見出し画像

死月

季節は次々と死んで行く、そんな言葉がありますが戻らない時間を生きるのが命。
あと何回、桜を眺められるのか。
そう考えると人生は短いな。

失っていくばかりの人生だ。
そしてゴールデンウィーク明けは自殺が多い。どうか皆様と大切な人も、
無事にまた四月を迎えられますように。

さて、五月。
Go月と言いたいところですが、危うい季節。
新年度が始まり環境が変わった方もいる。
皆さんはどうだろう。
無理してないかな、幸先の良い四月だったかな。

新年度は人それぞれだったと思うけど、
緊張の糸で保っていた何かが緩む。
するとどうだろう、
日々は春風の速度、見落としていた気持ちに気付く事もある。

連休の終わり、あなたは何を思うだろう。
よしわ頑張ろう、と思うのか、
あーあ、頑張らなきゃな、と思うのか、
ああ嫌だ、本当に嫌だ、と思ってしまうのか。

季節の変わり目、連休の終わりで最も怖いのは自殺。
近い先、ゴールデンウィーク明けも自殺が増える。

やっとゴールデンウィークなのに楽しめない。
そんな傾向のある人が身近にいたら気を付けて様子を見てほしい。
まず単刀直入に気分を聴くよりも、
何か好きなものを一緒に食べに行くとか、
出掛けた際にはお土産を買って渡してみるとか、
些細な事でわかることもきっと有る。

そこでもし目が虚であったら、危険かもしれない。
そうであったならば、聴いてみてほしい。
今の環境はどう?
新年度はどうだった?
ゴールデンウィーク終わっちゃうね。
問いかけてみればヒントがあるかもしれない。

また出発の際の顔色や、
帰宅きた際の表情が以前と変わっていないか。
大切な人を守るためには注意して見る目が鍵になり得る。

大切なことだからもう一度書きます。
連休明けは自殺が多い。
大丈夫、という言葉の信憑性は薄い。
愚痴が減ったならば、愚痴を言う余裕も無い、
そんな事もある。
僕の知人もそんな人がいた。
離れていたからとても驚いた。

五月の死月。
この言葉だけは覚えておいてほしい。
失っていくばかりのの人生だ。
戻らない季節と共に、喪わないことを切に願う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?