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つながりを大切に
”つながり”
この言葉を絵にするのは比較的簡単だと思う。
私の中の勝手なイメージ。
心と心を結ぶ点線が、きっと私の1番大事だと思う代表的な”つながり”なのだろう。
もちろん他にも”つながり”は色々とある。
ビジネス上のつながり、チャットだけのつながり、電話だけのつながり、血のつながり、地域のつながり…などなど。
でも、たぶんその全てのつながりに、例外なく心と心のつながりが存在する。
もし、今現在存在しないと思っても、きっと生まれる余地はどの関係性にもある。
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こんな状況になる以前、私はネットのつながりで、心のつながりは生まれないと思っていた。リアル顔を合わせないと信頼感は生まれないし、相手への感情も表面的なものしか湧いてこないと。
だから私は、電話とかLINEとか、SNSとかでリアルの友達とつながる必要性を感じてなかった。
他で言えば、オンライン上で知り合った人に、Twitterを教えたとしても、直ぐに話す事が面倒になった。
私の思う特別な”つながり”はリアルにしか存在してなくて、ネット上で特別な”つながり”が生まれる期待感などは持ち合わせてなかった。
直ぐにオンラインのつながりが面倒くさくなる理由は、ここにあったと今は思う。オンライン上でのやり取りは、私にとってなにも生まない無意味な行動だった。(気分転換という意味では、意味があったが、その先の何かは全く求めていない行動だった)
じゃあ、今はどうなんだと言われれば、恐らく、私の中の感覚は前と比べて…つまりコロナ以前と比べて真逆くらい変わってると思う。
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私は、ゼミで様々な人の話を聞くうちに、実感レベルで思うようになったことがある。
何処でつながったのかなんてものは、要素の一つにしか過ぎない。だって、”つながり”が特別なのか、そうじゃないかなんて、最初は何一つ分からないんだから。
無人島で運命的な再会とか、小さい頃から隣に住んでいて幼馴染だったとか、つながりの生まれ方はほんの1つの要素に過ぎない。何よりも大事なのは、今その人が自分にとってどんな存在になってるか、だと思うようになった。
だからこそ、会った時はその人が自分のどんな存在になるかなんて、誰一人として分からない。
逆に言うのであれば、全ての出会いが自分にとって特別なつながりを産む可能性を孕んでるという事なんじゃないかと。
そう思うと、オンラインでの出会いを価値が低いものとして考えるのは、おかしい事だ。出会い方に優劣はない。生まれる出会いの関係性は、死ぬその瞬間までどうなるかは評価できない。
今まで、出会い方で優劣を決めていた自分がひどく勿体ない事をしていたと気付いた。折角の出会いを何度もふいにしてきたと思う。もし、全ての関係にしっかり向き合っていたら、きっと今の私の周りの状況も今とは違うものになっていたかもしれない。
今の”つながり”に物足りなさを感じているわけではない。
でも、せっかくならもっと”つながり”を増やしていきたいし、一度生まれたつながりを大切にしていきたい。増やせば増やすだけ、長くなればそれだけ、それが特別なものになる可能性は高まると思うから。
私は、オフラインでの出会いや関わりが嫌いなわけじゃない。でも、今まで盲目的にオフラインで生まれる何かを期待していたように思う。
でも、実際問題、オンラインは出会いに関して言えば、オフラインより優秀な面も多くある。
遠くにいる人、忙しい人、そんな人に会えるツールはオンラインでしかありえない。
オンラインでの出会いは、あまり良いものとして目に入ることはない。ニュースなどで見る限り、確かに一定の危うさはある。
でも、その危険ははそれぞれの危機管理意識や、周りの環境で事前に防げるものが多い。危険があるかも知れないから…で使わないと決めてしまうのは勿体ない。
私のように、何も期待しないのも勿体無い。
オンライン、オフライン、今使えるツールをフル活用して、これからもつながりを作り、そして守っていこう。
「いい縁にたくさん恵まれたなあ」
と死ぬ前にしみじみ呟くのが、今の私の一つの夢だ。
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