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【ダイヤのエース】御幸一也から学ぶ人のポテンシャルを引き出す力


こんにちはオーキです。

ある日、
マネジメントの本を読んでいるとこんな文章が目に入ってきました。

「マネジャーの1番大事な仕事は、部下が仕事で実力を発揮し成長し発展できるように手を貸すことだ」

上に立つものとしてどのように部下を教育し、どうやってその部下に成果を上げさせるか、を考えることではないでしょうか。

「人のポテンシャルを生かす人」
「人のポテンシャルを殺す人」

皆さんはどちらの人間になりたいですか?

さて、今回は自分が上に立つ時に
部下、後輩、のポテンシャルを生かすには
どのようにしたら良いのか。

その方法についてお話ししていきます。

とは言ってもせっかくアニメが好きな人が読んでくれているのだから、アニメキャラから学んでいきたいですよね。

なので今回はこのキャラ!
全くタイプの違う優秀な2人のピッチャーを上手く扱う超優秀なマネジャー。

ダイヤのエース【御幸一也】から学ばせてもらいましょう!

【ネタバレ注意】


性格を知る

沢村栄純と降谷暁

この2人は性格もピッチングも全く違うタイプの投手です。

沢村は普段は明るくムードメーカーで、メラメラと燃える炎が身体に出ているのが、わかるくらい闘志剥き出しの投手です。

逆に降谷はクールで落ち着いていますが、心の奥底で同志を燃やすタイプの投手です。

御幸一也はこの2人の投手の性格が違うので、2人の性格に合わせてかける言葉を選んでいます。

「言い方に気をつけねーとすぐヘソを曲げるからな…投手ってのは」 by御幸一也

御幸は投手の存在がいかに試合を左右するかわかったているからこそ、常に投手にかける言葉を考えています。

もちろん、だからといって御幸は投手のわがままを常に聞いている訳ではありません。

「俺のミットが見えねーなら、今後一切リードしねーぞ!」
沢村に対しての言葉

「俺の言うことが聞けねーなら今すぐマウンドを降りろ!自覚が無ぇんだよ チームを代表してそのマウンドに立ってるってことの、お前が背負ったその番号は そんなに軽くねぇぞ」
降谷に対しての言葉

大事なところでは投手の気持ちを引き締めるために
厳しい言葉をかける時もあります。

しかし、そこには試合のことはもちろん、投手のことを思った上での発言であり、沢村も降谷もこういった言葉をかけられた後は、気を引き締めて良いピッチングをします。

部下、後輩、立場が上だろうと下だろうと、1人の人間であることを理解して、言葉をかけてあげることが大切なのではないでしょうか。


得意不得意を知る

全てを完璧にこなせる人間がこの世にいるとしたらそれはもう人間ではないのかもしれません。

すみません、少し言い過ぎたでしょうか、、、。

ですが、おそらくいないと思っています。

誰にでも得意、不得意、できること、できないこと
あるはずです。

沢村は150キロの豪速球を投げることはできませんが
リズムの良いピッチング、タイミングを掴ませない投球フォーム、サウスポー特有のクロスファイヤー、
握り方を変えるだけで自在に変化をするチェンジアップ。

そして、
「逃げずに気持ちをぶつける精神力」

これが沢村の武器です。

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降谷は150キロ台の豪速球に縦に落ちるスライダー、
スプリット、150キロ台のストレートだけでも脅威ですが、タイミングを外すスライダーとスプリットを持っていることで相手に的を絞らせません。

そして普段はクールですが、
「エースナンバーとマウンドは絶対に譲らない」
という意志が人一倍強く、体からよく青いオーラが出ています。

降谷の持ち味はエースとしての自覚の強さです。

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御幸は2人のピッチャーの得意不得意を知った上で
投手をリードします。

沢村は豪速球は投げられませんが、コントロールのよい投球ができるので、外と中の投げ分けとバッターのタイミングずらすチェンジアップを織り交ぜながら、
御幸は頭を使ってリードをします。

降谷は豪速球が投げられますが、気持ちがよくブレるのでコントロールもままならないことが多いです。
そこで御幸は細かい投げ分けは要求せずにとにかく低めに投げさせることだけを要求します。

このように御幸は不得意なことを克服させようとせず、むしろ2人のピッチャーの長所を生かすことを考えてリードをしています。

これは部下や後輩の育成でも同じことだと思います。

この世に完璧な人間はいません。
全ての欠点を克服するには、人の人生はあまりにも短すぎるのではないでしょうか?


信じる

「信じてることが大事だ!」
と言うと何故かほとんどの人が放置プレイと勘違いするんですよね。

信じるというのはあくまでも期待という意味で責任を全て押し付けて放置するという意味では無いと私は考えています。

御幸は沢村にも降谷にも投げ方やフォームなどピッチャーにしかわからないことや技術に関することには一切口を出さず、

「自分の構えたミットにしっかり投げられている」
「自分が出したサインをしっかり見ているか」

かという最低限のできる努力にだけ言葉をかけています。

御幸は試合中でも試合以外の場面でも沢村や降谷にかける言葉には
「お前たちならできる、お前たちなら成長できる」
そう言った期待の意味がこもっています。

沢村… 最後まで逃げずによく攻めたな マジで尊敬するぜ。
まだまだ お前はこれからの投手なんだからよ…それでも それでも監督が お前に期待してるのは ここ… ハートの強さ―…

降谷・・・これでよく分かったろ?力みすぎてもボールは絶対に走らない…お前のような速球派の投手に必要なのはペース配分とコントロールだってことがな。
もっともっと俺を楽しませてくれよ、怪物くん。

上司の信頼を受け取ることで部下は
「期待に応えたい!成果を出したい!」と
考え一生懸命努力して成果を出していくのではないでしようか。


最後に

信じると言うのはすごく難しいことかもしれません。

仕事ができない部下を持つと
「遅い、もどかしい、俺がやった方が早い!」
とイライラしてしまう方がほとんどだと思います。

ですが、部下を育成して自分が持っていた仕事を部下に任せることができれば、上司の立場にいる人は自分がやりたい仕事により効率よく集中して取り組むことができるのではないでしょうか。

短期的に見れば大変ですが、長期的に見ると今よりもさらに仕事がやりやすい状況が生まれていると思いますよ。


アニメ ダイヤのエース
作者  寺嶋
裕二

アニメを見ることが私の生きがいです。 これからも皆さんにたくさんのアニメと出会うきっかけを 作っていきます😊