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みとひろ卓「君の薫りを僕に書かせて」

クトゥルフ神話TRPG「君の薫りを僕に書かせて」のセッションログです。

https://booth.pm/ja/items/3916272

KPC:一色 文禄(KP:尋)
PC:高畠 澪(PL:みと)
🌷隣に住む幼馴染

※以下ネタバレ注意
※後半の一部分は作家ではないため入れてません

導入


 KP : 夏が過ぎ、じわじわと秋が顔をのぞかせるその境目。 鼻腔を柑橘のそれがふわりと擽る。 甘く、優しく、ほんの少し香ばしいような香りは君を微かに想起させた。 カリカリカリ_とそれを感じる度に、手元のペンが柔い紙の上を走る。
君の薫りを消さない為に、君の姿を攫わせない為に、君の声を忘れない為に、
だから、だからそのために__

Call of Cthulhu

「君の薫りを僕に書かせて」 _きみのかおりをぼくにかかせて

KP : s1d100 (1D100) > 3(フェイクダイス)

KP : SAN値を10減らしてください。これによる発狂等はありません

system : [ 高畠 澪 ] SAN : 50 → 40

 KP : 柔らかいような、懐かしいような......そんな香りが風に乗って部屋を満たす。 頬を撫ぜる涼やかな風に、窓を閉め忘れていたのだっけか......と瞬きを数回繰り返した後に頭と体を起こした。

KP : どうやら自分は寝てしまっていたようだ。 それは浅いものだったか、深いものだったかまではわからないが、少なくとも数時間は横になっていたらしい。

高畠 澪 : 〈……何してたんだっけ。〉

高畠 澪 : 〈…?あれ、ここぶんちゃん家?〉(周りを見ながら)

KP : ふと、体を起こした際に何かがパサりと音を立てて落ちる。 何が落ちたのかと目をやれば薄手のブランケットが自分にかけられていたようだ。

KP : アイデアが振れます

高畠 澪 : CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 93 > 失敗

KP : 何故......?と頭を捻らすもわからない。もしかしたら寝る前に自分でかけていたのかもしれない。

高畠 澪 : 〈ってか、勝手に来て寝てたってこと?ぶんちゃんは…?〉

KP : ぼんやりとしている頭を覚醒させるように、部屋の中にぶわりとひとつ大きな風が舞い込んでくれば、部屋中がまた、独特 な柑橘に近い金木犀の香りで満たされた。

KP : もう随分と秋が近づいてきたのかもしれない。そんな事を頭の隅で思いながらも、少し冷えてきた室内をこれ以上冷やす訳にはいかないと貴方は窓を閉めに行くことだろう。

【探索可能箇所】部屋全体/机/窓

高畠 澪 : 〈いつも別に用事があるってわけじゃない…けどうーん…。〉(立ち上がる)

KP : いつもと何ら変わらない室内だが、今現在は窓から入り込んだ金木犀の香りで満たされている事がわかる。

KP : 目星が振れます

高畠 澪 : CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 56 > 成功

KP : よくよく見れば金木犀の香りのルームフレグランスやリードディフューザーのインテリアが増えている気がする。

KP : アイデアが振れます

高畠 澪 : CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 84 > 失敗

KP : はそこまで匂いにこだわるタイプだっただろうか、と思うだろう。

高畠 澪 : …ん…いい匂い。

高畠 澪 : …金木犀?だよね…(周りを見ながら窓を閉めに行く)

KP : 大きく開け放たれた窓。
寝る前に窓を閉めていたかどうかはあまり覚えてはいない。

KP : 窓の先には金木犀の木が植わっており、その香りが風に乗って部屋の中まで漂ってきたのだと考えると、植物にしては随分と香りの強いものなのかもしれないとしみじみ思う。

高畠 澪 : 〈…あ。外にもあったんだ、そりゃこんだけ匂うわ。〉

 KP : そうして、風に揺れる金木犀の木を眺めていれば、

KP : __途端、ずきりと頭が痛む。一瞬だけ何かが脳裏で見えた気がした。

高畠 澪 : いたっ……何…?

KP : しかし、それは一時的なものだったらしく、すぐに痛みは引いた。 一体何だったのだろうか。と思いながらも貴方は窓を閉める。

高畠 澪 : 〈別に天気悪くないから…偏頭痛じゃないし…。〉

KP : 貴方が窓を閉めれば、先程部屋を埋めつくしていた香りが段々と弱まって来るのを感じる。

高畠 澪 : …ふぅ。

高畠 澪 : あ…今何時だろ。(スマホを取るため机に近づく)

KP : 何の変哲もないただのローテーブル。普段はここで一色と食事をとったりしている。中々大きさもあり、物を広げるには困らなさそうだ。

KP : 目星+20を振ってください

高畠 澪 : ccb<=85 (1D100<=85) > 97 > 致命的失敗

KP : マットに滑って尻もちをついてしまう。HP -1

system : [ 高畠 澪 ] HP : 10 → 9

高畠 澪 : いてっ…。

KP : 携帯を取ろうと思い手をのばすと、机の上に新聞があるのを見つける。

高畠 澪 : …(手に取って見る)

KP : 新聞を見てみると、大きな見出しに目がいくだろう

〖金木犀の香りが食欲を抑制する?〗
金木犀の香りをかぐことで、脳内の摂食中枢が反応し、オレキシンなどの食欲増進物質が抑えられる。 同時に満腹中枢への働きが促進されるため、食欲が抑えられるものと考えられているようだ。 その為、金木犀の香りを使用した芳香剤や化粧品などを使って、食事前の30分~1時間の間、自分あるいは周囲に香りが漂う状態になっていれば効果は適用され、無理のないダイエットが出来ることになる。 今まで満腹になるまでしっかり食べていた人が、そこまで食べなくても自然に満足できるというのが、金木犀の香りの効果。
習慣づけていけば、自然に体重も減っていくことになるだろう。

KP : アイデアが振れます

高畠 澪 : CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 41 > 成功

KP : その記事を読んでふと一色の事を思い出す。そういえば......と最近の事を思い返してみれば、たしかに食欲が無さそうだったように感じられる。季節の変わり目で体調を崩しているのかと思っていたが、もしかしたらこれも関係するのかもしれない。

高畠 澪 : 〈…もしかして…こんなのに影響されちゃってんの?〉

KP : 窓を閉めたことにより、起きた時よりも随分と金木犀の香りが落ち着いてきた。

KP : 廊下の方から足音がこちらに向かって聞こえてくる。一色だろうか?と足音の方へ視線を向ければ、予想通りそこには一色がいた。

一色 文禄 : あ、おはよう澪…起こさないようにしてたけど…起きたんだね。よく眠れた?

高畠 澪 : あ…

高畠 澪 : …寝れた…けど。ぶんちゃんこそ何してんの。

一色 文禄 : え、俺の家だから寛いでたんだけど…

高畠 澪 : だってうち、何しに来たか覚えてないんだもん。寝て起きて気づいたら今だし。

一色 文禄 : うーん、そっかそっか…俺もなーんか記憶曖昧でさ…

高畠 澪 : …なにそれ。役立たず

一色 文禄 : えー、…ごめんね?

高畠 澪 : 別に…いつもの事だからいいけど。

一色 文禄 : …澪もいつも通りツンツンしてるねえ…ん?あれ、窓閉めちゃったの?

高畠 澪 : うるさいなぁって、あ、え?うん。だめだった?

 一色 文禄 : いや、だめじゃないけど…でもほら、金木犀の香りがいいなーって思ってたから。寒かったよね?もっと早く閉めにくればよかった

高畠 澪 : 違うでしょ、これじゃないの?こんなのに影響されてさぁ?(新聞を見せながら)

一色 文禄 : え?あ、それ……

高畠 澪 : ほら!その顔!当たってるでしょ

一色 文禄 : いやいや、まあほら…いい匂いのついでだよついで

高畠 澪 : だったら食べてその分動けばいいのに(ふんっ)

一色 文禄 : あはは…ほら、澪は部活も運動部だからいいけどさ…俺何もしてないし、隙あらば太っちゃうんじゃないかなって

一色 文禄 : 太った俺、嫌でしょ?

高畠 澪 : そりゃ…そんなぶんちゃん見たいわけがないけど

高畠 澪 : 別に朝の部活前なら走るの付き合ってあげるし

高畠 澪 : うちだって一石二鳥だからね。

一色 文禄 : うーん、朝か…起きれるかなあ…

高畠 澪 : 起きるなら起こしに行く。起きないならそのまま行くから。

一色 文禄 : えぇ…起き…る、気合いで起きる…

高畠 澪 : 言ったからには明日、叩き起すから。

一色 文禄 : 叩かれるのかあ…お手柔らかに…

高畠 澪 : …ってか、このダイエットの記事もそうだけど、匂いとか気にしてた?そんな素振りなかったけど。

一色 文禄 : そうそう、…金木犀の匂いが好きだから、集めてたんだよね。澪はこの匂い好き?

高畠 澪 : 別に…嫌いじゃない。

一色 文禄 : そっか、じゃあ俺と一緒だね。

高畠 澪 : そ。

一色 文禄 : ね、せっかくのお休みだし残りの時間はゆっくり過ごさない?お出かけもいいけどたまには家でテレビ見たりとか

KP : そういって一色は貴方の手を引いてソファへと促す。 引かれるがままにソファへと足を進めれば、一色はポスンッといった音を立てながらソファへと沈み、手を掴まれている 貴方も同じくソファへと腰を下ろすことになる。

KP : 一色は貴方が横に座った事を確認すれば、満足そうに笑ってから、貴方へともたれ掛かりそのままテレビのリモコンで電源をつけた。

一色 文禄 : 〜♪

高畠 澪 : …何歌ってんの。

一色 文禄 : んー?ゆっくり過ごせるのが嬉しくてさ。

高畠 澪 : そんなん週末ならいつでも出来るじゃんか。うちだってすぐなんだし。

一色 文禄 : でもさ、以外と合わないでしょ?澪も部活あるし、俺も友達とだべっちゃうし…

高畠 澪 : あぁ…まぁ確かに最近は、うん。

一色 文禄 : でしょ?たまには二人でゆっくりしたいんだよね〜

高畠 澪 : ……はぁ。こないだ大会終わったばっかだからしばらくは練習減ると思う。

一色 文禄 : ほんと?じゃあまたこうやって、二人でテレビ見て適当に過ごしたいな

高畠 澪 : わかった。どーせやる事もないんでしょ、付き合ってあげるから。

一色 文禄 : うん、ありがとう澪

KP : 心理学が振れます

高畠 澪 : CCB<=65 【心理学】 (1D100<=65) > 95 > 失敗

KP : 特に変わった様子はみられない。

KP : そうしてテレビを見ていると、とあるバラエティ番組が映し出された。 タレントや評論家が話し合っているようで、その内容としては「人間が忘れていく感覚の順番」という、バラエティ番組にしては少しばかり重たい内容のように思えた。

KP : 隣にいる一色の様子を伺えば、真剣にその番組を見ているようだ。

〖テレビの内容〗
人間が忘れていく順番は「聴覚・視覚・触覚・味覚・嗅覚」だと言われている。
これには根拠があり、嗅覚は五感のなかでも唯一、脳の<記憶と感情を処理する部分>に直接繋がっているからだということらしい。

高畠 澪 : そんなに真剣に見るような内容?これ、

KP : 評論家やタレントが各々コメントを言い始めたところで隣にいた一色が番組を変える。その時ふと、隣で貴方にもたれか かっている一色が小さく呟いた。

一色 文禄 : 嗅覚が最後だっていうのなら......その人の香りを忘れてしまったとしたら......

KP : なんの事かと貴方が口を開く前に一色は貴方の首元に顔を埋める。そうして、スン......とひとつ鼻をならせば次第に距離を取り、その目を細めて笑う。

一色 文禄 : ………

一色 文禄 : …お腹減らない?何か食べよっか

KP : 先程の表情とは打って変わってにこりと子供のような笑みを浮かべながら貴方を見れば、一色はブツリ......とテレビの電源を消した。

高畠 澪 : 〈……?〉

高畠 澪 : …お昼?いいけど。

KP : 聞き耳が振れます

高畠 澪 : CCB<=50 【聞き耳】 (1D100<=50) > 54 > 失敗

KP : ふわり、と金木犀の薫りが鼻を擽る。

一色 文禄 : よし、じゃあキッチン行こうか

高畠 澪 : (頷く)

クッキングタイム

[メイン] 一色 文禄 : 何作ろっか?

KP : ご飯ダイス表を使おう!1d10を振ってください

高畠 澪 : 1d10 (1D10) > 7

KP : ⑦ベーコンエッグとサラダ

一色 文禄 : CCB<=10*5 【DEX × 5】 (1D100<=50) > 90 > 失敗

一色 文禄 : …

一色 文禄 : …澪

高畠 澪 : ほ〜ら、黙って見てりゃ

高畠 澪 : 貸して

高畠 澪 : CCB<=13*5 【DEX × 5】 (1D100<=65) > 8 > スペシャル

KP : かちゃかちゃと食器が擦れる音、空腹を掻き立てる香り。仄かに部屋に溢れる金木犀の香りもそれによってかき消されていく。

KP : フライパンの上からはジュウジュウと聞こえて耳に心地が良い。 焦がしすぎることも無く上手くそれを焼く事ができた。

一色 文禄 : 澪、すごい!うまそう…

高畠 澪 : …褒められたってこれ以上何も出ないからね。(にこにこ)

一色 文禄 : いやいや、本当にすごいよ。さすが俺の幼馴染!

高畠 澪 : ほら早く、冷めないうちによく味わって食べなさいよ!

一色 文禄 : ふふ、ありがとう。〈澪嬉しそう…よかった〉

KP : 丁寧に盛り付けていけば、後はそれを食べるだけだと2人で席につくだろう。

KP : 食欲をそそる香りが室内に充満し、反射的にお腹がなりそうになる。いただきます......と手を揃えて言ってから、貴方がそれを口に運べば、暖かな味が口内に広がった。

一色 文禄 : …どう?美味しい?

高畠 澪 : そりゃうちが作ったんだもん、当たり前でしょ。

一色 文禄 : 確かに!そうだね。…うん、美味しい(もぐもぐ)

高畠 澪 : ならよかった。

一色 文禄 : ……。

KP : 一色の方を見ると、最初こそ食べていたものの、途中からはあまり箸が進んでいないように見える。

KP : 目星または心理学を振ってください

高畠 澪 : CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 21 > 成功

KP : よく見ればどこか顔色が悪いように思える。やはり体調が悪いのだろうか?

高畠 澪 : …ね、

一色 文禄 : ん?どうしたの?

高畠 澪 : やっぱりいらないんだったらちゃんと言って。

一色 文禄 : ええ?いるよ、すごく美味しいし……

高畠 澪 : …顔、出てるから、あんまり入らないんでしょ。それとも何?また金木犀のせいとか言わないでよね。

一色 文禄 : …バレちゃってるか…うーん…食べたいんだけど………はあ、ごめん。食べたら少し休憩しようかな。

高畠 澪 : 別に隠す必要なんて無いでしょ、そうしな。

一色 文禄 : …うん、ありがとう

KP : POW×5を振ってください

高畠 澪 : CCB<=10*5 【POW × 5】 (1D100<=50) > 47 > 成功

KP : 具合の悪そうな一色を見ていたら頭がぐらりと揺れた。視界の端には金木犀がこぼれ落ちている様子が一瞬うつったが、すぐにそれはおさまる。
奇妙な感覚にSAN値チェック1/1d2

高畠 澪 : 1d100<=40 【SAN値チェック】 (1D100<=40) > 51 > 失敗
高畠 澪 : 1d2 (1D2) > 2
system : [ 高畠 澪 ] SAN : 40 → 38

高畠 澪 : 〈……は?何…また。〉

KP : ここで不定のリセットを行ってください
system : [ 高畠 澪 ] SAN : 38 → 50

KP : 食事を取ったあと、一色は「ごめんね......せっかくのお休みなのに」と言って申し訳なさそうに眉を下げて貴方に言えば 自室へと戻っていく事だろう。

KP : アイデアが振れます

高畠 澪 : CCB<=65 【アイデア】 (1D100<=65) > 71 > 失敗

KP : そういえば、近頃一色は1人でいる時間が多いように思える。何かあるのだろうか?

KP : 思うところはあるが、体調が悪いのであれば一人で休む時間も必要だろう。一色のいない室内で、1人静かに寛ぐことになる。

高畠 澪 : 〈とりあえず、片付けといて…あ、アニメでも見ようかな。多分勝手に見ていいって言ってたはず。〉

高畠 澪 : (テレビを見る)

KP : 貴方はテレビを見てしばらく過ごす。しかし、やはり一色の様子が気になるだろう。

KP : 何も無ければ良いのだが......と頭の隅で考えながら、水分もままに取れていなかった一色の事を思い出し、顔色を伺いがてら水を持って行ってあげようと思うかもしれない。

高畠 澪 : 〈……もやもやする。行こ〉

一色の部屋

KP : 一色の様子を見に部屋まで行けば、どうやら机に伏して寝ているらしく、こちらには気づかないようだ。

【探索可能箇所】一色が寝ている机/部屋全体/ベッド

高畠 澪 : 〈はぁ…机なんかで寝て…ベッドで寝ればいいのに〉

高畠 澪 : (ベッドに近づき座る)

KP : いつもと何ら変わらないベッドだが、シーツや布団がだいぶ乱れていることに一目で見て気づける。また、シーツの上には先程リビングの窓越しでも見た、金木犀の花が所々に散らばっている。

KP : 聞き耳が振れます

高畠 澪 : CCB<=50 【聞き耳】 (1D100<=50) > 91 > 失敗

KP : 特に違和感はないが、ベッドがやけに乱れている。何かあったのだろうか?

高畠 澪 : 〈…1回は…寝てる、の?わけわかんない。〉

高畠 澪 : (そのまま部屋を見回す)

KP : 窓が空いており、風が吹き込んでいる。 秋だということを感じさせるような、冷たい風が吹き込む度に肌寒く感じるかもしれない。

KP : 目星が振れます

高畠 澪 : CCB<=65 【目星】 (1D100<=65) > 60 > 成功

KP : リビングよりずっと金木犀の製品が多いように感じられる。棚の上には練り香水がいくつも置いてあり、流石に好きだと言ってもここまで急に買い出すものなのか......?と少し不気味に思う。
SAN値チェック▼0/1

高畠 澪 : 1d100<=50 【SAN値チェック】 (1D100<=50) > 65 > 失敗
system : [ 高畠 澪 ] SAN : 50 → 49

高畠 澪 : 〈やっぱ変だよぶんちゃん…〉

高畠 澪 : 〈寝てては欲しいけど…うーん〉(文禄に近づく)

KP : 声をかけようかと近寄れば机に書きかけの何かがある事に気がつく。

高畠 澪 : ん?(見る)

KP : 書きかけの何か......をよく見てみればそれは日記のようで、手に取って見れば何が書いてあるのかわかるだろう。

高畠 澪 : …日記?(読んでみる)

〖日記〗 
〇月×日
近頃澪から金木犀の香りが強くする気がする。 前からそんな香水つけてたかな?今が金木犀の時期だからつけてるの?わからないけど、良い香りだなとは思う。

 〇月×日
金木犀の香りが薄れる度に強い焦燥感と恐怖心にかられる。 なぜだかそれに、澪が消えてしまうんじゃないかって考えてしまって、どうしようもなく怖い。 香りが消えたら澪も消えてしまうのだろうか。
そんなの、嫌だ

〇月×日
香りが薄れないように、練り香水を買ってみた。少し安心した。
明日には金木犀のルームフレグランスも届くらしい。 金木犀の香りを纏えば、澪がいなくならないんじゃないかって思って片っ端から集めてはいるけど、これで大丈夫だろうか。
......きっと、きっと、大丈夫

 〇月×日
最近食欲がない。
何でかわからないけど食事が喉を通らない。 金木犀の香りはしっかりしているし、澪も傍にいるはずなのに、何故か不安感だけが募る。

〇月×日
怖い、こわい、こわい。 金木犀の香りが薄くなってきている。澪がいなくなってしまうかもしれない。 残さないと、澪がここにいる痕跡を。

KP : 一色の普段の様子からは想像できないような心理的な内容を連ねられた日記に少なからず驚くことだろう。それに、自分が消える......といった不安を煽る文面に悪寒が走る。
SAN値チェック▼1/1d3

高畠 澪 : 1d100<=49 【SAN値チェック】 (1D100<=49) > 69 > 失敗
高畠 澪 : 1d3 (1D3) > 2
system : [ 高畠 澪 ] SAN : 49 → 47

高畠 澪 : 〈は……え、何考えてんの。〉

高畠 澪 : 〈別にさっきも言ったし、大会だったから家来てなかっただけだし…そんな居なくなるなんて。〉

高畠 澪 : …はぁ。で、起きないわけ?(文禄の体をゆする)

一色 文禄 : …………

高畠 澪 : ……(ため息)

高畠 澪 : もうちょっとマシなとこで寝てよ…。(力を入れて文禄をベットに引っ張る)

KP : 色々と異常を感じはするが、とりあえずは体調が悪いと言っていた一色をあのまま寝かせて置く訳にはいかない...... と、ベッドまで引きずる。

KP : 一色を横にさせようと彼の体に触れ、そうして布団に寝かし、布団をかけ、寝息を立てる一色の顔へと視線を向 けてから離れようと視線を逸らした__その時だった。

KP : グイッ......と自分の腕が一色の方へと引かれ、体制をぐらりと崩せば、そのまま布団の中へと体が引きずり込まれる。 何事か......と口を開こうとすれば、ふっ......と項に吐息がかかり、一色の髪の毛が、撫でるように自分の肌へと触れた。

KP : 後ろから抱きしめられるようにして回された腕は、まるで逃がすまいとでもいうかのようだ。

KP : 背に伝わる温もりに、自身の鼓動が自然と逸り、 後ろから強く香る金木犀の香りに、頭がくらりとする。

一色 文禄 : ……澪、消えないで…

KP : 耳元で、そう、一色が消え入りそうな声で呟いたのが聞こえた。

高畠 澪 : なっ、なに、なに。

KP : アイデア+20が振れます

高畠 澪 : ccb<=85 (1D100<=85) > 95 > 失敗

KP : そういえば、さっきの日記を見た時に、自分から金木犀の香りがして、それが薄まる度に消えそうに感じると書いてあった。
澪が消えないように金木犀の香りを纏うと書いてはあったが、それはどこか不思議だと感じる。 一色を心から落ち着かせるには、本来の自分の香りを教えさせるのが良いのではないか?と思いつく。

高畠 澪 : …っ、まじで何してんの…別にうち消えないし。

高畠 澪 : ってか、そもそもうちだって離れるつもりないし…ぶんちゃん家居心地いいから。

高畠 澪 : あ゛〜〜もう、どーするのが正解かわかんないけど!(振り返って抱きしめ返す)

KP : 貴方は一色をあやすように、落ち着けるように、そっと彼を抱きしめ、その背にゆっくりと腕を回す。

KP : トン、トン......と一定のリズムで彼の背を優しくたたいて、そうして身を寄せる。 金木犀の香りの中に一色の香りが混じって、自分も心が落ち着いていくのがわかる。

KP : 暫くこのままでもいいかもしれない、なんて......そんな考えが脳裏に過ぎってしまう程に、酷く心地が良い。

KP : _貴方が身を寄せた事により、一色も貴方の香りを認識するように顔を寄せ、んん......と、小さく唸った後に、パチリ ......と今まで何かを堪えるように瞑っていた目を開いた。

一色 文禄 : ………あれ、…

高畠 澪 : …!?(飛び起きようとする)

一色 文禄 : わ、澪!?

高畠 澪 : なに!

[メイン] KP : 驚く声とは裏腹に、自分に回す腕はどうやら離す気はなさそうなのか、はたまた気づいていないのか......どちらにせよしっかりと抱きしめられたままだ。

一色 文禄 : ……びっくりした、…え、何この部屋、金木犀すごい

高畠 澪 : は…?何言ってんの。ぶんちゃん、自分でやったんでしょ。

一色 文禄 : え、そうなの?俺最近のことあんまり覚えてなくて…

高畠 澪 : …意味わかんない。ってか、離してよ。

一色 文禄 : ……わ!俺なんでこんな事してんだろ…

一色 文禄 : ……でもさ、昔はよくこうして布団にもぐって遊んでたよね、懐かしい

高畠 澪 : かくれんぼでしょ、ぶんちゃんお得意の…。

一色 文禄 : そうそう、静かにするのは俺が得意だったけど、鬼ごっこになると澪すっごく強かったよね

高畠 澪 : …う、うん。そうだった。静かにしてたってもごもごしてんだもんすぐ分かるでしょ

一色 文禄 : …ふふ、俺、澪見つけるの得意だったよ(澪の髪をすくう)

高畠 澪 : やめてよ。(手を払う)

一色 文禄 : …あ、もごもごしてるからじゃなくて、澪がいる雰囲気とか、ふわっとした匂いが好きでさ

一色 文禄 : これは幼馴染の特権だよね

高畠 澪 : ……あっそ。好きにすれば、その特権。(顔を伏せる)

一色 文禄 : …うん、好きにするね

高畠 澪 : 別にそれ、ぶんちゃんだけじゃないから。(ぼそっ)

一色 文禄 : ん?何なに?

高畠 澪 : もー!知んない!言わない!

一色 文禄 : え!ご、ごめんね?

高畠 澪 : 分かったら早く離れて!(体を押す)

一色 文禄 : ……ん(ぱっと離す)

高畠 澪 : (起き上がり座る)…とりあえず体調良くなったなら今日は帰るから。

一色 文禄 : そう?まだゆっくりしていけばいいのに

高畠 澪 : 言わないとわかんないの?1人でゆっくり休んでってこと!

一色 文禄 : んー、せっかく体調良くなったから、一緒に過ごしたいなって思ったのになあ

高畠 澪 : ん〜゛……

一色 文禄 : ……(じっと見る)

高畠 澪 : わかった!わかったから!

一色 文禄 : やった、一人じゃつまんないし、ゆったりテレビでも見ながら過ごそうよ

高畠 澪 : 結局いつもと変わんないんじゃん……

一色 文禄 : いつもと変わらないのが一番いいでしょ?

高畠 澪 : ………そう、だね。

KP : 何が一色と自分に起こっていて、何が起こりそうだったのかは全くわからないが、胸の奥の不安感も消えた今となっては、それも些細な事のように思えた。

KP : 途端、風に乗って金木犀の香りが吹き込み、頬を撫でられる。
それが心地よくて目を細めてから、隣の彼はどうかとふと、そちらを見る。

KP : かちり、 視線が交差したかと思えば、その目尻が下がり薄く微笑んでから、貴方へと一色の手が伸ばされ、そうしてまた優しく抱きしめられる。

KP : すん......と貴方の香りを嗅いでから、一際深く抱きしめた後、貴方を見て口を開いた。

一色 文禄 : 金木犀より、ずっとずっと澪の匂いが好き。すごく落ち着くし、優しい気持ちになるから

一色 文禄 : …だから、澪がよければ…時々でもいいから、これからもこうして、

一色 文禄 : …澪の香りを、俺に教えて欲しいな

KP : そう、控えめに発されたその言葉が自分の耳に届いた瞬間、彼の薫りが広がった気がした。

KP : エンド_君の香り/薫りを知る◆両生還

KP : ◆生還報酬 SAN値回復1d6
聞き耳に1d6の成長

KP : ◆後遺症(KPC、PC共に)
相手の香りが1d3ヶ月間恋しくなる。

高畠 澪 : 1d6 (1D6) > 2

高畠 澪 : 1d6 (1D6) > 1

高畠 澪 : 1d3 (1D3) > 3

system : [ 高畠 澪 ] SAN : 47 → 49

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