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【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】これから手紙に価値が生まれる理由

みなさんこんにちはアンノウン村上です

早速ですがみなさんに質問です。
最近手紙を書いたのはいつですか?

手紙は特別な人に書くものという認識が一般的かもしれません。

現代ではメールやLINEなどが普及しているおかげで例え特別な人であっても実際に手紙で人にメッセージを届ける人は少なくなってきているのではないでしょうか。

ですが、私はむしろこれからの時代だからこそ手紙に価値が生まれてくると考えています。

なので今回は【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】というアニメから手紙に価値が生まれる理由について2つお話していこうと思います。

ネタバレしている部分もあるのでネタバレがダメな方はこのアニメを見てから僕の記事を見てください。

それではいってみましょう

・創造性と共感性の価値

手紙を書くために必要な能力は沢山あると思いますが
私は大きく分けて2つの能力が必要だと考えます。

それは創造性共感性です。

ここでのこのふたつの能力を簡単に説明すると、、、、

・創造性=0から1を生み出す力 新しい発想
・共感性=他者の気持ちを理解し思いやる力

となります。

・創造性について

手紙には基本テンプレートはありません。
相手によって書く内容が変わりますし、文章の組み立て方も毎回変わります。

もちろん文章の上手な書き方などのマニュアルはある程度ありますがマニュアルだけで文章を書き切るのはかなり難しいと思います。

そのため自分の頭で文章の構成やどう表現すれば相手が読みやすいのか、伝わるのか、というところは新しい発想やアイデアが必要になります。


・共感性について

読む相手は感情を持った人間です。
何かの記事を書くにしても手紙を書くにしてもビジネス上でのやりとりにしても文章を書く上で大切なのは相手の立場に立って考える事です。

先程の文で「表現において新しい発想とアイデアが必要」だと言いました。

ですがこれだけでは不十分で、手紙を書く時に1番必要なのは創造性よりも共感性です。

相手の立場に立ち、
相手がこれを読んでどう思うのか、、、
この人にはこのワードを入れた方がいいのではないか、、、
あの人にはこういう文章の構成が良いのではないか、、
    など

これらを考える時には読み手が自分の手紙を読んでいるところを想像します。

先ほど言った創造性もまずは読み手のことを理解し共感をするというマインドが無いと成り立ちません。

このアニメの主人公であるヴァイオレットは「愛を知りたい」と言っています。
この通り本来殆どの人が持っているはずの共感性を持っておらずヴァイオレットがお客様からクレームを受けるシーンがあります。

手紙を書く上で創造性と共感性というこの2つの大きな能力は欠かせないものだと言えるでしょう。

さて、本題はここからです
(前置きが長くなってすみません)

私がこの記事を書く上で1番強調したいことはこの手紙を書くという作業そのものは無くならないという事です。

このアニメを見た時に

「いや、手紙の執筆を代行する仕事なんてあるわけないだろ」
「こんな仕事すぐ人工知能に取って代わる」
「そもそも手紙なんて自分で書くだろ」

おそらくこんな事を思った方も少なくないのではないでしょうか?

正直に言うと私も最初はそう思いました。

まず、手紙は自分で書くのが当たり前というのが一般の共通認識としてありますが私の周りに自分の言葉を文章にするのが苦手な人がいます。

その人は実際に他の人に手紙を書いてもらった事があるそうです。
このように実際に手紙を代わりに執筆するという事はあり得る話です。

そして代わりに執筆するという事は当然依頼主のヒアリングが必要です。
依頼主の思いを文書にするためには読み手のことも考えながら依頼主の感情も理解し共感する必要があります。

そしてもう一つ人工知能にとって代わるという事に関しては、新しいアイデアを生む創造性と人の心に寄り添う共感性を人工知能が持つ事は不可能とまでは言いませんが、かなり難しいと思いますし長い年月がかかると思います。

これから様々なものが人工知能に置き換えられる事によってかえって手紙の価値が再確認され、手紙の需要が増え、ヴァイオレットのような手紙の執筆を請け負う人やサービスが生まれると考えています。

・手紙のデジタル化

さて、ここまでの話で私はこれから手紙に価値が生まれるというお話をしました。

ですが、紙媒体かどうかに関しては別の問題だと思っています。

私自身はこれからの時代の流れを考えて紙媒体はできる限り使いたくない派の人間です。
そして紙媒体を使用する時代は終わりに近づいていると考えます。

「でもそれじゃ手紙は?」

はい、そうですね。
手紙は紙媒体ですよね。

ですが、はたして紙でなければ手紙を書く事は不可能なのでしょうか?

私はそうは思いません。

例えば手紙そのものをパソコンやスマホなどのアプリを使って作り、そこに文章を書き相手のパソコンまたはスマホに送るというのはどうでしょうか。

今はまだないかもしれませんがこういったアプリができても不思議ではないと思います。

私は紙媒体の手紙は無くなっても手紙そのものが無くなるとは思いません。

なのでこのアニメ【ヴァイオレット・エヴァーガーデン】の著者である暁佳奈さんは手紙の価値をみんなに知ってもらうためにこの作品を作ったのではないでしようか?
(私の勝手な予想です)

手紙をデジタル化にしても紙媒体が無くなるだけで執筆者は必要です。
デジタル化になっても手紙をこれからも必要とする人はいるのではないでしょうか。


・最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

相手の気持ちを理解し、共感して自分の頭で考えで作られる文章というのは口で発する言葉とは違ってまた別の意味で相手の心を動かすツールになると思います。

最近手紙を書いたのはいつですか?
冒頭でも聞きましたが口では言いにくい事も手紙でなら相手に自分の想いを伝えられるかもしれません。

「ごめんね」 「ありがとう」 

大切な人に送るメッセージは時々目に見える形の物よりも相手にとって最高のプレゼントになります。


祈っています
あなたの想いが伝わりますように

アニメ ヴァイオレットエヴァーガーデン
著者  暁佳奈



アニメを見ることが私の生きがいです。 これからも皆さんにたくさんのアニメと出会うきっかけを 作っていきます😊