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ど素人でもできた相続の手続き

18年も前の父の亡くなった時のことをいろいろ思い出し始めたので、一気に残しておいた方がよいかと、もう少しお付き合いください。

その頃、私たちが住んでいたマンションは、当然父の名義でした。この登記の変更も私、自分でやってみました。誰に頼んでいいのかわからなかったから…というのが本当の理由です。ただ、その時はちょっと大変ではありましたが、こんなど素人でもできなくはないのです。

法務局の出張所に行き、登記に必要な書類などを教えていただきました。一番面倒だったのは、父の戸籍をたどっていかなければいけないこと。つまり、私たち3人以外に万が一にも相続すべき人がいるかいないかということを確認するということでしょう。

普通に考えれば戸籍は2つ。つまり生まれた時と結婚したとき。ということで、生まれた時のものはなぜか九州だった(父は東京生まれ、祖父が九州だったようです)ので、そちらにまずは問い合わせました。「○○でいいですか」と名前とか住所とかを電話で言われたので「いいです」と。でもなんども「これですね」と言われなんか変だなあと思いましたが、よくわからないまま為替で手数料を送り、郵送してもらいました。

その他の書類も作り、いざ出張所へ。ですが、この戸籍謄本では不十分とのこと。でも住所とかもあっているし、何が違うのかわかりません。再び九州の役所に問い合わせましたが、やっぱり要領得ず。頭の中に「??」が飛び交うけど、素人ではどうしようもなく、出張所の相談窓口でみていただくことにしました。

と、父は、子どもの頃に父親(つまり祖父)を亡くしており、戸主は母(つまり祖母)だったみたいです。それが途中で戸主が一番上の叔父に代わり、叔父の結婚と同時にまた母に戻っていたみたいで、間の2つがなかったということだったみたいです。さすが、窓口の人はプロ。簡単に見抜いて、役所にこれとこれってお願いしなさいとアドバイスをくださいました。こういうときって役所の人はわからないのかなあと不思議にも思いましたが、送料は倍かかりましたが、まあいいか。

ということで、無事登記の変更ができ、もうひとつ埼玉の家のものも同じように手続きできました。ちょっと埼玉の法務局は遠かったですけどね。

年末に相続税とかの支払いに行かなくちゃと都税事務所に行って聞いたところ、「○○○○万円以下なら必要ない」と言われ、いくらかわからないと言ったら、「司法書士(行政書士だったかな)の方はなんて言っていますか」と聞かれて、「自分でやったので」といったら、「じゃあ大丈夫です」って言われました。きっと自分でできるくらいだからそんなじゃないと思われたのでしょう。まあ、そんなじゃなかったと思っていますけど。今だったらもう少し厳しいというか、きちんと聞かれたんでしょうね。


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