ゆっくり歩けば遠くへ行ける
眠れないのでつらつらと戯れ言を。
以前にも多分紹介したけれど、
ロシアのことわざにこんなのがあります。
「ゆっくり歩けば遠くへ行ける。」
生き急げば途中で倒れてしまう道のりも、
ゆっくり歩けば遠くへ行けるのです。
そんな悠長な事を言ってられない。
と言う方もいるかもしれない。
生き急いでなんぼの人生だと言われるかもしれない。
それもそうかもしれない。
でもそれは真っ直ぐに歩けている時。
勝負の真っ最中、駆け抜けている時。
人生は紆余曲折するもの。
時には苦難な道に迷い込んで、
なかなか抜け出せない時もある。
圧倒的な絶望下にいる時もある。
そんな時に思い出してほしい。
「ゆっくり歩けば遠くへ行ける。」
未来は変えられる。
良くも悪くも何があるかはわからない。
未来はある程度は自分で選んでいけるもの。
そうじゃない道もあるかもしれない。
今が二度と戻らない貴重な一瞬であるように、
今は常に変化し続けていくもの。
良くも悪くも。
人間は遠くない先≠未来ばかりを見て、
それを、THE 未来 と思ってしまう節がある。
それは遠い未来の予想がつかないから?
人それぞれかもしれないけれど。
でも人生は少なくとも目先の未来で終わりはしない。
環境や境遇にもよるから一概に断定的には言えないけれど、
思っているよりも人生はきっと長い。
爆発的に今を駆け抜ける事も時には必要だけれど、
そうじゃないのであれば、
ちゃんと算段を立てながら歩くべきなんだと思う。
急いで歩くと見落としてしまう事が沢山ある。
結果として回り道になる事もある。
遠回りが近道になる事もある。
だけど余裕がなければ遠回りをする気にはなれない。
なかなかに難しいバランスだろう。
それでも間違いないのは、
挫折や屈折をしても命の旅は続く。
だから遠くを目指すなら、
一歩一歩を大切に。
「ゆっくり歩けば遠くへ行ける。」
きっと焦って、
視野が狭くなってしまわないための言葉でもあるのだろう。
今はそう思う。
寒く冷たい風が吹くロシアのことわざ、か。
自分を冷静に見詰める事の大切さを訴えているのかもしない。
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