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ニルスのふしぎな旅

🔴ニルスのふしぎな旅

『ニルスのふしぎな旅』は、セルマ・ラーゲルリョーブの児童文学を原作とするテレビアニメ。

💚スタッフ

◆原作:セルマ・ラーゲルリョーブ
◆チーフディレクター:鳥海永行
◆キャラクターデザイン:岡田敏靖
◆音楽:チト河内
◆アニメーション制作:スタジオぴえろ
◆製作:学研
◆企画・制作:NHK
◆放送局:NHK
◆放送期間:1980年1月8日から1981年3月
◆話数:全52話

💚概要

原作の『ニルス・ホルガションの素晴らしきスウェーデン旅行』は、スウェーデンの女性作家「セルマ・ラーゲルレーヴ」が執筆した児童文学である。1906年に第一部、1907年に第二部が刊行された。この童話は、スウェーデンの子供たちが自国の地理を楽しく学べるようにスウェーデンの国民学校教員協会の読本作成委員会がセルマ・ラーゲルレーヴに執筆を依頼したものである。

💚あらすじ

スウェーデン南部に住むわんぱくでいたずら好きの少年ニルスは、いつも家畜をいじめてばかりだった。

ある日曜日の朝、両親が教会に行って留守の間にニルスは妖精を見つけて捕まえるが、妖精に魔法をかけられ、小人にされてしまう。小さくなったニルスは動物の言葉を理解できるようになるが、普段いじめられていた家畜たちはニルスの小さな姿を見てここぞとばかりに復讐しにかかる。

ガチョウのモルテンがたまたま通りかかったガンの群れに「飛べない鳥」とからかわれ、悔し紛れに飛び立ったところ、モルテンを捕まえようとしたニルスも一緒に飛び立ってしまう。ニルスとモルテンは、ガンの群の女隊長アッカに認められ、ガンたちと一緒にラップランドを目指して旅することになった。

ニルスはモルテンの背中に乗ってガンたちと共に空を飛び、様々な土地を訪れる。ニルスはアッカ隊長やモルテンをはじめガンの仲間に、時には励まされ時には厳しい叱咤を受ける。行く先々で様々な動物たちと出逢い、触れ合ううち、ニルスは次第に成長して行く。

やがて一行はラップランドに到着し、一夏を過ごす。秋になり、今度は南のスコーネ地方を目指して再び帰路へと旅立つ。ニルスの家が近づくと、アッカ隊長はニルスに妖精からの伝言として、元に戻るにはモルテンの命を生け贄に差し出さなければならないと宣告する。

一足先にモルテンがニルスの家へ帰ると、ニルスの両親はモルテンを売るために絞め殺そうとする。ニルスは、思わずモルテンを殺してはいけないと叫び、気が付くと人間に戻っていた。

帰ってきたニルスが勤勉な少年に成長したことに両親は喜ぶ。人間に戻ったことで鳥の背中には乗れず動物の言葉もわからなくなったニルスは、夜明けと共に飛び去ってゆくガンの仲間たちに別れを告げるのだった。

💚主題歌

◆オープニングテーマ

「ニルスのふしぎな旅」

歌 - 加橋かつみ
作詞 - 奈良橋陽子、藤公之介
作曲 - タケカワユキヒデ
編曲 - チト河内

◆エンディングテーマ

「いつまでも友だち」

歌 - 加橋かつみ
作詞 - 奈良橋陽子
作曲 - タケカワユキヒデ
編曲 - チト河内

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