『明星〜We have a dream〜』 恵比寿LIQUIDROOM公演を終えて

2019年12月20日のZepp Tokyo公演が発表され、泣きに泣いて高校時代の友人たちと合流し、ご飯に向かう道中でふと自分の口からこぼれ落ちた

「手売りはこれが最後かもなあ」

私はずっとこの日を待ち望んできたし、バーンアウトはもっと評価されるべきだってずっと思ってきたし、もどかしかった。バタスタⅡで新代田FEVERの天井を見上げた時に「もっともっと、でかいところで。」って思ったこと。大裕さんと物販で会った時に「う〜ん…みずほや!」って名前をしぼり出せるようになってきて嬉しい反面、はやく私の顔も名前も忘れるくらいたくさんの人に愛されるようになってね、と思ったこと。

LIQUIDROOMの2列目やや下手寄りから大裕さんを観ながら目が合わなくて、私の後ろの方に目線をやって眩しく笑っている大裕さんに「それでいい」と思った。もともと私はライブ中にアーティストと目を合わせるのは苦手なので、その方が安心して観ていられる…ってこれは少し言い訳も入っているけど。自分のことなんて見なくていい。はやく私が視界にも入らないようなところまで行ってね、と思った。

Zepp Tokyoの手売り列に並んで、自分の番が回ってきて、大裕さんの第一声が「みずほ氏〜!」だった。今までで一番すんなり名前を呼ばれた。身内しか呼ばない呼び方で、親しみのある響きで。初めて素直に、この状況が惜しいと思った。いや、初めてではない。今までもずっとそう思っていたんだ。この距離が変わる日が来ることをわかったフリして、「自分は理解してるから大丈夫」なんて顔をして、寂しさから目を背けてきただけだ。今素直に、簡単に会えなくなることが"寂しい"と思う。

会場で明星を買って廣瀬さんの列に並ぶ。私の番が回ってきたら、廣瀬さんが私の顔を見て「あっ!いつもありがとうございます〜!」と言った。ついに廣瀬さんにも「見たことある顔だ!」って思われたのかな、と思った。嬉しい。寂しい。

それでも、"Zepp Tokyoで"と聞いて流した涙は全部"嬉しい"の涙だったよ。それは嘘じゃないって絶対に言い切れる。
ずっと一緒に夢を見よう。叶えよう。同じ気持ちを共有しよう。お互いに見えないところに行っても、私はずっとここにいるからね。

同じように寂しい気持ちの人、一緒に慰め合おうね。慰め合いながら、ずっと一緒に応援しようね。もし、もしも誰も居なくなっても、私は1人になったとしてもずっとここに居続けるつもりでいるけど、みんなが居ないと寂しいからね。できれば、できるだけ遠くに行かないで欲しいなと思っています。私の我儘を聞き流してください。

今の大事な気持ちを、ここに書き残します。
読んでくれた人はありがとう☺︎