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晴れますように、暖かく

暖かさを眺めながら手の届かない感じ。
およそ誰しも疲弊して当たり前の日常。
穏やかに過ごしたいのにね。
好んで苦しむ人はいない。

実りの無い苦しみに何の喜びがあろう。
苦しんでいる人がいたならば、
そっと優しさを添えてあげてください。

だけどそれが難しいのが過酷なところ。

友人に奥さんが鬱だと聞いた。

愛しいのにどう接したら良いのか分からない、どこまで踏み込んで声をかけたらいいのか分からない。

どうしたらいいのか分からない苦しみ。
愛しさ故のその歯痒さ。

妻が何っているのか分からない。
何かしてほしい事があるなら、
少しでも支えになれる事があるなら、
お願いだから言ってほしい。

鬱を患ってからも普段通り変わらず接している、
それで良いのか、分からなくて苦しい。

上記で何度も使った言葉。
分からない、と、苦しい。

鬱を疎む人は多いけれど、
そうじゃない人もいる事。

彼に新たな尊敬を覚えた酒の席でした。
君は優しいから、奥さんはきっと大丈夫。

だけど世の中は理解姿勢の人ばかりじゃない。
多くは攻め立て、持論を押し付け、
自覚している苦しみの火に油を注ぐ。

結果、亡くなってしまった人達がいる。

願わくは、
ただひたすら穏やかにとは言わなくとも、
憂鬱じゃない瞬間が多くの人に訪れますように。

晴れますように。

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