、息が荒くなるだろう。また弐乃は悪寒がし、小さく震え出してしまう。

KP :特殊ダイスロールが発生します。1d10を振ってください。

鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 6

弐乃 銀城 : 1d10 (1D10) > 5

KP : 6:体調不良が行き過ぎて、もう全身くっつければいいのでは?と思い立つ。相手を抱っこする/抱 っこされたくなる。

 KP : 5:相手がいなくなったらと一瞬不安が頭をよぎる。相手が離れようとしたら嫌がる。 

弐乃 銀城 : ………っさっみ…

鼓 楽 : ……。

 鼓 楽 : あ゛っつい(抱き着く)

弐乃 銀城 : うわ!急になん………

弐乃 銀城 : ………あったけぇ

鼓 楽 : ん゛~~~……収まるまでこうしてていい?(肩にぐりぐり頭を押し付ける)

弐乃 銀城 : ………っしょ〜がねぇなぁ

弐乃 銀城 : ………

 弐乃 銀城 : ………離れたら殺す

鼓 楽 : んぇ~物騒……

弐乃 銀城 : 今だけな!!

鼓 楽 : もうそれでいいよ~…

KP : なんやかんや言いながらも、あなたたちは、医台鳴イスイス製薬(いだいなるいすいすせいやく)に到着する。受付で要件を聞かれる。 治験の件を出せばしばらくして関係者以外立ち入り禁止のスペースの奥にある応接室へと通されるだろう。

受付嬢 : 申し訳ありません。ただいま担当の者が出張中でして。もうしばらくお待ちいただけば、戻られると思います。

鼓 楽 : …へーい

弐乃 銀城 : ……はあ…

弐乃 銀城 : ……はやく治してもらわねぇと…くそ…(ぶつぶつ)

 鼓 楽 : …そんな焦らなくてもいいでしょ、すぐ治るって

弐乃 銀城 : なんでお前はいっつも余裕そうなんだよ!普通に嫌だろ!!

鼓 楽 : 嫌なのはおれも一緒だけどさ~焦ってもすぐ解決とはなんないでしょ

弐乃 銀城 : わかっとるわ!

KP : 言葉通り待っていると不意に電気が消えて停電する。外では夕立のような大きい雷の音と降り始 めた大雨の音が聞こえてくる。

鼓 楽 : …停電?やば

 弐乃 銀城 : …!…なんっ………

弐乃 銀城 : ……暗い…(鼓に近づく)

 鼓 楽 : ……銀?どこいんの。

鼓 楽 : おれここ。(スマホライトをつける)

弐乃 銀城 : …!ナイス

鼓 楽 : だいじょぶ?

弐乃 銀城 : ……明かりがあれば平気…だけど…

弐乃 銀城 : ………

 弐乃 銀城 : ……いいから近くにおれや

鼓 楽 : 素直じゃねぇ奴。

鼓 楽 : 怖いなら怖いって言ってもいいんだぜ~?

弐乃 銀城 : 言う訳ねぇだろ!!つかわかって言ってんだろお前!

鼓 楽 : 銀ちゃん暗いの怖いもんな~?

弐乃 銀城 : …うるっせぇな!普通怖ぇだろ!!ばーか!

鼓 楽 : でもおれと話してて少しマシになったっしょ?

弐乃 銀城 : ………おう

鼓 楽 : 良かったじゃん。よ~しよし。楽様が撫でてあげよう(頭を撫でる)

弐乃 銀城 : ……やめろや…

鼓 楽 : んじゃやめる。(離す)

弐乃 銀城 : ………む

弐乃 銀城 : ………さんきゅ

鼓 楽 : どーも。落ち着いた?

弐乃 銀城 : ん……つかいつまで停電しとんじゃ!

鼓 楽 : 結構長いね~戻るといいけど

KP : 暫くするとアナウンスが流れてくる。
『非常用電源に切りかえました。現在、激しい通り雨と落雷によりこの辺り一帯が停電しているようです。停電の影響で関係者入口の扉にロックがかかってしまい、エラーのため開きません。復旧まで暫くお待ちください』

 KP : 関係者入口は探索者たちが入ってきた扉だ。 応接室にあるマップを見ると、外に出るにはここを通るしかない。

 KP : しばらく閉じ込められてしまうようだ。

 KP : 治験者ということで、ここから行ける範囲は見て回って良いとも言われている。 自分たちの病について調べるためにも今のうち見て回った方が良さそうだと判断できる。

鼓 楽 : お、非常用に切り替わったみたいね。

弐乃 銀城 : ……、まだ時間かかるんか?

鼓 楽 : 多分。

鼓 楽 : ……。ま、時間たてば戻るでしょ。

弐乃 銀城 : …その間に調べた方がいいだろ、いろいろ

鼓 楽 : そうね、(マップに近寄り)こんなに調べがいがありそうなとこいっぱいだし、調べよ

鼓 楽 : まずは研究室じゃない?なんかありそうだし

 KP : ▽これより製薬会社の探索となる。
探索者たちは 1 部屋入る事に POWorCON ロールを行います。
失敗につき1d10を振ってください。失敗する度にロールの掛ける数は減っていきます。0 になったらもうロールを振ることも叶いません。強制的に1d10を振ってください。

▽探索場所
研究室1、研究室2、仮眠室、倉庫、資料室 (資料室には鍵がかかっている)

鼓 楽 : CCB<=14*4 【POW × 4】 (1D100<=56) > 57 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=10*4 (1D100<=40) > 46 > 失敗

鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 5

弐乃 銀城 : 1d10 (1D10) > 2

KP : 5:相手がいなくなったらと一瞬不安が頭をよぎる。相手が離れようとしたら嫌がる。

KP : 2:寒くて相手の手を離せない。指を絡めてしまう。

弐乃 銀城 : …!またさみくなってきた…

 鼓 楽 : …ね~、マジ勘弁してほしいわ……

弐乃 銀城 : …し、かたねぇな…楽、手貸せ

鼓 楽 : ……いいよ。はい。(手を差し出す)

弐乃 銀城 : ……はー、あったけ…(手を握る)

鼓 楽 : そーかよ。

弐乃 銀城 : ………(指も絡める)

鼓 楽 : あら大胆。

弐乃 銀城 : ……は!あったけぇから…つい…!(ぱっと手を離す)

鼓 楽 : やだ。離すなよ。

弐乃 銀城 : …え

 鼓 楽 : もっかい。ほら。

弐乃 銀城 : ………ん(手を握る)

鼓 楽 : ん。それでいーの。

弐乃 銀城 : ……いやなんか………なんかやだ!この空気!

鼓 楽 : え、何がよ。

弐乃 銀城 : なんか…あーもういい!行くぞ!

鼓 楽 : はいはい、んじゃ隣の研究室からね。

研究室①

KP : 病について研究している研究室のようだ。ここは研究所のような役割も担っているらしい。 関係ない研究員が見られないように資料の棚には鍵がかかっていて中身は見られない。

KP : 目星が振れます

鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 60 > 成功

KP : 研究員が落としたらしい手帳が落ちている。

鼓 楽 : ん?手帳………(拾う)

▽手帳 : 『伊豆野 陣(いずの じん)先輩が突然何かを開発し始めた。 薬と言うより病原菌というか、ウイルスに近いように見えるけど......伊豆野先輩に限ってないよ な!すごい頭いいし、クールでかっこいいし!きっとめちゃくちゃすげー薬ができるんだ!』

KP : 手帳の持ち主はお人好しで人を疑わない性格が窺える人柄のようだ。

鼓 楽 : …へー……随分お人好しなようで…

弐乃 銀城 : (隣から覗き)…あっやしーなそれ

鼓 楽 : ね、めっちゃ怪しい

弐乃 銀城 : ……いずの…こいつがばら撒いた奴か…

鼓 楽 : 多分この書き方ならそうらしいな。〈読めるんだ…〉

弐乃 銀城 : ……んだよ、その目…何か考えてんだろ

鼓 楽 : なーんでも?

鼓 楽 : これを見るに伊豆野ってやつがなんか変なの作ったっぽいし、それをどうにかしたら治んのかな。

鼓 楽 : まぁウイルスから特効薬作れるって話もあるし、ウイルス自体を見つければ何とかなりそうではある?素人じゃ無理か

弐乃 銀城 : ………

弐乃 銀城 : ………わからん!!

鼓 楽 : ……そーかよ…

鼓 楽 : まぁ、何とかなりそうではあるってのは分かったから上々、次の部屋行こうぜ。

KP : あなた達が部屋を出ようとすると、突如放送が流れる。 『部屋の空調の設備点検を行います。これより暖房と冷房が交互に切り替わります。部屋のドアが ロックされます、お気を付けください。』
その言葉と共にドアが閉まり開かなくなる。

KP : 同時に暖房がつき、部屋がだんだん暖かくなってくるだろう。
弐乃はほんの少し暖かくなったような気がするが、鼓は灼熱の太陽の下に立たされたような暑さを感じる。この暑さに耐えきれるわけもない。

KP : 鼓は CON*3 もしくは POW*3 を振ってください

鼓 楽 : CCB<=14*3 【POW × 3】 (1D100<=42) > 12 > 成功

KP : 暑い、暑すぎる。ふと見ると、冷たい手がそこにある。よし、握ってしまおう、とあなたは思うだろう。

鼓 楽 : ………あっつ…

 弐乃 銀城 : …あー、ちょっとあったかくなってきた…ラッキー

鼓 楽 : …(銀城の手を握る)

弐乃 銀城 : …おわ、何だよ

鼓 楽 : 暑いから。

弐乃 銀城 : …ま、いいけど…大丈夫か?

鼓 楽 : 正直言うと駄目そう?熱いの苦手。

弐乃 銀城 : あー……どんまい?

鼓 楽 : どんまいってなんだよ~…こっちしんどい思いしてんのにさ~……

弐乃 銀城 : …いやだって…

 弐乃 銀城 : 弱ってんなぁって思って

鼓 楽 : そりゃ誰だって弱るでしょうよ…

KP : そこで『切り替わります』とアナウンスが流れ、今度は冷房に切り替わる。鼓の症状は落ち着くが、今度は弐乃が寒くて堪らなくなる。
鼓を抱きしめなければ寒すぎて我慢できないだろう。

KP : 弐乃は CON*3 もしくは POW*3 を行う。

弐乃 銀城 : CCB<=10*3 (1D100<=30) > 79 > 失敗

KP : 全身まで冷え切っていることから、鼓に抱きしめてもらいたくなる。

 弐乃 銀城 : …っさむ!!

鼓 楽 : …お、涼しくなってきた。

弐乃 銀城 : …ず、ずりぃぞ

鼓 楽 : さっきおれが苦しんだ分しっかり受けなよ~

弐乃 銀城 : うるせ!………さみぃ、が、楽…(見つめる)

 鼓 楽 : …どうしてほしいの?

弐乃 銀城 : わ、わかってんだろその顔!!

鼓 楽 : え~?おれわかんないな~?

弐乃 銀城 : ……っ…おら!こっち来い…(手を広げる)

鼓 楽 : んふ、いーよ。(抱きしめる)

 鼓 楽 : これでいい?

弐乃 銀城 : はー…あったけ……(抱きしめる)

鼓 楽 : 銀は冷たいから気持ちいい

弐乃 銀城 : …ん、ずっとこのままでいいわ…

鼓 楽 : いや戻りたいんじゃねぇの?(背中トントン)

弐乃 銀城 : ……んー……。は!そうだよ、治さねぇと…

鼓 楽 : だろ~?気持ちいいのは分かるんだけどさ~

KP : お互いあれな雰囲気になった(かもしれない)ところで、再度アナウンスが流れる。 『点検が終了しました。ご協力ありがとうございました』 アナウンス終了と共にドアが開く。空調も通常時に戻るだろう。 探索者たちは我に返ったことにより SANC1/1d2

 弐乃 銀城 : 1d100<=67 【SAN値チェック】 (1D100<=67) > 83 > 失敗

鼓 楽 : 1d100<=77 【SAN値チェック】 (1D100<=77) > 21 > 成功

system : [ 鼓 楽 ] SAN : 77 → 76

 弐乃 銀城 : 1d2 (1D2) > 2

 system : [ 弐乃 銀城 ] SAN : 67 → 65

KP : 移動する場合はCON×3またはPOW×3、低い方を振ってください

 鼓 楽 : CCB<=14*3 (1D100<=42) > 47 > 失敗

 弐乃 銀城 : CCB<=10*3 (1D100<=30) > 14 > 成功

 KP : 鼓は1d10を振ってください 

鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 9

KP : 9:熱さで疲れが出てきた。膝を貸してもらったり、肩にもたれたりして体を休めたくなる。

弐乃 銀城 : ……大丈夫かお前。なんかふらふらしてね?

鼓 楽 : …………ん?…ん~…そうかも

 弐乃 銀城 : ふーん、頼ってもいいぜー?

 鼓 楽 : ……。そうしようかな

鼓 楽 : 銀城、ちょっと助けて?

弐乃 銀城 : …素直だな!もうちょっとなんかこう、あるだろ!

鼓 楽 : この際どうでもいいって~…ほらほら銀ちゃん助けてよ~

弐乃 銀城 : …なんだよ、何すりゃいいかわかんねぇし…

鼓 楽 : んじゃ、ちょっとでいいから肩貸して。重いかもしんないけど

弐乃 銀城 : ……別に重たくねえわ(肩貸す)

鼓 楽 : …ありがと(研究室②に行く)

研究室②

KP : 暑寒病の特効薬を開発している研究室のようだ。 薬らしきものは見当たらないが、この前配られていた健康補助食品が複数個置いてある。 傍のメモに『試作品、研究員食べるべからず』と書かれている。 皆律儀に食べる人はいないようで綺麗に数個残ったままになっているらしい。

鼓 楽 : …あ、これってもしかして……

弐乃 銀城 : …これか、原因!

 KP : 目星が振れます

鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 36 > 成功

KP : 健康補助食品ひとつにマジックで小さな文字が書かれている。 『緩和薬投与済み』とある。

 鼓 楽 : ……緩和薬。

鼓 楽 : 銀、これ一個食べてみなよ。

 弐乃 銀城 : あ?大丈夫なんだろうな、それ

 鼓 楽 : 大丈夫…とは言い切れないけど、寒いの少し和らげてくれるって。食べていいよ。

弐乃 銀城 : …半分こするぞ

弐乃 銀城 : おれだけ食うのもなんか…なんか気まずい

鼓 楽 : いいって。あちらさんも何パターンかサンプル欲しいでしょ。

鼓 楽 : …じゃなくて、違うな。銀が食ってほしい。ダメ?

弐乃 銀城 : ………べっつにいいけども…

弐乃 銀城 : (食べる)あー、こんな味だった気すんな

鼓 楽 : ……〈多分、今の状況…実験の最中だと思うんだよな……で、おれたちがどういった動きをするのか見られてる。パターンを用意したほうが喜びそうではあるかな。〉

弐乃 銀城 : …その…っ考える顔すんな!怖ぇ!

鼓 楽 : …あ、ごめんごめん。

KP : 緩和薬を食べた弐乃は症状が緩和されて POWorCON ロールの掛ける数字が 1 増える。

鼓 楽 : 大丈夫、固まったから次行こうぜ。

弐乃 銀城 : …自分だけわかったツラしやがって…

鼓 楽 : 後でわかったら教えてやるよ。

KP : 調べ終わると、さらに奥に扉が一つあることに気づく。

鼓 楽 : …あ。

KP : 重厚な鉄の扉を開くと、そこは暑いぐらいに暖房が効いた部屋になっているようだ。とても暖かくなっているため、鼓は入ることが出来ない。

鼓 楽 : …うわ、めっちゃ暑いじゃん……

KP : しかし弐乃はむしろ入りたいと感じる。この暖かさは、寒くてたまらないこの身には心の底から惹かれる。

弐乃 銀城 : ……

KP : 寒さに震える体。気づけばふらふらと足が動いてしまうだろう。

 KP : しかし鼓にとっては生命線がなくなってしまう。ここに入ることは出来ないため、入られたが最後暑くて死んでしまうかもしれない、大惨事だ。

KP : 何とかして引き留めなければ…!と思うだろう

鼓 楽 : 待って、待って銀城。

弐乃 銀城 : …なんだよ、暖かそうだろあの部屋

鼓 楽 : いや、入られるとおれが困るんですけど~…

鼓 楽 : CCB<=55 【言いくるめ】 (1D100<=55) > 23 > 成功

KP :弐乃はPOW×5またはCON×5を振ってください。

弐乃 銀城 : CCB<=18*5 【CON × 5】 (1D100<=90) > 32 > 成功

KP :弐乃を引き止める事に成功するだろう。

鼓 楽 : 銀もさ、おれがいないと駄目でしょ?そうだよね?じゃ、入るのよそっか。

弐乃 銀城 : …あ?あーそうだけどよ…

鼓 楽 : あったかいの欲しいならおれ抱きしめたりすりゃいいじゃん?

 弐乃 銀城 : 抱きしめるって…ぬいぐるみにでもなりてぇんか

鼓 楽 : 戻るまでなら別にいいけど?

弐乃 銀城 : まー楽がそこまで言うならいいけど…本当に抱かせてくれんのかよ

鼓 楽 : 別に。男に二言はないし。

弐乃 銀城 : ふーん…ならいいけど

鼓 楽 : よし、いい子だ。じゃそこ閉じてもらっていい?

弐乃 銀城 : ……。…う…名残惜しい

鼓 楽 : おれがいればいいだろうが

弐乃 銀城 : なんかお前…焦ってね?

鼓 楽 : 焦るだろ、ばか

 鼓 楽 : 戻るためにはお前にいてもらわなきゃいけねぇの。

弐乃 銀城 : ふ〜ん、レアだな、レア

鼓 楽 : あっそ!動画でも撮るかよ!

 弐乃 銀城 : んな意地悪しねぇわ!お前じゃねぇんだぞ

 鼓 楽 : おれだってしないですー!

KP : 言い争いながらもあなた達は次の部屋に向かう。

鼓 楽 : 資料室……は鍵かかってるな…どっかに鍵あんのかな~

弐乃 銀城 : 都合よく落ちてりゃいいのにな〜

 鼓 楽 : なんかここ掘れワンワンとかで見つけられたりできねぇの?

弐乃 銀城 : できる訳ねぇだろ!つかおれは犬じゃねぇ!

鼓 楽 : 冗談だって。

鼓 楽 : じゃ、他の部屋行こ。鍵あるかもしんないし。

KP : 鼓はPOW×2、弐乃はPOW×4を振ってください

鼓 楽 : ccb<=28 (1D100<=28) > 66 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=10*4 (1D100<=40) > 96 > 致命的失敗

KP : 1d10を振ってください

鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 8

弐乃 銀城 : 1d10 (1D10) > 2

 KP : 8:相手に触れていると症状が和らぎ安心して眠くなってきた。動くには相手にどきっとさせられ る、驚かされるようなこと等してもらい眠気を吹き飛ばしてもらった方が良いかもしれない。

KP : 2:暑くて/寒くて相手の手を離せない。指を絡めてしまう。

弐乃 銀城 : …っ…(勢いよく手を握る)

鼓 楽 : ……何?

 弐乃 銀城 : さみぃ!!!

 鼓 楽 : そ…声でか……(うと…)

弐乃 銀城 : はーあったけ…ってお前なんだ…眠てぇのか?(指を絡める)

鼓 楽 : …ん~……ちょっと~?

 弐乃 銀城 : 眠ってる場合じゃねぇぞ!どこまでマイペースなんだよ!

 鼓 楽 : わかってるけど~…なんか落ち着いて……ぐぅ

弐乃 銀城 : 言ってるそばから寝るなー!

鼓 楽 : ん~うるさい……(肩に頭をあずける)

弐乃 銀城 : …ど、どうすりゃいいんだよ……とりあえず殴ってみるか…?いや、近すぎて殴れねぇ…

鼓 楽 : ぐぅ…

弐乃 銀城 : …おい、ちょっと……まて、あーもー!!こっち向け!!(顔を両手で持つ)

鼓 楽 : ………んむ、なに

弐乃 銀城 : ……、……っ起きろ…!って……(顔を近づける)

弐乃 銀城 : …………

弐乃 銀城 : …………む、むり…(寸止め)

鼓 楽 : …んふふ、あは、度胸ないの。

弐乃 銀城 : 起きてんじゃねぇか!てめぇ!

鼓 楽 : なんか可愛いことしてんなって思って眠気覚めた

弐乃 銀城 : 覚めてんならはよ言えーー!!忘れろ!!

鼓 楽 : あは、っ、げほ、……はー笑える

鼓 楽 : 銀ってもしかしてまだ童貞?

弐乃 銀城 : ど!?ちげぇわ!経験もりもりだわ!!

鼓 楽 : へー何人?

弐乃 銀城 : ………人数は…関係ねぇ

鼓 楽 : そっかそっか~

弐乃 銀城 : 信じてねぇだろ!くそ、女遊び野郎…いつか超えたるわ!

鼓 楽 : ムリだろ~おれは超せないって

弐乃 銀城 : ……くっそ…お前は男の敵だ…

鼓 楽 : 流石に買いかぶりすぎでしょ。もっとやばいやつとかいるから。

弐乃 銀城 : おれにはお前が一番やべぇ奴に見えんの!

 鼓 楽 : 身内が一番脅威に見えるのは良くあるけど、おれに対してはやめておいた方がいいよ

弐乃 銀城 : なんだよ、どういう意味かわかんねぇ

鼓 楽 : うーん、ま、止めておいたほうが良いってことは頭入れときな。

弐乃 銀城 : よくわかんねぇけどわかった…。

鼓 楽 : ん、いーこ。

鼓 楽 : ほらほら、次行くぞ。早く戻りたいっしょ。

弐乃 銀城 : …うい

倉庫

KP : あなた達が倉庫に入ると、段ボールが至る所に置いてある。かなり散らかっている。
そばのボードには『整頓苦手!頑張って片付けたけど最初よりもっと散らかっちゃった......ごめん なさい......。伊豆野先輩から貸してもらったノートもなくしちゃった......』と書いてある。 字がとてもへろへろで哀愁漂わせている。

KP : 散らかっているため、目星–30で振ってください

 鼓 楽 : CCB<=40 【目星】 (1D100<=40) > 48 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=48 (1D100<=48) > 43 > 成功

鼓 楽 : きったな…なんかあっても全然見つけらんないし……

弐乃 銀城 : …んー、でも何かありそう…あ!

鼓 楽 : なに、おっきい声出すなよ

KP : 弐乃はノートが一冊落ちているのを見つける。

▽ノート(要約) :
『・暑寒病は正確には病ではない。精神的な作用が体に錯覚を起こさせ、連鎖して体も異変を訴 えるものだ。
・罹患者は強い精神的ショックもしくはそういったものを与えるのと同じ性質を持つ物質を投与さ れ、体に異変を起こしてしまう。
・精神的な理由から起因しているようであるため、親しいもの同士で発症した場合のデータも欲し い。
・正しく薬を処方されればしばらくすれば治るだろう。』

弐乃 銀城 : ……なんかよくわかんねぇ!(鼓に渡す)

鼓 楽 : ん、ノート?(受け取る)

鼓 楽 : …〈病ではない…精神的な作用……〉

鼓 楽 : ……これ、おれたちが今起こってる原因とか書かれてる。

弐乃 銀城 : 原因?

鼓 楽 : 病気じゃなくて、錯覚だってよ。

弐乃 銀城 : は!?錯覚でこんなんなるかよ!

鼓 楽 : そりゃ分かるけど、そうみたいよ?精神的な作用……えっと、心が勝手に体に錯覚起こさせてる、みたいな

弐乃 銀城 : ほーん…気の持ちようってことか

鼓 楽 : …間違っちゃいないかな~

鼓 楽 : 親しいもの同士…つまりはおれたちのデータが欲しいんだとさ。

弐乃 銀城 : データって…つまりなんだ、ここでこうなってんのも仕組まれてたってことかよ

鼓 楽 : 多分そう。

鼓 楽 : さっき考えてたことなんだけど、今おれたちは実験に巻き込まれてる。おれたちがどういった行動をするのかとか多分見られてんじゃないかな。

弐乃 銀城 : あんだと?!悪趣味すぎるだろ!

 鼓 楽 : それには同意。ほんとモノ好きっていうかね…

鼓 楽 : で、さっきお前に健康補助食品を一人で食べさせたのは、何個かパターンというかシチュエーションを用意したほうが見てる人も喜ぶんでない?と思って。

弐乃 銀城 : …いや喜ばせてんじゃねぇ!

鼓 楽 : あ、そういう喜びじゃなくて、研究者としての喜びというか。

 弐乃 銀城 : どっちの味方だお前は!普通に腹立つわ!くそ!

鼓 楽 : お前の味方だよ。

弐乃 銀城 : 信じられるか!!

鼓 楽 : 信じてよ。お前のために色々考えてんだから。

KP : ノートから手書きのメモがおちている。ノートの筆跡とは別、ボードの文字と同じ筆跡だ。

鼓 楽 : って、ん?なんだこれ(拾う)

『伊豆野先輩のノートとてもわかりやすかったです!まさか誰も解明してない病をこんなに早く理 解できるなんて......まるで病のことなんでも知ってるみたい!』

鼓 楽 : 何でも知ってる…って原因がこいつってだけだろ……

弐乃 銀城 : はーん、マジでお人好しなんだなここのやつらは

鼓 楽 : なんでここまで信じられんのかね~?旧知の中じゃなかろうに

 弐乃 銀城 : ふん、ばかなんだろどうせ

 鼓 楽 : あは、たぶんそうね。

鼓 楽 : で、さっきの続きなんだけど、喜ばせたらすぐ実験終わるかと思ってたんだよ。だから喜ばせてやろうと思って。

弐乃 銀城 : そこまで考えてたんかよ…

鼓 楽 : 一応?このままだと不便だし、何より腹が立つ。

鼓 楽 : ぶっ壊してやろっかなって。

弐乃 銀城 : ……お前が一番怖ぇわ!!

鼓 楽 : 得体の知れない奴よかマシでしょ。

弐乃 銀城 : あー…まあ、心強くはあるけど

鼓 楽 : そうでしょ~敵じゃなくてよかったな~?

弐乃 銀城 : …〈敵に回さんどこ…〉

鼓 楽 : あ、薬処方されれば戻るらしいし、さっさと情報とか手に入れて終わろうぜ。

弐乃 銀城 : そだな!とりあえず行くか

[メイン] KP : 部屋を出る時、段ボールが崩れてきて中にあった薬品らしきものが探索者たちに降り掛かってし まう。
匂いは特にないが、気づくと鼓と弐乃は自分の声が出なくなっていることに気づく。 SANC1/1d4

鼓 楽 : 1d100<=76 【SAN値チェック】 (1D100<=76) > 71 > 成功

弐乃 銀城 : 1d100<=65 【SAN値チェック】 (1D100<=65) > 79 > 失敗

弐乃 銀城 : 1d4 (1D4) > 1

system : [ 鼓 楽 ] SAN : 76 → 75

system : [ 弐乃 銀城 ] SAN : 65 → 64

鼓 楽 : ……、…?

KP : 声が出ないことにより、普段聞こえるものが聞こえないこと、もしくは普段伝えられる言葉が伝えられないことに多少の不安を感じるかもしれない。

KP : そうでなくても大小関わらず精神が揺さぶらたのか、鼓は暑さが増したことに気づく。 弐乃の顔も寂しげで、先程よりもで、不安そうにこちらを見ている。 話せないのなら、どうしたらいい?

 KP : 鼓は CON*5 もしくは POW*5 を振ってください

鼓 楽 : CCB<=14*5 【POW × 5】 (1D100<=70) > 70 > 成功

KP : 手を握る程度で症状が落ち着くだろう。

KP : 弐乃は CON*5 もしくは POW*5 を振ってください

 弐乃 銀城 : CCB<=10*5 【POW × 5】 (1D100<=50) > 36 > 成功

 KP : 弐乃も同様、手を握る程度で落ち着くだろう。

鼓 楽 : (手を握る)

 弐乃 銀城 : ………(握り返す)

鼓 楽 : …(スマホを取り出す)

鼓 楽 : ……(「おまえも声出せない?」と打って見せる)

弐乃 銀城 : ………っ(ぶんぶん頷く)

鼓 楽 : (「何となくだけど 多分手握ってれば 治る」)

弐乃 銀城 : …、…(さ!む!い!と口パクで言う)

 鼓 楽 : ……(「我慢しろ」)

弐乃 銀城 : ………(不満そうに睨む)

 鼓 楽 : (「手繋いでれば少しはマシでしょ」)

鼓 楽 : (「もうすぐおさまる」)

弐乃 銀城 : ………(ため息をついて寄りかかる)

鼓 楽 : (「もうちょいがまんな」)

KP : しばらくすると薬の効果が抜けたのか声が出るようになる。 熱や寒さもおさまるだろう。

鼓 楽 : …ん、…ぁ………んん゛…でる?

弐乃 銀城 : …あーー!でた!!

 鼓 楽 : …げんきね……

弐乃 銀城 : っよかったーー!もう出なくなるかと思ったわ!!

鼓 楽 : 人魚姫みたくはなんないでしょ…

弐乃 銀城 : 人魚姫?あー、よくわかんねぇけど…

弐乃 銀城 : …お前黙ってた方が可愛いわ、なんとなく

鼓 楽 : は?失礼なんですけど~

鼓 楽 : 考えるの怖いっていってたくせに

弐乃 銀城 : 考えてる時の顔は怖ぇけど、今のは悪くねぇ

鼓 楽 : なーんだそれ……

弐乃 銀城 : ふはは、口がいつも生意気な証拠だな〜

鼓 楽 : お前こそな!

鼓 楽 : 黙ってたほうがバカバレねぇんじゃないの~?

弐乃 銀城 : 誰がばかだ!お前の方がばかだばーか!

鼓 楽 : どう見てもお前の方がバカだよ

弐乃 銀城 : …うぐ…

鼓 楽 : 言い返せないでやんの。つかそろそろ次の部屋行くぞお馬鹿ちゃん

弐乃 銀城 : うるせぇわ!わかっとるわ!!

KP : 鼓はPOW×1、弐乃はPOW×3を振ってください

鼓 楽 : ccb<=14 (1D100<=14) > 23 > 失敗

 弐乃 銀城 : CCB<=10*3 (1D100<=30) > 86 > 失敗

 KP : 1d 10を振ってください (1D6) > 5

鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 3

弐乃 銀城 : 1d10 (1D10) > 6

KP : 3:暑すぎるせいか、抱きしめあいたくなる。ハグしよう!

KP : 6:体調不良が行き過ぎて、もう全身くっつければいいのでは?と思い立つ。相手を抱っこする/抱 っこされたくなる。

 鼓 楽 : あつーい…

弐乃 銀城 : ……さ、さむ…待て、急になんか…(ふらふら)

弐乃 銀城 : …楽!ちょっと、こっち…!(腕掴む)

鼓 楽 : んだよ…

弐乃 銀城 : …、…寒ぃんだよ…わかってんだろ!包め!俺を!

鼓 楽 : 下手くそかよ……はいはい、これでいいの?(抱きしめ)

弐乃 銀城 : はー…あったけー…

弐乃 銀城 : …(頭ぐりぐり)

鼓 楽 : ………お気に召します?(頭ぽんぽん)

弐乃 銀城 : ん…さんきゅー…

 鼓 楽 : どーも。

弐乃 銀城 : うし!体調戻ってきた気がするわ!

鼓 楽 : あは、そりゃあ良かったな

弐乃 銀城 : …あんだよ、お前は大丈夫なんか?

鼓 楽 : ん~、もうちょっといい?

弐乃 銀城 : ふふん、しょーがねぇなぁ

鼓 楽 : ……嬉しそうにしちゃって~…

弐乃 銀城 : まーこういう時しかお前より上に立てねぇもんでな!

鼓 楽 : そうかよ……

弐乃 銀城 : おれに頼ってくれてもいいんだぜ(頭がしがし撫でる)

鼓 楽 : いった、いったいって、もうちょい優しくしろよな

弐乃 銀城 : 女じゃねぇんだぞ、優しくする訳ねぇだろ

鼓 楽 : 酷いな

鼓 楽 : おれだって女の子とハグしたかったっての…

弐乃 銀城 : ……む、わかっとるわそんなん…

弐乃 銀城 : あー、くそ!むかついてきた!

 鼓 楽 : 耳元で叫ばないでくれる?うっさいんだけど

 弐乃 銀城 : うるせー!ばーか!しね!

鼓 楽 : ガキかよ……

鼓 楽 : はい、もう落ち着いた(離れる)

弐乃 銀城 : …なんでこんなにむかつくんだよ、くそ(ぶつぶつ)

 鼓 楽 : ぶつくさ言ってねぇで行くぞ。

弐乃 銀城 : …わかっとるわ

仮眠室

KP : あなた達は仮眠室に入る。
簡素なベッドや体温計、絆創膏といった応急手当に使えるものが少しおいてあるだけの部屋。

弐乃 銀城 : …体温計。おい、測ってみろ楽

 鼓 楽 : え、急に?

 弐乃 銀城 : なんかずっと顔ほてって見えんだよ、おら

鼓 楽 : え~体温計苦手なんだけど~

 弐乃 銀城 : 苦手もくそもあるか!はさむだけだろが!

鼓 楽 : 人には苦手なもんがあるんですー

鼓 楽 : てか寒いならお前が計れば?

弐乃 銀城 : …あ?んじゃおれから測るけど、この後お前も測れよ

 鼓 楽 : …はーい

KP : 弐乃の体温は34度。明らかな低体温だ。

弐乃 銀城 : …病気じゃねぇか!

鼓 楽 : そうだって言われてんじゃん

弐乃 銀城 : うるせぇ、お前もやれ!(体温計を差し出す)

鼓 楽 : やだ

 弐乃 銀城 : いや意味わからんわ!いいからやれって、重病人!(掴みかかる)

鼓 楽 : お前だってそうでしょ、何自分のこと棚に上げてんだ

弐乃 銀城 : は、やっぱしゃべれねぇ時の方が可愛げあんじゃねぇかこら…(押し倒す)

鼓 楽 : な、…おい、何すんだよ

鼓 楽 : やーめーろー!(じたばた)

弐乃 銀城 : はは、黙って測られてろや(押さえつける)

鼓 楽 : う、さいあく………

弐乃 銀城 : はーい、じっとしてましょうねー楽ちゃん(体温を測る)

鼓 楽 : …はー……動けないし…重いし…(ぶつぶつ)

KP : 体温計をみると、41度と高熱を示す。二人とも、動けているのが不思議なくらいだ。

弐乃 銀城 : はー!?お前死ぬんじゃねぇの!?

鼓 楽 : お前が退いてくれないから死んじゃうかも

弐乃 銀城 : …あ、わり忘れてた(退く)

鼓 楽 : 忘れてたってなんだよ…はーホント最悪、女の子に押し倒されるんなら良かったのに……(布団ゴロゴロ)

 弐乃 銀城 : あんだと!?お前が駄々こねるからだろが!

鼓 楽 : 嫌だって俺言ってたのに聞いてくれなかったのは銀でしょ。責任取りなよ。

弐乃 銀城 : せ、せきにん!?なんだよ、責任って!なんの責任だよ!

鼓 楽 : なんだろうね~?自分で考えな(起き上がる)

弐乃 銀城 : いや考えてもわかんねぇわ!

KP : 目星を振ってください

鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 37 > 成功

KP : ベッドの下に鍵とメモが落ちている。

鼓 楽 : お前には一生分かんないだろうね…ってあれ。(手を伸ばす)

鼓 楽 : …鍵とメモ?

▽メモ : 『俺は忘れっぽいからちゃんとこまめにメモをとるんだ!
やらなきゃいけないことリスト
1 伊豆野先輩が出張でいない間、治験者がいつ来ても良いように資料室に暑寒病にまつわる資 料を全部移動させる!
2 ちゃんと鍵をしめておく!
(1、2にチェックマークが打たれている。)
よし、ちゃんと終わったぞ!任務完了だ!』

鼓 楽 : 任務完了って……落としたら本末転倒でしょ…

弐乃 銀城 : (隣から覗き見し)はは、やっぱばかだな!

鼓 楽 : そうねぇ……銀よりもお馬鹿かも。

弐乃 銀城 : 何でお前はいちいち失礼なんだよ!

鼓 楽 : お前に対して言ってねぇだろ

KP : ふとベッドサイドの伝言ボードをみると、メモと同じ筆跡で文字が書かれている。

『資料室の鍵を返すの忘れてた上にどこかに落としてしまいましたすんません!
会社内にはあると思うので、見つけたら伊豆野先輩に返しておいてください!ほんとすんませ ん!減給しないで!』

 鼓 楽 : 灯台下暗しってこのことね…

弐乃 銀城 : そうだな、とうだいもとくらしだな!

 鼓 楽 : …意味わかっていってんのか?

 弐乃 銀城 : …こういうのは雰囲気わかってればいいんだよ! 

鼓 楽 : へいへい……

鼓 楽 : …ま、資料室にぜんぶあるみたいだし、行ってみない?このお馬鹿ちゃんのために届けてやらねぇといけないし?

弐乃 銀城 : ……そう、だな……

弐乃 銀城 : ………ちょっと、まて……

KP : 弐乃の様子がおかしいことに気づく。寒さのせいで体調を崩したのか、ふらふらになり歩けなくなっているようだ。
ベッドで横になって休んだ方がいいと判断できる。体温計で体温を測るなら先程よりも悪化して いる

鼓 楽 : なに……、ってなんか調子悪そうじゃね?

弐乃 銀城 : ………寒い…

鼓 楽 : ……。

鼓 楽 : ちょっとこっち来い(腕を引っ張る)

弐乃 銀城 : …あ?………なんかきちぃ…(大人しく引っ張られる)

 鼓 楽 : ほら、寝ろ(そのまま押し倒す)

弐乃 銀城 : …あ…う……なんか、あたま、まわんね…

鼓 楽 : 顔色悪……無理すんなよ(でこに手を当てる)

弐乃 銀城 : ……(手を引き寄せる)

弐乃 銀城 : ……はなれんなよ

鼓 楽 : …はは、いつもそんくらい素直で居りゃいいのに。

鼓 楽 : ちょーっと失礼するよ銀。(服の中に手を入れる)

弐乃 銀城 : …は、なにすんだ…

鼓 楽 : 温めてやろうと思って。くすぐったいかもしんないけど我慢な。

鼓 楽 : 確か…この辺あっためればいいんだっけ。(銀城の胸に手を当てる)

弐乃 銀城 : ……くすぐってぇ……けどあったけぇ…

鼓 楽 : そ。効いてるみたいで良かった。

KP : 弐乃に触れてはいたものの、気づけば自分も非常に暑くなっていることがわかる。
目の前にいる彼は、あなたにとって非常に魅力的に見える。だってこんなに冷たいのだから。

鼓 楽 : …なーんかおれも熱くなってきちゃった。

弐乃 銀城 : ……?

鼓 楽 : ごめん、重いかもだけど…(もたれかかる)

弐乃 銀城 : ……っ…あったけぇ…(顔を擦り寄せる)

鼓 楽 : …はー……つめたい

弐乃 銀城 : …………ねみぃ…

鼓 楽 : 寝んなよ

 弐乃 銀城 : ……むり…ねる

鼓 楽 : 起きろって…困るんだけど

弐乃 銀城 : …いいだろ、…1回休もうぜ…(うとうと)

 鼓 楽 : ……。

鼓 楽 : …銀。先に謝っておく。

弐乃 銀城 : ……んあ?…あんだよ……

鼓 楽 : あは、ちょっと目閉じろ~?

弐乃 銀城 : …寝ていいってことか…ん。(目を閉じる)

鼓 楽 : いーこ。(キスをする)

弐乃 銀城 : ……………ん?

弐乃 銀城 : ……ん!?!?

鼓 楽 : お目覚めですか、お姫さんや

弐乃 銀城 : お、おまえいまなにを…

鼓 楽 : 何ってキスしただけだけど。

弐乃 銀城 : き、き!?きす!?

鼓 楽 : ……あ、もしかして初めてだった?ごめん

弐乃 銀城 : 〜〜〜っ!あっけらかんとしてんじゃねぇ!!

鼓 楽 : 別に男はノーカンだしな~

鼓 楽 : てかちっせぇ頃してただろ

 弐乃 銀城 : や、今すんのとガキの頃はちげぇだろばか!!

鼓 楽 : でも眠気飛んだでしょ。

弐乃 銀城 : あ、たしかに…

鼓 楽 : なら良かったんでね?悪い夢だったってことで。

鼓 楽 : つーか先にやろうとしてたの誰だよ。

弐乃 銀城 : ……やろうとしただけでやってねぇ!

 鼓 楽 : 同罪だっての。

 弐乃 銀城 : …あーくそ!負けた気分だ!!

鼓 楽 : 何と闘ってんのよ…

弐乃 銀城 : みえない敵だ!!

 鼓 楽 : なんだそれ…オカルト信じてたっけ…?

 弐乃 銀城 : ちげぇっつの!そういうんじゃねぇし…

鼓 楽 : そ。(頬を撫で)…お、だいぶ戻ってきてんじゃん。良かったな。

弐乃 銀城 : っ!さ、さわんな!びっくりすんだろ!

鼓 楽 : 体温確認しただけだし。何ビビってんの。

弐乃 銀城 : ……うるせぇ、急にそういうんやめろ

鼓 楽 : はいはい。もうやんないよ。

 弐乃 銀城 : ………あーうぜぇ!くそ!

KP : 移動するなら弐乃はPOW×2を振ってください。

弐乃 銀城 : CCB<=10*2 (1D100<=20) > 62 > 失敗

弐乃 銀城 : 1d10  (1D10) > 9

KP : 9:寒さで疲れが出てきた。膝を貸してもらったり、肩にもたれたりして体を休めたくなる。

鼓 楽 : ま、そろそろ行かねぇとな。(立ち上がる)

KP : 鼓が立ち上がったと同時に、熱さが暴走し始める。急な暑さに耐えられない。思わず弐乃を抱きしめれば、吐息すらもあなたの癒しになる。

KP : 1d10 分間相手を抱きしめていないと動けなくなる。 (1D10) > 5

鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 4

弐乃 銀城 : …おわ!急に何すんだよ!!

鼓 楽 : ……あつくて…

弐乃 銀城 : ……びっくりすんだろ…

鼓 楽 : …………ごめん

弐乃 銀城 : んな顔すんなや!別に好きなだけくっつけばいいだろ!

鼓 楽 : ……ん(肩に顔を押し付ける)

弐乃 銀城 : ……〈なんかちょっとかわいい〉

弐乃 銀城 : ……(頭ぽんぽん)

鼓 楽 : …なでて。

 弐乃 銀城 : …!よ、よしよし…?(撫でる)

 鼓 楽 : ……ん、きもちいい

弐乃 銀城 : っなんか変な気分になるだろ!やめろ!

鼓 楽 : なーにが?おれ身体冷ましてるだけだけど~?

弐乃 銀城 : なんかやだ!いったん離れろお前!

鼓 楽 : やだ~あついも~ん

弐乃 銀城 : うう…お前どうせ…誰にでもしてんだろ、こういうの…

鼓 楽 : …ん~?全員にはやらないよ~めんどいし

弐乃 銀城 : …あー、そ……まーいいけど

鼓 楽 : てか、勘違いしてない?おれ愛想振りまいてるわけじゃないんだけど~

弐乃 銀城 : …わかっとるわ!しね!!

鼓 楽 : 死なないし、死んで困るのは銀でしょ

弐乃 銀城 : ……まじめに答えんでいーっつの…

鼓 楽 : …今くらいは許してよ~

弐乃 銀城 : ……………むかつく!!

 鼓 楽 : 勝手にむかついてろ~…

KP : 言い争いながらもしばらく抱きついていると、鼓の症状は緩和されてくる。

鼓 楽 : ………あ、もういいや。(離れる)

弐乃 銀城 : …あ?…ならいいけど

鼓 楽 : ん、ありがと。

資料室

KP : あなた達は資料室に向かう。

KP : 仮眠室に落ちている鍵を使うと開けることが出来る。 ここには、さまざまな病や薬品に関する資料が置かれている。

鼓 楽 : …おーたくさんある

弐乃 銀城 : …こんなにあってもどこ見ればいいかわかんねぇな

鼓 楽 : そーねー…流石に探しづらいな

KP : 目星もしくは図書館が振れます

鼓 楽 : (1D100<=70) > 91 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=73 【図書館】 (1D100<=73) > 80 > 失敗

鼓 楽 : (1D100<=60) > 74 > 失敗

弐乃 銀城 : CCB<=78 【目星】 (1D100<=78) > 100 > 致命的失敗

鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 63 > 成功

KP : 一冊の本を見つける。手書きで書かれた本のようで、倉庫で見つけた本と同じ筆跡のように見え る。

▽暑寒病について書かれた手書きの本 : 『暑寒病は私が生み出した病だ。 この会社の社員と精神交換する代わりにしっかり勤めあげようと思ったが、あまりにこの会社の社 員は「仁義」というものを大切にしすぎている。 不利な取引ばかりしていて赤字経営に片足を突っ込んでしまったらしい。
特効薬を作れば儲けが潤うと社長が言っているのを聞いたため、いっそのこと病を生み出してこ の会社が 1 番早く特効薬を開発することを思いつく。 人間が死んでは会社的にも困るため、死なない程度に症状が悪化し、薬を求めるような病。 極端な暑さや寒さを感じる病を開発者、暑寒病と名付けた。 薬は一応開発してみたものの、まずは病の具合が問題ないか、どんな症状が現れるか確認するた めの治験者が必要だ。
明日、街角で病の元を配ってみよう』

 鼓 楽 : …〈伊豆野が書いたんかな。一旦病で脅かしておいて、薬を配布するっていう手で金儲け…ってことか。〉

 弐乃 銀城 : …〈またなんか考えてんな〉…意味わかんね…

伊豆野 陣 : と、いうわけだ。治験協力ありがとう、お二人とも

鼓 楽 : ………あんたが伊豆野?

伊豆野 陣 : そうだよ。遅くなってすまない。
君は察しているようだが、今まで部屋を探索してもらったのは薬の方ではなく、『暑寒病自体』のウイルスの治験なんだ。

鼓 楽 : そうでしょーねー…で、ご満足いただけました?

弐乃 銀城 : …なんかおれだけわかってねぇみたいに言うな!

鼓 楽 : 実際分かってねぇだろ

伊豆野 陣 : ふふ、そんな顔しないでくれたまえ。ドアの故障も直しておいたから、ひとまず応接室に行かないか、事の次第を説明しよう

鼓 楽 : ……治るんだろうな?

伊豆野 陣 : ああ、それについても説明するよ。

鼓 楽 : そ。じゃあついて行く。ほら、銀も行くぞ。

弐乃 銀城 : …なんか…くやしいな!くそ!(ついてく)

伊豆野 陣 : それと…今までの事は監視カメラを通して見させてもらったよ。治験だしね。プライベートに関わりそうなところは一時的に切っていたから安心してくれ

 鼓 楽 : そりゃありがたいことで。

弐乃 銀城 : …………。…腹立つなこいつ

鼓 楽 : どうかーん。

KP : 応接室に向かうと机の上に薬袋が 2 人分置かれている。
伊豆野は弐乃と鼓、それぞれにひと袋ずつ渡す。

伊豆野 陣 : これが暑寒病の処方箋だ。食後に 1 日 2 回、眠気を伴うためなるべく家や休める場所で 飲むように。帰ってから早速飲みなさい。

 鼓 楽 : 何回飲めば戻るの。

伊豆野 陣 : 処方された分を処方通りに飲めば治るよ。心配しないでも大丈夫さ。

鼓 楽 : そう。

 弐乃 銀城 : へー、これで治るんか。すげぇな。

伊豆野 陣 : 今回は治験に協力してくれてありがとう。後日謝礼を送ろう。
治験内容は、『開発した暑寒病の 罹患者データをとること』だった。騙すような真似をしてすまない。

伊豆野 陣 : 察しの通り、私が配った健康補助食品が病の元だ。言っておくが会社の社員はこのことを知ら ず、一生懸命特効薬を開発していたよ。お人好しばかりの会社だから。

 鼓 楽 : …んな言い方……そもそもなんで作ったの。

伊豆野 陣 : …利益をうむため。ここの社員は不利な事でも何でも請けてしまうから、この会社はずっと赤字なんだよ。

伊豆野 陣 : 身も蓋もない言い方をすれば薬が爆発的に売れればいい。つまり病人を生み出す必要がある。

伊豆野 陣 : 色々と制作していく過程で生まれたのが暑寒病だったが…暑寒病は症状が激しいようだから、 普通に難病の特効薬でもひとつ開発した方が金になりそうだとよく分かった。

伊豆野 陣 : …いいデータがとれたよ、ありがとう。

鼓 楽 : ……。はっきりと分かった。アンタ最低で物好きだ。研究者ってのはみんなそうなのかね?

弐乃 銀城 : …まじで同感だ!てめぇ!好き勝手しやがって!

伊豆野 陣 : うん、何と言ってくれても構わないよ。

鼓 楽 : じゃ、好き勝手言わせてもらうけど、己の私利私欲の為に人苦しめてさぞ気持ちが良かっただろうね。他の社員も可哀想だ。頑張って研究してたりしたのにな。

鼓 楽 : 赤字でも他にやり方があったでしょ。

伊豆野 陣 : ふむ、私は合理的かつ確実な結果を求めたかったのだが…人間には合わないやり方だったのかもしれないね。すまない。

鼓 楽 : 人間には?まるで人外みたいに言うんだな。

伊豆野 陣 : おっと、失礼。この体はまだ使いたいんだ、内緒にしておいてくれよ。

鼓 楽 : ……はー…もういいやそれについては。

鼓 楽 : 「おれたちのデータ」はいかがでした?

伊豆野 陣 : うん、今後に生かせるいいデータがとれたよ。有難い限りさ

鼓 楽 : そりゃあよかったな。アンタに喜んでもらうためじゃないけど、研究者にとっては何パターンも用意してくれて助かりまくっただろうね。

弐乃 銀城 : ……(二人を交互に見ながら)…何言ってんのかわかんねぇ!

鼓 楽 : …銀は少し黙ってて。

弐乃 銀城 : ……うぐ…怖ぇ顔すんなや…

鼓 楽 : おれ怒ってんの。分かるでしょ。

弐乃 銀城 : ………

伊豆野 陣 : …研究も単にはいかないものでね。それにしても、そんなに怒るとも思っていなかった。申し訳ない。

鼓 楽 : おれが怒ってんのは、治験に対してじゃない。アンタの他の社員に対する評価だよ。

伊豆野 陣 : おや、何か間違った事を言ったかな?

鼓 楽 : ある意味間違ってないし、間違ってるよ。

鼓 楽 : 人が頑張ってんのを「お人好し」って言葉で片づけるのは、罵倒の一種だし、言葉のナイフだと思う。てか、一つの簡単な言葉で表すべきじゃないと思うし、それを部外の人間に言ってしまうのはダメでしょ。

伊豆野 陣 : ふむ…君がなぜそこまでうちの社員の事を思ってくれているのかはわからないが…頭に入れておくよ。

鼓 楽 : 思ってるわけじゃないっての。アンタの物言いが気に障っただけ。

伊豆野 陣 : それは失礼、悪気はないのさ。…ただ、業績が伸び悩む原因はそこにある。私も頭を抱えているんだよ。

 伊豆野 陣 : 社員が頑張っているのは認めているよ。…だからこそ、実績にしたいんだ。

伊豆野 陣 : わかってくれ、とは言わないけどね。

鼓 楽 : …じゃあもう少し言い方に気を付けな。勘違いされてもおかしくないよ。

伊豆野 陣 : ああ、肝に銘じておくよ。ありがとう。

伊豆野 陣 : …あ、君たち。診察をしておこう。君から、いいかな?(鼓を見る)

鼓 楽 : はいはい、お手柔らかにお願いしますよ~

伊豆野 陣 : ……うん。(聴診器をあてる)…では君も。

弐乃 銀城 : …あ、はい…

伊豆野 陣 : …ふむ…君(鼓を見る)

鼓 楽 : なに?

伊豆野 陣 : 治るまで時間がかかるかもしれない。ちょっと悪化してるかも。

鼓 楽 : それは…鎮静剤飲まなかったから?

 伊豆野 陣 : それもあるだろうが…進行は人それぞれだからね。

鼓 楽 : そ。でも治るんならいいや。

弐乃 銀城 : …!やっぱお前食うべきだったんじゃねぇか…!ばか!

鼓 楽 : いーの。

伊豆野 陣 : まあ、2 人で支え合って頑張って。出張で帰るのが遅くなって私の責任だし、薬なら会社に来て もらえれば追加分は渡すから。

KP : そういって、伊豆野は二人の肩を叩く。

鼓 楽 : へいへい…ま、頑張らせていただきますよ……

弐乃 銀城 : …まだお前と一緒にいなきゃいけねぇのかよ…

鼓 楽 : え、なに嫌なの?

弐乃 銀城 : いや、別に…嫌ってわけじゃ…

鼓 楽 : ならお願いするわ。よろしく銀たん♡

弐乃 銀城 : ぎんたん言うなばか…

KP : 製薬会社を出る前、伊豆野は探索者たちに告げる。

伊豆野 陣 : …今回一番収穫があったのは、親しい相手と同じ病にかかったとき、思った以上に精神的にその相 手を求めるのが人間だということだ

伊豆野 陣 : 病におかされたとき寂しくなる、人肌が恋しくなるというが、それは病故ではなく自制心が弱まり、 精神的な繋がりを求める力が強くなるからなのかもしれない

伊豆野 陣 : 一番の処方箋は......いや、なんでもない。引き止めて悪かったね

 鼓 楽 : 言いかけたんなら止めるなよ…

KP : 伊豆野は興味深そうに微笑み、あなた達を見送るだろう。

帰宅

 KP : あなたたちは帰路に着く。雨は止み、すっかり暗くなった夜闇が辺りを包み込んでいる。 思うところはあるだろうが、薬も貰えたしもう安心だ。

KP : ......安心だと言うのに、体はそれと反比例するように熱が増していく。

KP : 症状が今までで一番悪化している。弐乃の顔色もおかしく、こんな暗闇でもわかるぐらい症状が 現れているようだ。

鼓 楽 : …銀、大丈夫…?(顔を覗き込む)

 弐乃 銀城 : ………、…きっつ…(鼓の顔を見る)

鼓 楽 : …おれも。

鼓 楽 : 早く帰ろ、銀。(手を繋ぐ)

弐乃 銀城 : ……うん…(握り返す)

KP : 弐乃の家までたどり着く。…しかし、その手は離れない。あなたも離せない。

 KP : 自然と家に引き込まれる。

弐乃 銀城 : ……ちょっとだけ。

鼓 楽 : ……しょうがないな。

弐乃 銀城 : ………おれ、……

弐乃 銀城 : ………………

弐乃 銀城 : ………お前んこと…好き……

 弐乃 銀城 : ………かも。

鼓 楽 : …え、

鼓 楽 : ……それはどういう意味?

弐乃 銀城 : ……うそ、忘れろ…寒くて…ぼーっとしてんだわ

鼓 楽 : 嘘なわけないだろ。自分の気持ち誤魔化すなよ。

鼓 楽 : ……

鼓 楽 : …でも、ごめん。おれ銀のこと好きだけど今そういう風に見れない。

弐乃 銀城 : ………わかっとるわ……だから嘘だって言ってんだろ…

弐乃 銀城 : ……ごめん。

鼓 楽 : いや……おれのほうこそ…

鼓 楽 : ……考えさせて。今何も考えられない。(壁にもたれかかる)

弐乃 銀城 : ……考えんでもいい…気のせいだし、…今はそれより…

KP : 繋いでいた手を弐乃が引く。症状のせいで、自然と足はそちらに向かうかもしれない

KP : 拒否は、......難しい。体があまりにも熱を持っていて。

 弐乃 銀城 : ……下心はねぇから、…今だけこうさせてくれ…ぐす(抱きしめる)

鼓 楽 : ………いいよ。今だけな。

弐乃 銀城 : ……………

弐乃 銀城 : …………だー!もういい!この空気も嫌だ!!まじで忘れようぜ!

鼓 楽 : んだよそれ……始めたのそっちなくせに。

 弐乃 銀城 : だから!頭がぼーっとしてたんだよ!こんだけ一緒にいるとなんかこう…勘違いするだろ、なんちゃら効果ってやつだ!

鼓 楽 : 吊り橋効果って言いてぇの?

弐乃 銀城 : そんなんだ、そんなん!気のせい!勘違い!終わり!おれも忘れるしお前も忘れろよな!

鼓 楽 : はいはい、しょうがないから忘れたる

弐乃 銀城 : ん。嫌でも一緒にいなきゃいけないんだから、気まずいのはなしにしようぜ

弐乃 銀城 : ……悪かった。ま、いいだろ、飯食おうぜ。

鼓 楽 : 謝んなくてもいいのに。

鼓 楽 : 飯…食う元気ないな~

弐乃 銀城 : じゃ、お前の分はなしな〜!おれだけ食ったるわ

鼓 楽 : えぇ…元気だな……

弐乃 銀城 : ま、おれの方が体力あんだからよ!何なら食えるんだ?チャーハンか?

鼓 楽 : 重い……

鼓 楽 : おかゆなら食えっかも

弐乃 銀城 : しゃあねぇな!作ったるから待ってろ!

鼓 楽 : ん~よろしく~

鼓 楽 : あ、ベッド借りていい?眠い…

弐乃 銀城 : 今から作んのに眠るんかよ!

鼓 楽 : 出来たら起こして~…

弐乃 銀城 : はいはい…あ、暑かったらシャワーでも浴びてくるか?

鼓 楽 : んな気力な~い…(ぼすっ)

弐乃 銀城 : …へーへー。寝てろやマイペース男

鼓 楽 : ん~……よろ~…(すや)

 鼓 楽 : 〈……銀がおれのこと好きね~…〉

弐乃 銀城 : (鼻歌を歌いながら料理を作っている)

 鼓 楽 : 〈たのしそ〉

 弐乃 銀城 : ………

 弐乃 銀城 : ……寝てる、よな

鼓 楽 : (すや…)

弐乃 銀城 : …………(手を握る)

弐乃 銀城 : …………安心しろ、ちゃんと…諦める…

 弐乃 銀城 : ……、……今だけ許してくれよ(額にキスする)

KP : ──この手を離せないのは、病気のせいだけではないようだ。

KP : 《ED1 暑と寒》

 KP : シナリオクリアです。お疲れ様でした!

KP : ▼生還報酬
生還 1d6
暑と寒 2d2

 鼓 楽 : 1d6+2d2 (1D6+2D2) > 1[1]+4[2,2] > 5

弐乃 銀城 : 1d6+2d2 (1D6+2D2) > 3[3]+3[2,1] > 6

system : [ 鼓 楽 ] SAN : 75 → 80

system : [ 弐乃 銀城 ] SAN : 64 → 70

KP : ▽後遺症【暑寒病】
鼓の場合異様な暑さを、弐乃の場合異様な寒さを 1d6ヶ月間感じ続けることになる。それはあまりにも辛いものであり、今回シナリオを通過したもう片方の探索者に毎日30 分以上 は触れていなければ、やがて暑さ/寒さに動けなくなるその場合 SAN-1。
これは片方の探索者の後遺症が治ったあとも続き、相手の体温に関わらず誰よりも何よりも「温 かい」もしくは「冷たい」ものだと感じる。 この病は精神的なものであり、一番の処方箋は相手であるためだ。

[メイン] 鼓 楽 : 1d6 (1D6) > 5

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d6  (1D6) > 6

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