名古屋行ったはなし

まぁ名古屋なんて何度も行ってるんだけど、名古屋行ったはなし。

のんびりコースなので適当な時間に起きて適当な電車に乗る。F1が鈴鹿サーキットでやってるみたいで白子駅がすごい混んでた。

名古屋に着いたらまず大学時代に入り浸ってた写真部の写真展へ。当たり前だけど知ってる顔や名前はない。「OBです〜」と言って手土産のお菓子を渡す。なんかいかにもサークルクラッシャーみたいな子がいて面白かった。当時と特に雰囲気は変わってない。強いていうならiPhoneで撮った写真が展示されてた。当時も別にiPhoneの画質は凄かったけど、なんとなくみんなスマホの写真を展示するのを嫌っていた気がする。自分はいい写真が出来上がるならデバイスは問わない派だから、全然いいと思う。

その後適当なラーメン屋で昼飯。麺がそばっぽかった。

そしてメインイベント、M1の一回戦を見に行く。単純に前から行ってみたかったのもあるし、次アマチュア漫才師の漫画描こうと思ってるから、空気感とか掴みに行く取材も兼ねて。会場の入り口には人だかり。わ!すごい人!と思いきゃ、みんな胸に番号をつけてる。客じゃない、出場者だ。「観覧の方はこちらへどうぞ〜」の声に導かれすんなりホールに入ると、人はまぁまぁ、座席の7割くらい?って感じ。以下、ネタ見てて感じたこと。

・2分って短すぎる。一回でも噛んだりするとそれだけで空気が終わる感じが怖かった。

・全体的に思ってたより面白いけど、大爆笑、拍手笑いはなかなか起こらない。

・西尾市の市長がでてきたとき普通に笑っちゃったし、ネタも結構面白かった。でもだからといって2回戦行ってしまっていいのか?そういえばくまモンも今年M1出てるらしい。思い出作り枠やPR枠は勝ち進むことは見てないだろうけどウケが取れちゃう分、扱いが難しそう。

・結局会場が1番沸くのは、親子が出てきた時と、高校生がネタ飛ばして焦ってる時だった。おそらく、1回戦のこの空気はかなり特殊だと思う。ネタが成立するかどうかもあやふやで、客も演者も不安に包まれている空気。だからなんなら二回戦が見たくなった。

・一回戦で必要なのは、"安心感"だな。と思った。僕たちは場慣れしてますよ、ネタを飛ばしませんよ、飛ばしたとしても何とかして見せますよ、という安心感。安心感がないと、笑えない。こっちまで緊張してしまう。

・そう言った意味では、尖ったネタもするべきじゃなさそう。畳み掛ける系のネタをしてる組もいたけど、「なんか変わったことしてるな」みたいになっちゃってて、ベタな三段オチしてる組のがウケてた。

・あと滑舌ね、これめっちゃ大事。何言ってるかわかんない組そこそこあったな。

・ここまで偉そうに書いてるけど、基本的に出てる人のことは全員尊敬してる。だって知らない人で埋まってるホールで、その人たち笑わせるんですよ、正気の沙汰じゃない。知り合い笑わせるのとは訳が違うんだから。うまくいかなくて当たり前すぎる。

漫才の漫画、描けるかな。なんか、マジで描くなら一回ぐらい出場しなきゃ失礼な気がしてきた。出る?

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