君のことが愛おしすぎて爆発コント

昨日、眠すぎて風呂に入るのを諦めたことを後悔する。瞼が浮腫んで強盗殺人犯のような目付きになっていた。何度鏡を見てもただの殺人犯ではなく、これは強盗もやっとる。体重が一晩で0.75キロも増えていた。風呂って大事。すんませんでした、これからはちゃんとします。

生徒会辞めたし、部活引退したし、体育祭も文化祭(文化委員)も終わり、受験勉強も一段落した。暇なので放送部に入ろうと思う。

学校帰り、自転車に跨り信号待ちをしていたら、ドーーン、と、いきなり後輪に物理的衝撃が。私はこけそうになったので反射的に自転車から降りた。
おい。誰じゃい、と怪訝に振り向くと、おそらく年下の男子生徒が自転車ごとひっくり返っているではないか。めちゃくちゃ滑稽であった。怪我は無さそうでなによりだが、精神的にはズタボロのようで、表情は自業自得の恥を通り越した怒りに満ち満ちており、もはや泣きそうにも見えた。その気持ち、わかる。私も事故ったときそれになった。けれど、私も私で余裕が無いため、衝突されて謝られなかったことにムカついている。
私の中で復讐欲と同情心がせめぎ合った結果、私は真顔で数秒間、地面の彼を見つめた。その顔があらゆる感情でますます赤くなって、一方信号はかまわず青になって、私は何事もなかったかのように横断歩道を渡って(カーキ色の自転車で)帰ったけれども、私悪いことしてないしな、散々な男子生徒にあえて「大丈夫?」と声をかける、無言で写真におさめる、などしていたらどうなっていただろう、などと妄想した。容赦無いな、と思って笑けた。あの子、無事か。

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