「広葉樹検索マトリクス」の試作
Calc 用
Excel 用
Libre Office Calc で作ったワークシートです。
フィルタ機能でいくつかの項目を絞り込んでいくことによって、
種にたどり着くことができます。
できるだけデータ様式の統一に注意しました。
初心者でもわかりやすくできればと思います。
検索表の完備された図鑑も多くなっていますが、わかりにくい選択肢に当たると、そこで止まってしまうこともしばしばだと思います。
そのようなことがないように、好きなところから、どんどん絞り込んでみてください。
(Calc 用)と(Excel 用)の2種をアップすることにしました。
Libre Office Calcで利用される方は、そのままファイルを使用できると思います(Calc 用)。ただしソフト上の設定の確認が必要な場合があります(以下に説明あり)。
Excel など他の表計算ソフトにも、移行できると思います。
以前の Excel の使用経験から、Libre Office Calc との比較においては、Excel の方が格段に使いやすいような気がしています。
しかし Libre Office Calc は無料で、一応、一通りのことはできます。凝ったことをやると、すぐバグが出てくるのが心配なのですが、しばらくは用が足りると思っています。
最近の Excel の傾向はわかりませんが、コメント表示などは双方とも使用に耐えないようです。
表計算ソフトは、数値データを主に考えられているので、
デフォルトのセル内表示は「下詰め」なっていると思います。
確認して、シート全体を選択「上詰め」に設定する必要があります。
(Calc 用)は「上詰め」に設定してあるのでそのまま使えます。
すぐ使えるように、行列の固定見出しの設定とフィルタ機能のオンをしておきたかったのですが、そこまでは互換性はないだろうとあきらめて、プレーンな状態のままにしました(Excel 用)。
それぞれのソフトの手順にしたがって、
列見出しは項目名の行に設定。
行見出しは和名の列。画面の範囲に余裕があれば、科名、属名を一緒に固定してしまうという手もあります。
画面分割の利用の場合は、最初は左端は ID の列になっているので、和名の列が左端になるように横スクロールして、H2セルの位置をアクティブにし、画面分割を実行すれば、上と左が見出しの形になります。
フィルター機能は一番上の行全体を選択してオンにします。
ソフトが異なると、セルの縦横の大きさも変化して文字表示が切れると思いますが、気になったときにその都度、縦横の幅は広げられます。横幅を決めてあれば高さは全体指定で一度に拡張できます。
(Calc 用)と(Excel 用)双方で必要なソフト上の設定
自動スペルチェックがオンになっていると、ラテン語化されている学名にことごとく赤い波下線がつくので、自動スペルチェックは「オフ」にしてください。
数式データは無いので、「自動再計算機能もオフ」にしておくと動作が軽くなります。
かなり大きくなってしまった感(横42×縦620)がありますが、
これで広葉樹の名前調べがかなり楽になると思います。
大きな表のスクロールにはマウスのホイール使用が便利です。
マウスホイールだけの回転で、縦スクロール
[SHIFT]キー+マウスホイールの回転で、横スクロールになります。
とは言っても、かなり大きな表なので扱いに慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
またメモリが少なめの場合、複数のソフトを起動しているとクラッシュする可能性があるのでご注意ください。
ファイル内容は
sheet1:データ本体
sheet2:凡例・項目説明など
となっています。
必要に応じて、ご自分の愛用している図鑑のページなどを追加して入力することもできます。
ファイルには一切、保護はかけていません。
逆に元の部分を誤入力をして消さないよう注意。
文字表示%を小さめに設定できれば、スマホやモバイルで使うのは困難かとは思いますが、画面の表示範囲が広くなります。私は目が悪いのでかなりの拡大表示をしています。
フィルタ機能の使用時に、選択肢が少ないものはそのまま選択すればよいのですが、多く表示されるものは部分一致を使うのもおすすめです。
土台としたデータは、
原寸イラストによる「落葉図鑑(第3版)」吉山寛著、文一総合出版社刊です。著作権のことは判らないのですが、営利目的ではないし、応援の意味を込めてなので大丈夫でしょうか?問題があればすぐ取り下げます。
長年、携行と情報量のバランスの良い「樹木図鑑」を探してきて、目の前の樹木の名前を探し出すものとしては、ベストに近いと思っています。ただ、検索の手掛かりは少なく、ある程度の科や属の形態のまとまりを知っていないと使いにくい。
ここが初心者に難しい点なので「マトリクス」を試作してみました。
白黒印刷なので、書き込みができる紙質です。
現在も在庫僅少の状態ではあるものの入手可能ですが、APG分類などで大分様子が変わってきているので、新版を期待したいと思っています。
「落葉図鑑」ということで、落ちている葉が出発点になる図鑑です。
なので常緑か落葉かという指標はかなり後で出てくることになっています。
観察時期が限られる花や実の直接の説明は少ししかありません。
樹木から葉を採取して調べるときには、樹冠の大そとのものや、ひこばえ・徒長枝のものは避けてください。外部からの光・熱・風・排気ガスなどの影響で変形しているものが多いからです。どう見てもクスノキなのにきれいな羽状脈だったりします。
また一般的な地域を対象とした図鑑なので、北海道や琉球・小笠原地方、高山帯には、それぞれに特化した図鑑をご利用ください。
針葉樹も含みません。
もっと高価な情報量の多い図鑑もたくさんあります。
しかし、どれが屋外の観察地点で今必要な情報なのか、実際には目移りしてしまいます。重量が大きいのも難点です。写真のきれいなものも多いですが、見とれている時間はあまりありません。名前が確定してからより細かい特徴を調べるのに良いのですが、絵合わせを何度もやるのは大変です。
以上です
いじり倒してもらえればうれしいです。
ファイルがこわれても何度でもダウンロードできます。
樹木や自然に興味を持っていただける方が、一人でも増えますように…。
SDGsはちょっと違うとは思いますが…。
初めてサポートいただけるように設定してみました。
気が向いたらお願いできるとうれしいです。
金品を頂けるものとは思っていないので、料金設定等はしていません。
ご覧いただきありがとうございました。
いろいろ感想や希望を教えていただければありがたいです。
サポートいただけるとありがたいです。資料収集活動、その他地域猫の保護費用に使います。ニャンゲル係数、高いニャン。