腐り輝く

こんばんは、ひよりです。
ここ最近プライベートのゴタゴタや、締切が近い作業などがあり、中々noteを書けずにすいません。
未だに何一つ解決しておらず、締切も迫っていますが、現実とランナウェイする為に今日は久々に書きます。
見てやってください。

さて、今日は皆さんにひとつ告白があります。
私の属性について、です。
何を隠そう私…

腐っています。

腐女子です。

筋金入りのお腐り様です。

あまり知られていない事実なのですが、私は腐っています。巨神兵くらい腐っています。
家にはBL本が100冊以上
いわゆるBLのエロゲがPCを圧迫し
職場や街中で男2人を見ると
ムムッ…ムムムッ…っと私の中の腐れカビラが目を覚まします。
私の頭の中は常に、男✖️男で溢れているのです。

しかし、私も人間、生まれていた時から腐っていた訳ではありません。
その経緯を語っていきたいと思います。

あれは、中学校2年生。当時銀魂が大好きだった私はいつものように、中古本屋さんにキックボードをぶっぱなしていました。
当時の私は漫画を集めるのが好きで、いわゆるオタ女子には既になっており、色んな本を立ち読みしては買い漁ってました(ここら辺が私が古い漫画に詳しい理由です)
その日も私は本屋さんで目に付いた本を片っ端から漁ってはカゴに入れを繰り返していました。
そんな時ふと目に入った本がありました。その本のタイトルは

「かぶき町チン選組 十✖️銀本」

当時まだ純粋無垢。クラスメイトの男子が着替えるのを見ただけで動悸が止まらず早退してしまうレベルでした。
そんな私なので、今ではあからさまにあからさまなタイトルのこの本を
普通に公式の銀魂の本だ!と思い。なんか薄いなぁと思いながらも、購入し家に持ち帰りました。

その後私は愛車のベッケンバウアー(キックボード、2年後に盗まれる)
を綺麗に掃除し、お花の水やり等をして。部屋にこもり買ってきた本を読み始めました。
当時本当に銀魂が大好きだった私は、当然、謎の薄い本を最初に手に取り封を破り、カントリーマアム片手にページをめくりました。

えっ…

えええええ!!?

なんだ!!なんだこれぇ!!?

そう、そこには一糸まとわぬ姿の銀ちゃんと土方さんがふんぐほぐれつ抱き合ってるではありませんか。

当時純粋無垢だった私は直ぐにその本を投げつけ、その後広い押し入れの奥底に封印しました。親にバレると殺されると思ったからです。

えれぇ物を見ちまった…
世界は残酷だぁ…

純粋無垢だった私は、当然性行為というものを知らないし、クラスメイトが彼氏とそういう事をしたと言う話を聞いても何も実感がわかずに

した後はほうれん草を食べた方がいいらしい

という素っ頓狂なアドバイスを、カマしたりする程に性に関して無知。
まして同棲愛という物が存在していることさえ知りませんでした。
その夜は震えて眠りました。この当時本当に悪い事をしたと思っていました。

しかし、その1週間後

私の部屋には、古本屋の銀魂BL本が全部揃っていたのです!!!

なんということでしょう。あんなに奥手だったひより少女。男子と話すだけで目が泳ぎ何故かトイレに行きたくなるひより少女が、BL匠の手によって、寝盗られ系BL大好き腐女子に生まれ変わったのです。

押し入れの奥に眠ったはずのチン選組はその2時間後には引っ張りだされベッドの上に待機され。それに飽き足らず私はその月のお小遣いを全てBLに使い果たしていたのです。

しかし、それには深い理由があります。第三者の介入がありました。
当時私の友達には既に腐り神となっている方がいて

通称 おっきー(ブログに出していいか聞いたら、名前はおっきーがいいと言うのでそうします。本名はやすこです)

やすこは小6から腐女子という、世が世なら一国の救世主になっていたかもしれない経歴の女性で、私と同じおかっぱメガネという見た目も相まって、その当時から私の大親友でした。
しかし、やすこはBLの布教という物をあまりせず、私が銀魂にハマり始めた頃も

「ふーん、そういうのもいいんじゃん?」

と何故かできる女を、気取り銀ちゃん愛を高速早口で語る私を、檻の中のタヌキを見る目でみていました。
しかしやはり大親友、どんな事も共有したい相談したい。と私は思い切って腐ったことをやすこに報告しました。

私「あのね、ひよりね、BLはまったっちゃけど」

やすこ「ふーん、そういうのもいいんじゃん?」


完全にやすこはできる女でした。
多くを聞かず、多くを語らず彼女は私のありのままを包み込み認め、愛してくれたのです。
ありがとうやすこ
愛してるやすこ
あと、借りてる無惨✖️産屋敷の本はもうちょっと読みたいから返すの待ってやすこ

とまぁら、長々と書いたのですが、私はそれ以来もう10年以上腐女子なのです。
しかし。勘違いしないで頂きたい、私はその事を恥ずかしいとも思っていませんし寧ろ誇らしく思っています。このご時世ジェンダーフリーが叫ばれる時代に、ゲイはヤダ、レズはやだと宣う旧人類はまだ居ます。しかし性別がなんだという話です。

たまたま、好きな人の性別が同じだった。

ただそれだけの話なんです。
愛するということを止められる物など存在しないのです。
だから今、私が男の娘と男性というジャンルにハマっていることも誰も止められやしないのです。

皆様もどんな方が好きだろうが、なんだろうが誇って欲しい。
愛する相手で自分の愛情の価値が決まるのではなく、自分の愛の大きさで価値は決まるのです。
最後に今でも最高な私の相棒、やすこの最高に輝いた名言でこの話を締めたいと思います。

「肛門には愛が詰まっている」

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