威嚇してピース

やけに死にたいと思ったら低気圧のせいだった。死にたいと思いながら寝て、起きたらまだ死にたかった。生理前というのもあるかもしれないが、なにしろ自律神経かホルモンバランスかなんかがおかしなっとるのだろう。神経からくる不調はもうどうしようもないのだと、人間はそういうふうにできているのだと、さくらももこが言っていた。

漠然とした不安、ストレス。課題や心配事などの気がかりもいまはお金のことくらいだ。貯金箱はついに底が見えてきたが、全然なんとかなるレベルであるし、働かずに遊んでばかりいるからなんならいつもよりハッピーなはずである。ところがどっこい、なんでわかってくれないの?私がおかしいの?はァ本当わかってねーなクソつまらん死ねファック絶対に殺す、などとその他もろもろカラフルな暴言・放送禁止用語らが脳内を駆け巡り、最終的にいつも私が死ぬことになる。相手に実体は無い。

金髪にしたろかな、という思惑もとい、イライラすると派手な格好をしたくなったりイメチェンしたくなったりする。元来私は変身願望が強く、いろんな服を着ることが楽しい。
最近散髪した。もうじき秋だし、顔の周りの毛を増やしてもさもさにしてもらったら、ヒッピーみたいになった。気に入っている。反抗的な目つきを髪の毛で隠して無敵のピースをした。

のびのびと生活を営み、もさもさの頭でさまざまなことを考えている。化粧禁止の校則は、"違反だから"しか理由がないあたり大麻である、化粧は大麻だし女子高生はヒッピーである。とか。ろくなことを考えていない。

死ぬとか言わないで、まだ若いんだから。はは、若いだけやけどな。阿佐ヶ谷で見た夢を思い出した。あの夜、ラブ&ピースさえあればそれでよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?