🔴さすがの猿飛
🔴さすがの猿飛
『さすがの猿飛』は、『週刊少年サンデー増刊号』にて1980年から1984年(昭和59年4月増刊号)まで連載された漫画作品。
1982年10月17日から1984年3月11日にかけてテレビアニメ化され、視聴率は最高で21%を超えた。
💚スタッフ
◆原作:細野不二彦
◆監督:佐々木皓一
◆シリーズ構成:首藤剛志
◆キャラクターデザイン:金沢比呂司
◆音楽:久石譲
◆アニメ制作:土田プロダクション
◆製作:NAS、旭通信社
◆放送局:フジテレビ系列
◆放送期間:1982年10月17日 - 1984年3月
◆話数 全69話
💚作品解説
表向きは普通の私立高校でありながら、実は忍者を養成し、世に送り出す専門機関でもある「私立忍ノ者(しのびのもの)高校」が舞台。そこに転入してきた猿飛肉丸の活躍や恋の行方を描く。
同校の創立者・猿飛八宝斎の孫である彼は、「かなり背が低い・超肥満体・卑しいほどの大食漢・スケベ」と、女性に嫌悪されそうな条件を揃えているが、なぜか校長の娘で幼馴染みの美少女くノ一「霧賀魔子」には好かれており、周囲も羨む相思相愛の仲だった。
彼女がピンチの時には怒りの台詞と共に豹変し、得意の忍術を駆使して大活躍する。 肉丸の必殺技は、足底を地面に超高速で擦り付ける事で発生する強力な熱対流がミニ台風となる「神風の術」と、空腹時に胃壁を振動させる事によって超音波を発生させ、敵を破壊する「胃の笛の術」。
非常に個性的な登場人物の面々が繰り広げる、ちょっとエッチなシーンが特徴のドタバタコメディーであり、またラブコメの要素も踏まえている。たまにストーリー本編と関係のない番外編が挟まれるのも特徴で、特にアニメ版では多くの番外編が追加されている 。
💚原作との違い
原作では1回のみ登場した「忍豚」がレギュラーになっている、忍ノ者高校のライバル校として原作には登場しないスパイナー高校とその生徒「00893」「004989」の2人が登場する、など。
後半では「黒い旅団」と名乗る国際的な犯罪テロ組織が現れ、これと戦うために両校が協力し合う展開となる。 月刊誌連載だったためすぐに原作が不足し、アニメ版オリジナルの話や、例えば時代が戦国時代や原始時代になったり、映画のパロディだったり等の番外編が多い。放送当時ヒットした映画のパロディが多く、また、同じ原作者の『どっきりドクター』を原作にした話もあった。
シリーズ構成の首藤剛志が当時『魔法のプリンセスミンキーモモ』『戦国魔神ゴーショーグン』の原案・シリーズ構成も担当していた事から『ゴーショーグン』に登場するブンドルに酷似したキャラクターが登場する話のほか、増岡弘・三田ゆう子・千葉繁など本作と共通して出演している声優が多数いた事から『ミンキーモモ』を思わせるキャラクターが登場して楽屋オチを披露する異色作も制作された。
本作の特徴のひとつである「神風の術」によるスカートめくりシーンは、実はそれほど多くないが、アニメ版はそれ以外にもパンチラや服が破れるなどの演出が多い。いわゆるサービスカットは前半に多く、後半は肉丸が神風の術を使っても、周りにいる女性のスカートの中身は見えない事がほとんどである。
💚主題歌
◆オープニングテーマ
「恋の呪文はスキトキメキトキス」
歌 - 伊藤さやか
作詞 - 康珍化
作曲・編曲 - 小林泉美
◆エンディングテーマ
「恋のB級アクション」(第1話 - 第27話)
歌 - 伊藤さやか
作詞 - 康珍化
作曲・編曲 - 小林泉美
「忍豚レゲエ」(第28話 - 第69話)
歌 - 田中真弓
作詞 - ひのこういち
作曲・編曲 - 久石譲
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