部長だより第1号|新学期になりました

こんにちは、ついに正式に天文部の部長になったγです。拙い文章ですが、今回も皆さんに天文をもっと楽しめるような情報をお届けしていきたいと思うので、よろしくお願いします。

1.そもそも天文・宇宙の楽しみ方って?

突然ですが、皆さんは「天文」とか「宇宙」と聞くと、どんなことを想像しますか?美しい、未知、ロマンがある…など、色々あるかと思います。一方、「天文って数学とか物理とか使うし、知識もたくさん必要で難しそう」と思うこともあるのではないでしょうか。実際、自分も小さい頃から星が好きでしたが、どこか「小難しいな」と思い、好きなはずの天文から離れていた時期がありました。ここではそんな自分が見つけた天文・宇宙の楽しみ方を紹介していきたいと思います。皆さんにとって参考になれば幸いです。

①見る

全てはここから始まるんじゃないかと思います。天気がいい日の夜、空を見上げると輝く星を見ることができます。空を見上げるだけでいいんです。私は部活や塾の帰りに「今日は月がはっきり見えるな」「オリオン座あるじゃん!」とか思いながら空を見上げ、見るたびに違う姿を楽しんでいます。
また、時々起こる流星群や月食などは珍しいので見られると幸せな気分になれて、ニュースなどでも話題になるので多くの人とその感動を共有できます。
さらに、特にきれいだと思ったものがあれば、それの写真を撮ってみるのも楽しみの一つです。最近ではスマートフォンに星空撮影機能がついていることが多いので、より簡単に空の様子を写真に残すことができます。

②学ぶ

夜空の星を眺めていると、だんだんそれらの個性が気になってきます。例えば、「あのぼんやりした星の名前なんていうんだろう」とか、「なんで今日の月ちょっと赤いんだろう」とか。知りたいことが増えてきたとき、まずは図鑑など分かりやすく説明された本を読んでみると、だんだん興味がわいてきてマニアックな知識も得られるようになってきます。
個人的に大事だと思うのは、「まずは図などを使って簡単な言葉で説明された本から読んでみる」ことだと思っています。そうすることで自分は「あ、意外と簡単そう」と思い、難しそうという先入観を払拭することができ、より天文を深く知り楽しめるようになりました。

③飾る

直接天文に関係していなくても、星モチーフの文房具を買ってみたり、カレンダーや写真を近くにおいてみたりするのも楽しみの一つです。特に星モチーフのものはシンプルでおしゃれなので普段使いがしやすくおすすめです。(この辺については部長だより第2号でもう少しお話します。)

このように、何気ない行動やちょっとした感動から自分の中に天文という世界が広がります。皆さんも、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。

2.望遠レンズを買ってみた

続いては、今月あった自分の出来事を紹介します。
私は中学生の頃から星や天体の写真の撮影に興味があり、星がきれいに見える日や部活動での観測の日には一眼レフカメラを使って星空を撮っています。(大して上手くはないですが…)

自分のカメラ。
機種:CanonEOSkissX10


去年撮った天の川。実際撮るとこんな感じになります。

そんな私には今年、どーーーーしても買いたいものがありました。そう、それが"望遠レンズ"。自分が持っている種類のCanonの一眼レフにはカメラ+レンズ1つのものとダブルズームキットというカメラ+普通のレンズ+望遠レンズで売っているものがあったのですが、購入当時中学3年だった私はお金がなくてレンズが1つの方しか買えませんでした。高校生になり、有志観測など観測の機会が増えてきたことで望遠レンズがないとかなり不便になってきたので、買いたいという欲望が日に日に強くなっていきました。
そんなわけでようやく買うことができたレンズがコチラ。

購入したレンズ
機種:EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
つけてみた

テンションが上がり、届いたその日の夜に使ってみました。まだギリギリオリオン座が見える時期だったので、まずはわかりやすい三ツ星からとってみると…


ヒント:三つ並んだ明るい星


サイズ比較用過去画

めちゃくちゃ拡大されてました。さらに、三ツ星のちょっとしたにある小三ツ星と呼ばれるところも撮ってみると、なんとこれまでは写らなかった星雲が見えました。

真ん中に星が三つ並んでいます。雲多いとか言わないで()
拡大図。オリオン大星雲(M42)!

普通のレンズでは広い範囲の星空を撮ることができますが、望遠レンズを使うと惑星や星雲、星団などの明るい天体一つを拡大してとることができるので、両方持っていると場合によって使い分けることができてとても便利です。もし、皆さんの中でカメラを買い星空や天体の写真を撮りたいという人がいれば、ダブルズームキットと書かれたものを買うことをお勧めします。

3.来月の天文イベント

最後に、今月の天文イベントを紹介します。

①満月・半影月食 5月6日

5月6日は満月なのですが、この日は半影月食といって少しだけ月が暗く見えます。食の最大は夜中の2時22分です。

②みずがめ座流星群 5月6日~5月7日

5月6日はもう一つイベントがあります。それがみんな大好き流星群です。極大(ピーク)は5月6日ですが、観測できる数は1時間に約5個と少ないとのこと。さらに満月なので月明かりの影響を受けそうです。

あと悲しいお知らせなのですが、この日は全国的に悪天候になると予想されています…こういう時に限って雨なのは何故でしょうか(´・ω・`)

代表的なイベントはこの2つですが、他にもある星が見えやすくなるなどの小さなイベントがあるので気になった方はぜひ調べてみてください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。次回の投稿も見てくださると嬉しいです。

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