洗濯バサミと水泳ゴーグル
さっき私の寝室に「水泳ゴーグル」が落ちていました。そんなわけないけど、確かに落ちていました。
そんなわけない理由。私の持っている物は「青色」のはずだから。落ちていたのは透明の白。小ぶりで小さい子用くらいのサイズ。
この水泳ゴーグルが目に入ってからは、ハテナが浮かびまくり、しばらく見つめて考えていました。数秒後、とりあえず触ってみようと手を伸ばすと、気が付きました。
それは「洗濯バサミ」だったのです。
「水泳ゴーグルではなかった…」
勘違いが面白いね、という話でもあるのですが、人間の認識の仕方について不思議に思ったので、書き残しておくことにしました。
人間が物を見て
それが何であるかを認識するのには、
いくつかの道筋があると思います。
この水泳ゴーグル事件では、「見た目からの判断」が先に道筋に浮かび上がります。
あるわけない、という論理的な考えは、見た目からの判断よりも遥かに遅れて届きます。かなり長い間、水泳ゴーグルだと騙されてました。しかも、なぜ水泳ゴーグルが落ちているのだろう、と考え始めていたので、そこに水泳ゴーグルがあること自体は疑っていなかった。
そして、少しずつ、でもじっくりと考え抜き、「あるわけない。」に辿り着きました。子供用だし、ましてや何年も見てないものが、そこらへんに転がっているわけない。
あるわけない。と正確な答えにたどり着いた時に、自分自身で、「そらそうや!あるわけない!なんですぐ分からへんねん」と突っ込みつつ、人間の認識って面白いなあと思ったのでした。
人はやっぱり
見えたものから瞬時に判断してるのね。
そして、論理的な考えはかなり遅い。
見えたものから瞬時に判断した結論は
論理的な考えが来るまでは強固。
こういうことがわかりました。良い出来事でした。
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