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【kemono-mania】勇気の先で虹はかかる

ハッピーハロウィ~ン!
…なんて言いたいところだけど、この記事にハロウィン色は一切なしです。

これを書いてる現在、お迎えして紹介したい子。
行ったイベントの記念記事。
いろいろ書きたい物がたまっているので。
時間を作ってどしどしと書いて行きたいなと思っている。

本当は来た順番に紹介しようと思ったけれど
出来る限り間をおかずにイベントの記事はあげたいので。
その関係でケモマニの子を先に紹介させて貰うことにしました。

というわけで。
今回ご紹介しますはこのふたり。


Twitterで過去の写真を遡り。
春先のイベントで実物を見て。
いつか、いつか…私も、とご縁を願いながらも。
突然終わりを告げられた付喪バブシリーズ。

その最後に生まれた子たちの片割れと。
付喪になれなかった子。

まず一人目。
最後の付喪バブの片割れ。
青い瞳が美しいこの子。

最後の付喪バブであるこの子たちが発表されたとき、Twitterにてその物語が載せられていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後にうまれた付喪達は
捨てられた恨みや執念によって
生まれたモノ

静かに静かに近付いてきて…

そして…
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
※ shiro様(@_kemono_)のTwitter参照

実はこれ、オーナーだけが見られる続きがあります。

それを知らなかった私はお迎えはしたものの

「恨みと執念で生まれたこの子が静かに静かにこちらに近づいてきて…。そしてお迎えした私は…一体どうなっちゃうの~!?」

…って思いながら到着を待っていたんですけど。
この子と一緒に届いたその結末は、私の心に食い込んだ。

この子が何を想い、どうして近付いて来たのか。
その理由がやっとわかったから。
だから名前はそれまで考えていた候補を全て白紙にして、その物語の結末を元に改めて練り直しました。

この子の物語の続きと結末は私とこの子だけの物で。
この子が私にだけ見せてくれた心だと思うので深くは語りません。
もうこんなに可愛い事する子なの〜!!!って話して回りたい気持ちはあるけれど、晒してくれた本当の気持ちをふたりの秘密として守るのがこの子への誠意だと思うので。

だけどこれだけ言えるのは。
捨てられた恨み、執着。
失った居場所への憎悪は、かつて確かに愛があったことの証明。
死してなお、引きずり続けるのは隠す事すら出来ない程の想いの大きさ故。

そうして愛の反転した負の感情を媒介として。
再びこの世と繋がる事を選んだ、その目的は。
あまりにささやかで、そして勇気ある決断だということ。

なので私は、この貪欲で愛情深く、行動する度胸を秘めた小さな神様をこう呼ぶことにしました。

「ラメトク」

これは、勇気あるその魂を讃える名前。

少し変わった響きの名前だったから自分の中で馴染むか少し心配だったけれど、今となってはもう他の名前は考えられない!というくらいしっくり来ています。

あれやこれやと考えた他の名前は「これ結構良いんじゃないかな?」と思う物もありつつ、どうにもあと一歩これだ!という感じがなかったんですよね。
物語の結末でこの子の本質を見るまでは本当に名前が難産だった。

逆に、その時考えてた名前候補の一つがしっくり来ている子が実はいるので。
きっとあの時しっくりこなかったのはラメトクが「それは自分の名前じゃない」って言ってたんだろうなぁなんて思ってみたり。
まあでも、それはまた、別のお話。



そして今回紹介したいもう一人はこの子。
付喪になれなかった子。

付喪になれなかった子ってなんぞや?って話なんですが。

まず付喪バブという存在の成り立ちが

何かだったもの(忘れられたり、死んでしまったりしたもの)が

実体を持たないままこの世を彷徨い

死んだ獣等の亡骸を奪って

そのまま融合出来た場合は付喪バブという存在に…(いろんな毛色が混ざってる子は複数の獣の毛を奪った子で、空間や景色を纏うことも出来る)

…という物らしく。

つまりこの子は、死んだ獣の体を奪う事に失敗し付喪バブという第二の生を得られなかった子、というような感じ(でいいのかな)
この体のまま活動は可能。
しかし付喪ではない、という状態。

口開けて寝てるの、私みたいだな(余談)

設定を踏まえて私の中では体は亡骸という認識をしています。
なので眠り目の子なのかなぁと。

活動は出来る。
でも活動可能時間が短く、眠ってる時間が長いような。
そういう感じの子。

こういった存在の力の強さって、想いの強さ。
感情というパワーが重要なんじゃないかと思っているので。
ラメトクちゃんよりは恨みや執着といった感情は少ないのかな?なんて。

ちなみに亡骸と言っても自慢の毛並みは我が家一のモフモフ。
毛量がすごい。
どこを触っても気持ちよい。

一応付喪バブのオマケという立ち位置の子なんだけど
これがオマケとか嘘やん実質メイン2体セットだよって思いました。
オマケという概念の崩壊を見た。

ポンチョ着るとあったかそうで可愛い。
ますますおねむ。

前述した通り、ラメトクと比べて恨みや執着といった感情が薄そうな雰囲気を感じているというか。
なんとも飄々として、何事も気にしな~い!
…そんな空気を感じる子です。
たぶん付喪になれなかった事も気にしちゃいない。

流れ流れて辿り着いたこの場所で最高のハッピー探してます。
設定的には付喪バブ周り激重なんですけど、
それを感じさせないのんきな空気が愛らしい子。

そして、この子にはこの名前を贈りました。

「ラヨチ」

虹、という意味です。


虹と聞いて思い浮かべるのはなんだろう。
それは本当に人によると思うんです。
国によっても何を意味する存在なのか変わって来るしね。
幸運の象徴だったり。怪物だったり。

私が虹と聞いて最初に思い浮かべたのは「虹の橋」で。
それは獣の死の匂いだった。

だからこの名前は、付喪バブという新しい命を得ることに失敗したこの子の現状を表現した名前でもあり。
死と生の狭間から完全に抜け出せなかったこの子へのメッセージ。

「No Rain, No Rainbow」

ハワイのことわざ。
そう、苦は楽の種だ。
付喪になれなかったという雨の日から始まったあなたは、この後の人生は絶対素晴らしい事が溢れているよ。

そしてその舞台は他の誰でもなく私が作る。
そういう気持ちを込めた名前。

この時点(フラグ)のケモマニっ子集合。

ラヨチは超が付くマイペース娘。
ラメトクは生真面目お姉ちゃん。

我が家ではドールもぬいも実際会って、頭の中でその子のキャラクターとしての輪郭が出来て、勝手に暴れ出したら自動的に性別が決まるみたいなシステムなんですけど(もちろん性別なしや、感じる雰囲気はこっちだと思うんだけどボディはこっちの方がしっくり来るんだよな~みたいなパターンもある、そこはもう自分が感じたままなのでその子によってそれぞれ)

ラメトクとラヨチもお迎え前は男の子っぽい印象だったんですけど、家に来てからは女の子(神様や妖怪の類だと思うので明確にはないものなのかもしれないが)かなぁ~と思って接してます。
男の子も可愛いけど、うちの可愛い娘〜!と思うとまた違った感情が湧いてきちゃうね。
可愛くて可愛くて仕方ない。
可愛いから最近はラメトクちゃんと一緒にアニメ見たり、YouTube見たり、歌ったり踊ったりしながら世俗に塗れさせて過ごしてる。
ラヨチはすごい寝てる。もう爆睡。

すごい余談なんですけど。
今回ご縁を頂いた付喪バブ、正直諦めてたんです。
なにせオークションだったので…。
しかもリアルイベント前という躊躇するタイミング。
勝てるわけがないな…って。

というかそれがなくてもいつも勝負になんてならないわけで…。
いつだって私は力も度胸も我慢も足りてない…(どう考えても一番足りてないのはここぞという時の為に力を貯めるという我慢強さ…俺は弱い…)

でもやっぱただ大人しく諦めきれない部分があったんだよね。

付喪バブ、いつかまたお迎えの機会があったら頑張ってご縁を繋ぎたい…!と思っていたけど。
本当に寝耳に水のシリーズ終了宣言。
しかもその最後の子として出て来たのが、一番私好みの雰囲気の子で。

フラれるのはわかりきってるけど、手だけは伸ばしてみたい。
私があなたを好きだって事だけは行動として伝えたい。
何の結果として残らなくても。
ただの自己満足でも。

そんな想いに駆られて、今自分が出せる力は全部出しました。
誰かのあと一押しでもう可能性は潰える、縁は切れる(本当にあと1円で終わりだった)

ああ、きっと。
起きたらもう誰かが私に変わって一番になって、この縁の糸も切れて、全部が終わっているんだろうなぁ…。

そんな事を考えながら遅めの就寝をしたのだけど。
翌朝起きたら、フォロワーさんからおめでとうDMが来ていて。
呆然としながら見に行ったら高値更新されないまま、まさかの早期終了。
数百件取り引きしてるけど自分でもしたことないし、
早期終了なんて初めて見たので。
こんなことが現実に起こるとは思わなかった。
何事も起きず、ただ時間が来たら私は部外者として彼女たちにとって何者にもならずに、関わることもなく終わるものだと。

普段は「私が一番この子を可愛がるんだ!」
って思い込みながらお迎えをするので
こんなことあまり言わないんですけど。

「本当に、私なんかでいいの?」

って思ったよ。
結構今も思ってるよ。
高嶺の花だと思っていた存在に手が届いてしまって。
今もずっと幸せな夢でも見ているんじゃないかって。

もしも話が出来るなら、いろいろ聞いてみたいくらいだ。
これを書いてる瞬間もラメトクが腕の中にいるので、書いてるところも文章も全部見てるんですけどね。
いつか夢の中で会えたら教えてくれ。
この家に来てからの楽しかった事も、不満もね。

私はオーナーとして特別な物なんて何も持っていないかもしれないけれど、それでも手を取ってくれたなら絶対後悔はさせたくないな。
フィクションの中ならバッドエンドもメリバも大好きなんだ。
でも可愛い我が子の物語なら終わりはハッピーエンドじゃなきゃ。
私はもう夢を見せてもらったから。
だから今度は見せる番だ。
夢以上の楽しい現実があるのなら
何を捻じ曲げてでも私がその道を作ってみせたい。

付喪の物語の終わりに生まれた子たち。
たくさん遊んで、いろんな思い出を作って。
無数の選択肢の中から最高の終わりを選び取ろうね。

そしてどうか、あなたたちの人生のエンディングでは私を隣に置いて欲しい。
頼むね、小さな神様と眠り姫。
私の物言わぬ子供たち。

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