【記録】或阿呆の日常
■2024.08.21 カーニバル
今からプリンターのインクを交換し、情報開示請求に必要な身分証などをコピーがてら書類を作成します。
■2024.08.22 大阪矯正管区へ情報開示請求
①行為障害の診断書の他にも、②ロールシャッハ・テスト(大阪医療刑務所で実施)と③箱庭療法(京都医療少年院から借りてきたものを奈良少年院で実施)の鑑定結果も請求したいのだけど、一気にやり過ぎて①まで得る機会を失すると元も子もないので様子を見る。
正直、ここまでしても当時の診断書は得られない確率の方が高いと予想しているが、こういう手続きを辿る事によってどう処理されていくのか、またその結果についても非常に興味がある。
■2024.08.22 菜園観察
午後から大阪矯正管区に電話を入れて書類の最終確認を済ませる。その後に収入印紙を買って投函予定。
Telegram、メール等の返信は遅れそうなのでごめんなさい!
■2024.08.22 大阪矯正管区に対する情報開示請求
急遽、コンビニで住民票を取得したその足で郵便局へと向かい、収入印紙300円分を購入。
ついでに岡庭に差入れ予定だった「罪と罰」(新潮文庫上下巻)の送料も確認しておいた。
鑑定記録等の保管期限が過ぎていた場合は8月末にギリギリで回答が来そうだが、何だかんだ9月を跨ぐかなと予想。
あとは情報開示がなされた場合に、そのかかった費用を支払って終了となる。
Telegramやメールをしている人達は私が何故こんなことをしているか分かる筈ですが、情報開示がなされてもされなくとも「通知」が来てからが本番なので、まだまだ長くなりそう。note、mixi、Facebookには追って記載していきます。
■2024.08.22 カーニバル
今日は夕方に秋らしく凉しい風が吹いていた。
筋トレも快適だろうと楽しみに出てみたら嘘のように暑かった。
■2024.08.23 堺市隣人殺人
あれから書き忘れていたけど結局、楠本は控訴(6月13日付)した模様。
なので堺拘置支所から大阪拘置所へ移監されてる。
■2024.08.23 菜園観察
■2024.08.23 宮川医療少年院におられた方がいましたら下記にメールを頂けると幸いです🙇
知人の息子さんが現在収容されていて、中での様子などとても心配されていた。
私が少年院にいた頃に親に気付いて欲しかった事をその親御さんは既に気付いておられたりと、お話を伺っていてもすごく良い親御さんなのに、子育ての大変さを実感させられる。
特少にも宮川医療を経験していたО君がいたのを思い出し、先ほどコンタクトを取ってみた。
当時と今では中での状況も異なると思うけど、何かしら参考になる事があれば良いのだけど。
■2024.08.23
逢魔が時には少しばかり早い頃、用事帰りに行きつけの古書店の前を通りかかる。表の書棚に柳美里のゴールドラッシュを発見し手に取った。酒鬼薔薇事件に触発されて執筆された作品と聞いていた。
私は一度自宅へ戻り、小銭を乱雑にポケットへ放り込むと家を出た。
耳にはCreamのWhite Roomが繰り返し流れている。
古書店の書棚からゴールドラッシュを取り出すと店内へと押し入る。まるで強盗の気分だ。
しばらく目ぼしい本が無いかと狭い店内を探し歩いた。
本多勝一「子供たちの復讐」、マーク・トウェイン「トム・ソーヤの冒険」はいつか買おうと心に決め、トマス・ハリス「羊たちの沈黙」、J.D.サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」、バルザック「ゴリオ爺さん」、三浦綾子「塩狩峠」など自宅にある名作に目移りする。
(今日の気分は精神病だ)
医療系の本が積まれた一画を舐めるように見つめていた。
狭い空間に店主と男が一人、私がいる世界にだけJack Bruceが歌い続けていて、ふと真下を見下ろすとJ.L.ボルヘスの伝奇集を発見した。
古書店に押し入った私は200円を差し出すと足早に立ち去った。
今しがた強盗殺人をしてきたと言わんばかりの気分で、自宅を目指して。
■2024.08.23 カーニバル
今日は筋トレ前に"タバコ騒動"が起きて、noteにも記すつもりだった。
でも長いのと眠いのでまたの機会にしようと思う。
■2024.08.24 菜園観察
■2024.08.24 カーニバル
①偉大なる憤怒の書-ドストエフスキイ「悪霊」研究- ウォルインスキイ 埴谷雄高訳
②FBI心理分析官2 ロバート・K・レスラー
③世紀の悪党ども 彼らは世界をペテンにかけた 佐賀潜
3冊購入。
②のロバート・K・レスラーシリーズはビリー・ミリガンと合わせて医療少年院卒の元カノがくれた。2だけ未読だったので購入。
■2024.08.25 菜園観察
■2024.08.25 鶏チャーシュー
[追記]
Netflixでジョーカーを再視聴
■2024.08.25 カーニバル
一昨日に書きかけていた"タバコ騒動"だが今日もまた起きたので書くことにする。
一昨日と今日と黒らの水飲み容器にタバコが捨てられていた。
数ヶ月前にも一度あり、私が認知しているだけで3度目だった。
地域の黒を見守っている住人同士で警戒を続ける中、タバコを入れている人物についても色々と憶測が飛び交っていた。
①灰皿だと勘違いして捨てた人物
②猫嫌いで嫌がらせのために行った人物
一昨日、一人のおばちゃんが「タバコを捨てるな」と貼り紙を貼るのはどうかと言い出したので、私は辞めておいた方がいいと言った。
②のようなタイプには嫌がっていると分かると余計にする幼い奴が必ずいて、却って逆効果になることだってある。
また①だった場合であっても、悪気がない相手に対して、信頼関係も出来ていない他人からの指摘が却って癪に障り豹変することだってある。
そしてタバコを捨てている人物が「猫嫌い」だったと仮定した場合、私たち猫擁護側の正義だけで相手を悪者にして対立しても、それは「猫」を利用した人間のエゴの押し付け合いに感じられて仕方がない。
事を荒立てて対立が激化されていい迷惑となるのは黒たちだから。
それこそ保健所まで介入する事態に至る。
というのも、そのおばちゃんは別のエリアの野良猫や鳩に餌をやっていて、それを良く感じない人に目をつけられて揉めた結果、保健所を呼ばれて指導をされた過去が既にある。
もう少し賢く立ち回りながら二の舞いだけは避けてもらいたい。
野良猫問題はどこでも賛否両論なのだから、擁護派だけの正当性を押し通して事態が良くなる訳がなく、うまく共存していくしかない。
現在、黒らの水飲み容器は二つ設置してあるのだが、タバコが入れられているのは片方のみ。
②の猫嫌いによる嫌がらせだった場合なら両方に入れるのではないかという話もあり、しばらく様子を見ようと言っていた矢先に今日のタバコだった。
とりあえず私が午後7時前後に訪れた際にはタバコが入っているので、それまでに入れられている様子である事から不審な人物を見かけたらすぐに私に電話をして欲しい旨を告げて電話番号を共有しておいた。
そしてしばらくは私が筋トレに来る際に洗浄用の水と飲料水を持ってきて入れ替えるようにするということで落ち着いた。
付近に落ちている吸い殻も拾ってビニール袋に入れて持ち帰る。ただこの界隈はゴミがそこらかしこに捨てられているので効果は薄そうだが。
■2024.08.26 蟻と火と私
小学生の頃、蟻には随分と迷惑をかけてきた。
小学2年生、学童保育の仲間と近所の公園で遊んでいた時に、蟻を捕まえて食べたら皆が驚くのが面白くてパクパク口に放り込んでいた。蟻が酸っぱいと知り、その酸っぱさに病みつきになり始めたある日、好きだった女の子に引かれて辞めた。
小学3年生、京都のおばあちゃん宅の近くでマッチやライターで蟻を焼き殺すのが面白くてずっとやってたら、通りかかる人に不審がられておばあちゃんにチクられてバレた。
小学4年生、パンダ公園で蟻に蝋燭を垂らして固めて遊んだ。神になった気分でハマった。
思えばこの頃、必ずライターかマッチをポケットに入れて遊んでいた。
"火"には魔性を帯びている。ボワッと灯った火が紙に燃え移り広がると、顔に熱気が押し寄せる。手で持てるギリギリのところにまで火は押し迫り、親指と人差指をジリジリと焦がす勢いで挑発する。熱いと感じる瞬間に脳を誤魔化しながら耐える僅か数秒間にこそ、私は火の獰猛さを知るのだ。
ゆらゆらゆらゆら火は燃ゆる。
焦がせや焦がせ天まで黒く。
■2024.08.26 菜園観察
■2024.08.26 カーニバル
今日は1時間早く出てみた。
■2024.08.27 川端康成
■2024.08.27 1997年
何度となく振り返っても自分にとって1997年は火傷のような一年だった。
1997年2月24日、L'Arcのsakuraが覚せい剤取締法違反で逮捕され、続く酒鬼薔薇事件は私にとってケロイドとなった。
過去を振り返る際に1997年が一つの軸となる中で「酒鬼薔薇事件の犯人が逮捕される前か後か」が非常に重要となってしまった。
それほど自分自身と周囲に亀裂が生まれて、自分という存在を揺るがしたに違いない。
道化を演じてきたつもりの自分が、実は人間の狡猾さに踊らされていたのではないかと思えてくる。
今の私にはI'm So Happyの歌詞が胸に染みる。
■2024.08.27 菜園観察
■2024.08.27
①フィルターを必ずちぎって入れる
②容器の片方にしか入れない
ぶっちゃけ犯人は高齢男性なので、この件は解決が簡単かも知れん。
タバコが廃棄された容器を囮に設置し続け、乗り越えないと入れない場所にも別に水を設置しておけば犯人は登って入れない。
表向き解決でもある。
ただ以下の興味から、俺はこの件を警察沙汰にしてみたい。
①本件タバコ廃棄行為が動物愛護管理法第44条1項に抵触するのか。(動物虐待に当たると判断されるかは微妙だと感じている)
②環境省が平成19年10月19日付の公文書に示した"のら猫は動物愛護管理法第44条第4項第1号に掲げる愛護動物と解する"について、法的にはどう対応なしえるのか。(環境省による公示と裁判所の見解は別なので、より踏み込ませてはっきりさせたい)
③大阪市の"所有者不明猫適正管理推進事業(街ねこ事業)"に基づく、のら猫に対する保護行為がどこまで保障されるのか。(ここは地域住民らとの更なる話し合いなど下準備が必要)
■2024.08.27 カーニバル
本を買う
①現代のエスプリ51 作家の病跡
夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、宮沢賢治らを精神科医らがその病跡について論述。
自殺した作家を好きになるのか、好きな作家が自殺していたのか、一時期考えてみた事があった。
純粋に"死"を覗いて魅入られて憑かれて死んだ作家は、その死に近づくにつれて感性が研ぎ澄まされて文章が洗練されていくのか、不思議と味わい深くて良い。
■2024.08.28 歌詞
歌詞を忘れた瞬間って何だか良い。
緊張感が伝わり、本人とシンクロする錯覚に浸れるからなのかな。
共感性羞恥とは少し違って、本人がアドリブで切り抜けた時の感動が肯定的に受け取れて、気持ちよさまである。
好きな歌詞忘れだと、L'Arcの「風にきえないで」。
hydeは動揺を押し殺すかのように歌い続けたまま吹っ切れ、kenは首を振り続けてギターを奏でて、Tetsuは何事も無かったかのようにコーラスを入れ、sakuraは冷静にドラムを叩き続けながら心做しか優しく受け入れてる雰囲気を感じ取れて良い。
今でもsakuraのドラムが大好きや。
2:54〜Voyageが特に良い。イントロからAメロに入るまでの一瞬、宙を見上げる表情にどことなく焦りを感じさせたものの、Aメロに入った瞬間に歌詞が完全に頭から消えて真っ白になったのか分からせないほど冷静に努めている浜崎が格好いい。
■2024.08.28 菜園観察
■2024.08.28 台風10号
「数十年に一度の暴風・高波のおそれ」
「過去最強クラス」
「経験したことのない暴風」
私はこういうのを聞くと※1ゾクゾクしてしまうので、自分自身で手に負えない"性分"だと受け入れながら大阪で待ち受けているが、黒らを思うとそれどころじゃなくなる。
やっぱり人間は守るものを持つと強くなる以上に弱さを得るから面倒くさい。
二度と何者も好きになりたくないけど、好きという感情は自然発生的であるからたちが悪い。
※1 子どもの頃は"ワクワク"だった。自分なりにワクワクとゾクゾクの異なる点は、ワクワクは根底に「楽しみ」すらあって、台風が来ることを望んでいる自分に気付くのに対し、現在のゾクゾクは「出来れば来ないで欲しい」という拒否反応の他に「来るなら来てみろ」という戦前の高揚感の備えに近い気がする。
■2024.08.28 𝕏
不定期に𝕏から感じたり考えさせられた事も記してみる。
「幸せそうな人を見て『なんかムカつく』と攻撃するのか、『自分も幸せになる努力をしよう』と考えるかはその人自身で、どう考えるかで両者全く違った人生になりますよね」と流れてきた。
確かにそうだと感じた上で、自分の場合はどちらの感情も湧いてこなくて「自分には関係がない他人の人生だからどうでもいい」以上の感情が一切湧いてこない様子だった。
では何故、前者のように感じて攻撃的になる人が出てくるのかと興味も湧く。
後者の場合はまだ何となく理解出来そうで、夜に筋トレをしていて毎日見かける運動の人に出会すと自分も気合いを入れて頑張ろうと思えた経験はあるし、結果として本人にとってもプラスに働いている。
前者タイプはめちゃくちゃ生きにくそうに感じられて、攻撃的になる事で他人を変えようとしているなら無駄な足掻きで、変えられない相手に直面すると更にストレス溜まって馬鹿馬鹿しくならないのかと思うし、ただ気に食わない感情のはけ口として相手にぶつけたいだけなら、ぶつけられた相手は良い感情を抱くことがまず無い訳だから反発されたり無視されたりするだけ余計に本人が苦しむのではないか。
私自身の生き方に置き換えてみると、年齢を重ねるにつれて自分にとって無駄と感じられる感情の発生原因を極力、削いで生きるように心がけてきた。
そのため昔は反日の連中に一々反抗心を擽られたり、誤った評価や見方だと感じたことには一々噛みついたりもした。
しかし、現在は所詮「無関係な他人」が自分の生きる世界の外で好き勝手に生きているだけだからそれでいいんだと受け入れるようになり、どうでもいいに尽きる。
そんな自分からすると、他人の幸せに目くじらを立てるってマジで謎なエネルギー消費なんだよな。
結局、金持ってても、絶世の美人でも、どんなに人格者で心が清くても、死ぬ。
その恩恵によって満たされているのは「一定時間」な訳だから、金無くて、不細工で、どんなに破綻者で心が穢れていても、本人なりに幸福を感じていられれば同じ一定時間の幸せに酔っているだけだから。
例えば身近なところで西成に生息している人間なんて見ていると、金なくても安酒を浴びて笑ってるオッサンとかめちゃくちゃ幸せそうだけど、そういうオッサンらにもムカついて攻撃的になるのだろうか。多分なる人は少ないと思うんだよな。(⑥君は西成のオッサンが理想だと語ってた事があった気がするが特殊な例でしょ)
結局、上や下を自分で作り上げ、ないものねだりで他人軸を生きてるだけやんね。
■2024.08.28 カーニバル
■2024.08.29 タバコ騒動の続報
タバコを廃棄していた高齢男性だが、現在、私のことを仲間だと思い込んでいる。
「ああ、おとうさんやったん、これ"入れてくれてたん"。ほんま困っとったんや」
この一言から長話に至り、私を同じ野良猫駆除派だと誤認している。
人相(個人)、自宅(住所)、表札(苗字)と最低限の情報さえ分かれば警察沙汰にした時に逃げにくいし、あとは勝手に向こうから開示し始める。
軽犯罪法の第1条27項、廃棄物処理法第16条あたりの「不法投棄」に当てはめれば該当する。"容疑"がかかれば判断するのは警察なので、上記による被疑者を見つけた旨を伝えた上、警察官が現着したと同時にインターホンを押す。相手が出てきた時には警察がいるので多少の心理的動揺の原因にはなるでしょうし、一般的な感覚があれば"警察沙汰"の時点で普通は嫌がるものなんですよね。
私らみたいに何も感じない方がどうかしているのだから。
その結果に"当人の行為により警察が介入した"という事実が出来れば良くて、逮捕が目的ではない。
とりあえず1ヶ月ぐらいは男性側だと誤認させたまま情報を引っ張ろうと思う。
普段はどんな方法で立ち回っているのかよく分かるし、他にも男性と同じような事をしている仲間がいるかも知れず、目潰し犯についても情報が得られるかも分からない。
また、男性には「保健所に連絡する場合は私も立ち会うので連絡をくれ」と電話番号を伝え、並行してこちら側にも「保健所の指導が入った場合は対応するから連絡してほしい」と伝えている。
割愛するけど、水もとりあえず大丈夫。黒らもアホと違うから身の危険を感じれば安全な場所に移動すると信じている。
他に、餌やりしている人らも食べ残しをそのままにしていかないように声をかけあって守るように連携しあってる。
最終的に、以前noteに登場した保護猫活動十数年の"ヌシ"が黒とビビを引き取ると言うから、捕獲器を使う時に手伝うことになっている。
台風やら蚊やら病気やらを考えるとそっちの方が黒らにとっても良いかも知れんね。
仮に黒らがいなくなったあと、自分は他の野良猫や鳥について一切関与するつもりはない。
元々、自分は野良猫愛護でもないし、鳩はむしろ嫌いでカラスが好きという程度だったところを黒とビビは特別になっただけでしたから。
今回の教訓として、人間含め他の動物を好きになると身動きが取りにくくなると再確認できた。
■2024.08.29 大阪に雨が降り出した
夏目漱石の門(新潮文庫)を購入。
■2024.08.29 菜園観察
■2024.08.29 村社会の良し悪し
今回のタバコ騒動で感じた事に、地域住民らの連携が取れていると便利な反面、外部の人間は時に不便になる事もあるという再確認だった。
別記「ある家の記録」が未だ未完のまま放置されている。
この舞台となる地域で発生した事件で私は逮捕されて特別少年院に送られている訳だが、これまでにも何度か触れてきた通り、いわゆる「特殊な地域」で、分かりやすく言えば「村社会」だった。
当時の私は19歳。ケツモチの暴力団の息子と五分の兄弟仲だった地域の有力者Aの後ろ盾を良いことに、犯罪をしてもその地域に潜んでいれば警察が捜査しにくいという事情があったのは事実で、警察が嗅ぎ回りだすと地域住民らがすぐに教えてくれる。
「いついつどこどこに警察の車が停まってた」
「どこどこでずっと警察見かける」
警察にとっては非常に厄介だったと思う。
それを感じさせたエピソードに以下のような事もある。
逮捕後、現場検証の帰りに有力者A宅の外観の写真撮影で車を停めた際も、向かいの家から「なんですねん?人の家なんか写真撮って」と突っ込まれており、刑事が「いやいや、ちょっと」と苦笑いしながらすぐさま覆面車両に戻って車を出したことがあった。
私はこのとき、車両の後部座席からその一部始終を見ていて(ああ、これAに伝わるな)と瞬時に感じたものである。
何故なら、私らが事件を起こした数日後のある日、A宅にいるとAの親族から「あんたら警察が嗅ぎ回ってるから気をつけや」と言われている。
Aが親族に「なんでそんなん分かるん?」と尋ねると、親族は「どこどこの何々さんがそこのどこそこで移動交番が停まってるの見た言うてたから。いつもあんなん停まってないのに」と口にする。
それを聞いたAは私たちに「お前らしばらく大人しくしとけ。家から出んなよ」と指示をした。
すぐさま凶器の刃物は隠され、犯行時に着ていた服なども処分され、逃走に使用した関連物にも消化器が撒かれた。
逆に今回のタバコ騒動では、下は小学生の子から上はお爺さんまで老若男女が付近を警戒し、不審な人物を見かけた場合に情報を共有しあった。
一つに"猫"の愛されやすさも団結させる決め手になったと思えて仕方がなかったが、犯人はそこらかしこから見張られていた訳である。
団結に際して"共通の敵"を作り用いるとはよく言ったものだ。
地域住民の連帯は19歳時の村社会みたく「犯罪の隠しやすさ」にも繋がれば、今回みたく「防犯」にも繋がるのだから興味深い。
19歳時の地域と現在住んでいる地域に共通しているのは「人権のまち」という点。
いわゆるB地区とも呼ばれ、関東の方では意味合いが少し変わるらしいが「村社会」で大体伝わると思う。村八分などがはびこる田舎とはまた少し違うのだが。
■2024.08.29 カーニバル
正直、人としてどうかしているであろう私に何か大事なことを教えられているようで、生物的にも模範的である黒は凄いと思う。
30分ほど地域住民と連絡。
タバコ騒動の高齢男性について、明日に隣エリアにも警戒を呼びかけるとの事。
加えて隣エリアでも不審者が出ているらしく、高齢男性と特徴が一致するかの確認に回る。
今日の大阪の夜は時折不穏な風が吹くものの涼しく、いつもの運動常連も半分以上は来ていた。
明日あたりから大阪も荒れる見込みで、天候によっては中止も考えている。全ては台風次第。黒も今日はさすがにソワソワしていた。
■2024.08.30 菜園観察
■2024.08.30 カーニバル
深夜0時頃から天候が荒れ始めるみたいだったので定時に家を出るとパラパラと雨。
大事をとって傘を持って出た。
さて…黒は帰っているかなと足早に向かうと
私の顔を見るや、「あれ?来たんか蛇ちゃん?今日は来えへん思ってたのに」という表情をしながら、モゾモゾと起き上がる黒。
その様子は何の前触れもなく数年ぶりに帰ってきた子供に驚きながら布団から這い出てくるオカンみたいだった。
■2024.08.31 菜園観察
■2024.08.31 死体性愛者❺
■2024.08.31 台風10号
■2024.08.31 カーニバル
雲一つない夜空に星が光っていた。
台風10号さようなら。
■2024.09.01 菜園観察
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