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2019/3/10 BURNOUT SYNDROMES 『明星〜We have a dream〜』 @BIG CAT🐱

昨年の3月3日から1年以上、ずっと財布の中で眠っていたせいで端っこがヨレヨレになってしまっていたチケットが、遂にもぎられる日。
ドリンクカウンターで水を受け取り、ロッカーの間をすり抜けて、会場へ。テーマパークを連想させる壮大な開演前BGMに、総監督の彼の顔がチラついて笑ってしまう。ぽよと並んで熊谷さんのマイクスタンドの延長線上。

オープニングムービーで、2069年の石川博士が「遂に完成したぞ!」と見せたのはタイムマシン"ヴィーナス1号"。機材車がバナナの皮を踏んでスリップし、ライブに90分遅刻した2019年3月のあのライブの日に戻り、失った90分間を埋めにいくという(周囲からは「バナナの皮捨てる前に戻ればよくね?」というごもっともな指摘)。ホームレスと化しバケツドラムで生計を立てる廣瀬さんと、読書をしながら優雅な老後を送る熊谷さんを「オレの家集合by石川」の一言で呼び出す石川博士(🐻👼「「腕かゆい…」」)。ワカガエルーンで若返ったシンドロームズ(🐻が顔をペタペタしてるのが可愛かった)を円周率に合わせた手拍子で2019年3月10日に召喚し、いざライブ本編へ。

ステージに駆け出してくる彼らを見て、いきなり涙がこみ上げてしまう。私がこの日をどんなに楽しみにしていたか、改めて自覚する。バーンアウトがやっぱり一番なんだって思い知る瞬間。
1曲目を飾るのは、あの夏を思い出させる"世界を回せ"。時空を超えて、止まってしまったバーンアウトの時計を回しにやってきたシンドロームズ。
2曲目、間髪入れずに演奏されたのは"ハイスコアガール"。サビの大裕さんの体の動きが、みんなの腕のあげ方と合ってるのが可愛い。この曲を長いことライブで聴けていなかったので、久しぶりにみんなで踊れて楽しかったなあ。
大裕さんが「何回言っても足りない」と客席に愛を語る後ろで鳴らされるギターで、もう次の曲がわかっている。やっと聴ける喜びと、おこめさんにも聴いてほしかったっていう想いとで、感情が迷子になって泣いた"100万回のアイ・ラヴ・ユー"。「そこのフレーズってベースだったっけ!」ってなってしまう、バーンアウトのライブではよくあるやつ。

バチバチにかっこいいセッションの後、次は何だ?と高まる空気を切り裂くような"アタシインソムニア"。書いてて気がついたけど私これライブで聴くの初だったわヒェ。
少しダークな雰囲気の流れを汲んで、問題作"あゝ"へ。熊谷さんが良すぎて「ああ〜いい〜〜!!」と思わず呟いたのは私だけではないはず…「Mr!」の絶叫に鳥肌が立つ。空気が張り詰める。頭の奥で泣いている幼い少女は「夢希望に満ちた遠い昔の」私。最後の絞り出すような「A E」がこの上なくエロい。
警告音が鳴り響き、時は江戸時代へ。鍛冶場に飛ばされた私たちに、😎「なんだお前ら?まあいい、働け。」と言い放つ職人。"MASAMUNE"の足踏みと手拍子、ちょっとむずかった。「働け」って言われたから頑張って喰らい付こうとしたけど、歌をちゃんと聴こうとするとこれがなかなか…。センターマイクの熊谷さんはPOKER-FACEを連想させる。「鍛冶職人の手によって運び込まれてきたあれは…あのフォルムはまさか……!!イーーーーーーーーヴォォォォォオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!」紺ちゃんが咽び泣くところが見えた。

😎「めっちゃ楽しい!!」
話しながらだんだん「あ゛〜〜ワシは……」ってなってくる大裕さんに\おじいちゃん!/と声が飛ぶ。ハッとして26歳に戻るおじいちゃん。
😎「ダイソーで買ってきたひみつ道具あるから持ってくるわ!『春夏秋冬体験記〜〜!(ドラ○もん)』これ使うと春夏秋冬が一気に楽しめちゃう!(ニュアンス)」
😎「春、"文學少女"。」スポットライトの下で"空は"から始まっていく"文學少女"に歓声が上がる。私にとっても大切な、バーンアウトとの出会いの曲。
「朝 食堂で吸う一さじのスウプと」
「鳴り響くさびしさと」
「"好き"という絶望の中では」
「『檸檬』も」「『蜜柑』も」「『斜陽』も」「『河童』も」「『こゝろ』も」「『破戒』も」「『夜間飛行』も」
「『檸檬』も」「『檸檬』も」「『檸檬』も」
「『檸檬』も」「『檸檬』も」「『檸檬』も」「『檸檬』も!」「『檸檬』も!!!」
🐻「"檸檬"。」
ハッ!よめちゃんさん!って思った。メドレーに"檸檬"組み込んでくるの強い。春夏秋冬メドレーに梅雨があるとは思っていなかったので、完全に不意をつかれた。文學少女の『檸檬』から繋ぐアイデアに脱帽。
夏、"Melodic Surfers"。カワタイさんが嬉しそうで可愛い。「右〜左〜」のゆったりウェーブが好き。
秋、何の曲かなあと予想する間もなく"Dragonfly"。ここで!メドレーで!使っちゃうのか!!!ようやくライブで聴けて嬉しい気持ちと、「も、もったいねえ〜!」という気持ちがせめぎ合う。いつかフルで聴かせてください。
冬はもちろん"月光サンタクロース"。「ウォーオオー」で一緒に吠えたくなる。ちょっと季節外れな曲も、アイデアで上手くセトリに組み込んでくる。
そして季節は1周し、"今"へ。「今にぴったりの曲を」と歌われた"サクラカノン"はフルで。去年卒業を迎える彩芽さんが穏やかな表情で聴いていたこの曲を、今年は自分が当事者として聴く番。
卒業式当日、多分私は泣かない。ちょっと恥ずかしいし、一生会いに行けないわけじゃないし。

涙 零しても良いのよ こんな日くらい素直に

それでも今日くらいは、この場にいない友人たちのことを思って泣いてもいいと思えた。そんなに泣いて、みんなと気軽に会えなくなるのが結構寂しかったんだな、お前。

😎「…めっちゃ楽しい!!!(本日2回目)」
😎「今日はもう一つひみつ道具持ってきた!『どこでもまど〜〜!(ド○えもん)』これは本家とは違って(本家とか言っちゃう)叩く回数によってどこに行くかわからないスグレモノ!…優れてるかは知らんけどw」「叩きたい人〜!(✋✋✋✋✋)うーん遠すぎるわw代わりに僕が叩きますね。何回くらいいっとく?」
👼「ウ〜〜〜〜ン3回くらい…?」
3回叩いて窓を開くと、中国風なあのイントロが…
会場が沸いたところで
😎「(閉)えっ何今のどこ??みんな行きたい?」\行きたーい!/「じゃあ行くか〜〜!(開)」
ハンドマイク片手に「みんな麻雀の役は言えるかな?まずは"大三元"!」ってステージを端から端まで跳ねるように移動する熊谷さんは、さながらうたのおにいさん。家で「これはサビで腕振るやつでしょ!」って予行演習してたのが当たった。バーンアウトのライブで腕振る時は、大体右から。
😎「どんどん行こ!叩きたい人〜!(✋✋✋✋✋)だから遠いわw(✋🐻スッ…)…えええめっちゃ近くにおった」
🐻「叩きたくなっちゃった…」
😎「何回くらいいく?」
🐻「ん〜2000回くらい?」
😎「それは多すぎ」
🐻「じゃあ10回くらい(ココココココココココン)」
窓を開いて聞こえてきたのはアメリカ国歌。演説台に現れたのは大裕さんによく似た、英語を話す彼。初めはクスクス笑っていたお客さんたちも、徐々に彼のスピーチに惹き込まれていく。その演説を引き継ぐように「I have a dream.」と始まった"SPEECH"。廣瀬さんと私はSPEECH仲間(勝手に言ってる)なので、いっぱい目に焼き付けた。

諦めの悪さで此処まで歩けた
ならば何処までも行けるよ

先日ようやく進路が決まったばかりの私を、ずっと支えてくれる曲になると思う。

助手「博士大変です!もとの時代に戻らないと!」
😎「ええ…今めっちゃええとこなんやけど……」
助手「ワカガエルーンの効果も切れますよ!もとの時代に戻る時に目にしみるガスが出るので、上手いこと言って観客の皆さんに目を閉じてもらってください!」
😎「それはマズイな……みんな今から演出でスモーク出てくるから目閉じて!ちゃんと閉じて!薄目もアカンで!(私は指の隙間から見ていた悪い子👀)」
かくして2069年に戻ったシンドロームズだが、タイムパトロールの目を欺くために、バーンアウトシンドロームズがワンマンライブに90分遅刻した証拠を残さなければならないらしい。
😎「熊谷!お前の得意なハッキングで1分時間を稼いでくれ!」
🐻「はっきんぐ……?」
😎「そうだ、できるか?」
🐻「………チョロいよォ(ドヤ)」
前回来た人もバッチリ楽しませるニクい仕掛け。孔雀ツアーのオープニング映像を公開したのは、まさかこのためだったのか…?とも思ったり。
「あの一斉謎ツイートの正体はこれか〜〜!」と思いつつ、みんなでせーので投稿。直後、2019年のシンドロームズがドタバタ会場に到着する。
「裏口は閉まってる!?」「客席から入るしかないね!」の言葉に騒つく会場。振り返ると本当に後ろから3人が!大裕さんが「なんでみんな待っててくれてんの?ありがとう〜〜!」って言ってるのに気を取られて「メンバーどこだ……👀」って探してたら、ぽよが「熊谷さんそこにいますよ!」気づけば熊谷和海が真っ直ぐこちらに向かってきているではないか…!ちょうど私の目の前を通過していった熊谷さんの両手を、両手で触れた…気がする。あまりの衝撃に正直なところ記憶が危うい。

ライブ終盤にして、もう一度ライブが始まるお得感。1曲目は"花一匁"。熊谷さんギターソロめっちゃ上手くなってた気がした(圧倒的主観)。いつもの「花一匁しませんか」の言葉がなくとも自然と始まるコールアンドレスポンスは、"THE 信頼関係"って感じで嬉しかった。
次は"FLY HIGH!!"と、タイアップ曲を重ねて会場のボルテージは最高潮へ。😎「大阪の歌声が一番大きかったって言わせて!」と地元愛に溢れた大合唱。山梨県民も精一杯その一部を担わせていただきました。
👼「まだまだ行こうぜ〜!!!」と余韻も残さず始まった"人工衛星"。若干ツアー恒例曲になりつつあるかもしれないこの曲、大裕さんが好きだから組み込んでるんでしょ、総監督の特権でしょ!って勝手に思ってる。
"ヒカリアレ"のイントロは神々しくて、いつもハッと息を飲む。ぶっちゃけ、タイアップ曲はライブで聴きすぎてる。聴きすぎてるけど、聴きすぎてるのに、聴くたびに好きになるよ。
😎「居場所を見つけに行くんじゃなくて、俺たちがみんなの居場所にならなアカンなと思ってツアー回ってるけど、大阪はどうしても『ああ、ここが俺たちの居場所やな』って思ってしまう」「いつか上京する日が来たとしても、ずっと"大阪から来たBURNOUT SYNDROMES"って言い続けます」
大阪の人たちにとってはしんどいMCだったかもしれない。でも私は、彼らにこんなにも愛されている大阪がやっぱり羨ましいなと思いました。彼らの中の大阪を超えることはどうやったってできないと思い知らされた気がして、それがなんだか幸せだった。
会場ごと深海に沈んだような、本編ラスト"ナミタチヌ"。「夢を共に追える貴方がいること」と変えて歌われた歌詞に、バーンアウトが見ている夢は私の夢でもあるってことを知ってもらえているような気がした。応援している立場からすると、こんなに嬉しいことはないよ。これからも何か一つ夢が叶う度に一緒に喜ばせてください。

アンコールの手拍子の中聞こえてきた"星の王子さま"に会場が沸いたものの、スクリーンに登場した王子さま(イラスト:ひろせたくや)は「クイズに正解していればBURNOUT SYNDROMESに回復薬を届けることができる。みんなを信じている」と言い残し、かくして回復薬を乗せたロケットは出発した。正解発表にハラハラするも無事関門を突破し、アンコール1曲目はDJカワタイによる"商売繁盛"。サビのご機嫌な感じがお気に入りです。最後袖から廣瀬さんも出てきて一緒に手振ってるのマジ天使だったな。
物販隊長廣瀬さん、今回もグッズ紹介担当。廣瀬さんの肩にかかったトートにミラーをサッと入れてはけていったDJカワタイを見つめて「…………???」ってなってた廣瀬さんは、多分何されたか理解してない。
👼「このTシャツなんですけど〜僕が着てるのは白で〜同じの買ってくれた人!✋あれ?少ない……大阪だしもっといると思ったんですけど……」
私「(黒だったら買ったんだよ…!)(手をあげられない)(悔しい)」
👼「鏡で〜す!鏡って実は男の人こそ持つべきだと思うんですよ〜!男性の方で買ってくれたよって人いますか?✋」
てけさん「✋スッ」
👼「えらい!!!!」
トートバッグの説明の時に👼「あっ!」と思い出したように手を叩いたことから手拍子が始まる会場。世にも珍しい手拍子でリズムを取りながらの物販紹介に、喋ってる内容が何も入ってきませんでしたすみませんでした(要は「トート買ってね!」って言っていたに違いない)。

👼「そろそろメンバーを呼ぼうかな?じゃあ僕が『MC〜?』って言ったら『カワターイ!』でお願いします!」
👼「MC〜?」
\\カワターイ!!!//
😎「イェ〜〜!(登場)」
😎「じゃあ次は『くまちゃーん!』でいこう。せーの!」
\\くまちゃーん!!!//
🐻「(グリコのポーズで登場)」
🐻「……クマチャンデ↑ス!!!!!(裏声)」
😎「えっ!?どうしたどうした!!w」
((会場混乱と歓喜のざわめき))
🐻「(両手で顔を覆って照れながら袖に消える)」
😎「大阪だからテンション上がってんのかなw」

気を取り直してアンコール2曲目へ。この日ラストの曲は、彼らのはじまりの曲"ラブレター。"。
大阪という、彼らのはじまりの地で聴くはじまりの曲は、ちょっと特別な感じ。

ライブの最後は、いつも通りステージ前方に出てきて3人で並ぶ。😎「あれ、なんか腕かゆいな……え!なにこれ『サンキュー!』って書いてある!なにこれ!」大騒ぎしている大裕さんと廣瀬さんの手を取って、ニッコリする熊谷さん。
「ありがとうございました!」と3人で深々とお辞儀をした後、😎「最後にお世話になった方々を紹介したくて、エンドロールがあるのでよかったら最後まで、いや、絶対最後まで見てってくださいね(ニヤリ)」

立て続けに流れてくる"石川大裕"にクスクス笑うのは恒例。動画編集"TAKUYA HIROSE"と総監督"石川大裕"に一際拍手が大きくなる。そしてエンドロール直後、スライドに映し出されたのは来年の大阪公演、"なんばHatch"の文字。思わず「ウワッ!」と声が出てしまった。夢がまた一つ叶うんだね。みんなも泣いて喜んでいて、なんて幸せ空間。

会場の外に出たら、手売りチケットの列は階段を下りて1階まで続いていた。買い終えた人たちを見送りつつ、ようやく私の番に。
🍅「これを…(封筒に入れた絵)」
😎「え?なにこれもらっていいの?」
🍅「はい。ボロボロですけど中身は無事なので」
😎「え〜なに〜?あとで見るね!」
🍅「なんばHatchおめでとうございます」
😎「(握手しながら手首のラババンをギュッとする)一緒に夢叶えような(的な何か言ってたけど上手く聞き取れなかった)」
バーンアウトがなんばHatchのステージに立って夢が叶う瞬間に、私もちゃんと立ち会えたらいいな。

今回のツアーも一大スペクタクル、最高のエンタテインメント。総監督の頭の中には楽しいことがいっぱい詰まっているんだなあ。相変わらず仕掛けもたくさんで、本当にあの人はお客さんを楽しませることしか考えてないなあ。私が参加できる残り2回で、このツアーのことをできるだけ多く頭に焼き付けておきたい、と思いました。
以下セトリです〜👇

1.世界を回せ
2.ハイスコアガール
3.100万回のアイ・ラヴ・ユー
4.アタシインソムニア
5.あゝ
6.MASAMUNE
7.春夏秋冬メドレー
  春、文學少女
  梅雨、檸檬
  夏、Melodic Surfers
  秋、Dragonfly
  冬、月光サンタクロース
  今、サクラカノン
8.国士無双役満少女
9.SPEECH
10.花一匁
11.FLY HIGH!!
12.人工衛星
13.ヒカリアレ
14.ナミタチヌ
en1.商売繁盛
en2.ラブレター。

☆Special Thanks☆
廣瀬さんの物販紹介の記憶喚起を手伝ってくれたぽよちゃん☺︎