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時は死なぬが再生す死

今年は戦いたい、体が戻らなくとも。
ヒトが持つ動物的な野性を解き放てるのは
僕にとってステージでしかない。

さて2018年はもう戻らぬ時と去りました。

2019年、はじまりました。
あけましておめでとうございます。

昨年は得るものが多々あった一年でした。
新しい出会いに、笑いも多い日々、
学びが進み基準値も設けられ、
振り返って見つけたものが
喪って停まっていた僕の時計の針を回し出し。

あの日から、倒れる前から停まっていた歳月。
駆け抜けながらもだいぶ時間が経っていた。
そして倒れてからもだいぶ時間が経っていた。

多くの季節の死を見送りながら、
心は此処にあれど泥沼のスピード。

抜け出せたわけでも加速したわけでもない。
けれど泥沼でも走りたいと思えた。

また倒れるだろう。
今度はより過酷に、身体的な面で。

満足には歌えないだろう。
それでもかつて満足に唄えただろうか。
否、充足はあれど満足はしなかった。
僕は血を吐いて叫ぶ狼だ。
定められた時間で吐血しきる。
30分だろうと50分だろうと2時間だろうと。
一曲一死、酸素を巡らせて再生一死。

痩せこけ続ける身体。
足掻いても戻らない体力。
三半規管の失調はリズムがブレる、
音感もブレる、時に音酔いも酷い、
作曲編曲は出来ても制作が難しい、
シンガーとして致命的だ。

それとどう向き合って対処していくかは
まだ想像もつかないけれど、
普段の僕がどんなに弱くても、
新しい曲と心が俺の息吹を覚ましてくれる、
今はそう信じていたい。

本能が俺の骸を突き動かすだろう。
そう願っている。

そんな、2019年元旦。
再生の年をと願いながら抱負とします。

他にもチャレンジしてみたい事がある。
もっと自分に正直でありたいと思っている。
昨年末から動き出した時間と気持ちに素直に
今年を始めていきたいと思っています。

生きて

活きて

果てられるように

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