一年振り返り

今年も残すところ10日を切りました。
昨年と同様に、相変わらず様々な事があり、沢山の方々に迷惑をかけまくった一年でした。

昨年、マネージャーのpaya氏と一緒にその場のノリでJOIE氏を入れて、緩やかに発足した3人の即売会サークル「中野ゆの」でしたが、じわじわと人数が増えて、名前を「ゆのレコード」と改名し、最終的にpaya氏が抜けて4月のボーマスには5人の大所帯になっていました。
元々個人活動で即売会だけの集まりだったものが、誰もを拒否せずに受け入れ続けた結果巨大化し、人口密度が濃ゆくなった挙句、思想の違いや精神病など人間関係のゴタゴタが続き、仲間意識とか束縛とかを騒ぎ出した辺りで崩壊し始め、メンバーの周辺を巻き込んであまりにも人間関係が広がりすぎた結果、最終的にサークルという形態は自然に元の個人活動へ戻っていきました。

一方で、私は今年で大学四年生で、大学最後の年でした。
本当はクリエイター活動で生活出来れば良かったのですが、自分のクリエイター活動を資本主義の波に乗せるのに幾分か抵抗があり、また作風的に受ける仕事を選別しまくった結果、なかなか実現に至りませんでした。

ああ、このままずっと実家暮らしも嫌だし、職に就かないのもまずいなって思って、東京で音楽の関係の場所に就活しようと、下北沢や吉祥寺などのライブハウスやジャズバーを回りましたが、まず東京の人混みが無理で、お酒とかタバコとかを嗜む場所が苦手で、人間の歌がそもそも受け付けませんでした。
適当に話を合わせても、どうしてもバンドマンみたいな人とは馬が合わなくて、怖すぎてずっと恐縮しながら全然知らない有名らしいバンドの名前を語られて、高そうで複雑な訳分からない音響機材弄らせて貰ったりしながら、知らないです知らないですみたいなムーブかましました。

そんな状態で面接受け続けるもんで、正社員・バイト含め数十件と落とされて、交通費と履歴書に貼る写真代と、それに時間使うせいでバイトもできずに金欠になっていき、人生に絶望していきました。
そんな最中で、思い付きで東北地方の山間部の牧場の求人に応募したら採用されました。
決して多い給料とは言えないですが、山奥で引き篭って音楽作りながら最低限の一人暮らしができるくらいはあり、シフト制なので平日に休みやすいのは家族連れや子供が苦手な私にとっては、非常にありがたい事です。
人生って変な事の連続だなって思います。
来年、無事に単位が取れて卒業していたら、東北地方の山奥にいると思います。
上手くやっていけるように頑張ります。

その一連の流れが終わり落ち着いたと思ったら、以前からあった胸のしこりが痛み始め、体重が急増しました。
病院で精密検査の結果、血中の性ホルモンの値が著しく低く、女性化乳房症になっていると診断を受けました。
それと同時期くらいに聴覚過敏と人間への嫌悪感が強まり、いつの間にか外を出歩くのに耳栓が必須になって、街の雑踏の中を歩くのが苦痛になっていました。
この件に関しては、年明けに大学病院で更に詳しい精密検査をする予定です。
何事もなければいいのですが…

11月のボーマスでは、まあ誘えば誰かしら来るだろうと踏んで広めの2スペースで予約していたのですが、みんな忙しいって言ってて、完全に抜け殻状態になって詰んだと思っていた所で、ダメ元で個人的に一番好きだったクリエイターの残業室様に連絡したところ、本当に来て下さり、こんな奇跡あるんだと感動と感謝でいっぱいでいました。

また、11月のボーマスは史上最大の盛り上がりという話もあり、今まで見てきたボーマスの中で一番人がいっぱいで、中の方の通路なんかパツンパツンの人間の群体で形成されたソーセージみたいになっていました。
気を使ってか、使ってないのか、いつも外側に向けた端っこの、出口がかなり近くて通路が広い場所に配置してくれるボーマスの運営様には感謝しています。
真ん中に配置されてたら人間のソーセージの中に埋もれて、人間の顔の過剰摂取でゲシュタルト崩壊して、体が液体化してしまうところでした。危なかったです。

色んな事があったけど、人間関係が最終的に本当に優しくて信用できる人が残っていて、社会不適合者ながらも就職にも成功していて、結果オーライだし、色々と勉強になる一年間でした。
私がどんな事があっても生きていられるのも、周りの方々の支えや応援があってこそだと思います。

かなり密度の高い人生を送っていて、精神的にも肉体的にも常に限界が近い感覚があるので、来年はもう少しのんびりとした生活が営めるようにしたいです。
そもそもリスナーとすぐ会える距離感で簡単に会って仲良くしてしまうのも問題だし、それが根本的なトラブルの原因でした。
関東の人口密集地域から離れて、ネットとリアルの距離を離すだけでもだいぶ変わる気がします。

来年1月の東京都蒲田のボーマスと、3月の愛知県名古屋のボカストを最後にしばらくは即売会に出れない日々が続く可能性がありますが、その分通販やインターネット上の交流を模索していきたいと思います。
とか言いながら、即売会は楽しいので、様子見ながら参加出来る時は積極的に参加したいです。

一年間関わって頂けた方々、本当に色々ありがとうございました。
私は部屋の片付けの後、年末は関東の実家を出て、関西の安宿で引き篭って、のんびり休養を取りたいと思います。
これからも、しばらくはダラダラと意味もなく生きていて、ご迷惑をおかけする事も沢山あると思いますが、何とぞよろしくお願いいたします。

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