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【小林さん家のメイドラゴン】から学ぶ「成長とは何か」と「協調性の罠」

みなさんこんにちはアンノウン村上です
今回はアニメ【小林さん家のメイドラゴン】から学ぶ
「成長とは何か」「協調性の罠」というテーマでお話ししていきます。

【ネタバレ注意】


・成長とは

子どもと大人の違いは何ですかと聞かれたとき具体的に答えることができますか?

私はある日子どもの違いた大人の違いを考えた時物凄く時間がかかりました。
大人=成長という方程式に違和感があったからです。

大人になる=成長するという考え方が普通だと思っていましたが私は【小林さん家のメイドラゴン】というアニメを見て考えを改めました。


トールと小林の会話を見ていきます。

トール「小林さんを親に紹介したいなって思ったんです」
小林「すればいいじゃん」
トール「できません」
小林「なんで?」
トール「きっと殺されてしまうなって、、、」
小林「物騒だけどそれがトールの世界の常識なんだよねぇ」
トール「そうです。両親から見たらおかしいのは常識じゃなくて、きっと私の方でしょうね。悲しいですよ」
小林「それはトールが自立したって事だと思うなぁ」
トール「自立?」
小林「うん、自分だけの価値観を手に入れた」
トール「じゃあ、大人になったって事ですか?」
小林「どうだろう、わかんないよ。大体の人って大人になろうとしたんじゃなくて子どもでいられなくなっただけなんだから

【エピソード8 参照】


自分が悪いわけでもないのにただ感情的にキレる上司に頭を下げてペコペコする、他者の目を気にして空気を読み自分の想いを伝えずに押し殺して周りに合わせる。

同僚と一緒に毎晩自分の上司と会社の愚痴を摘みにして酒を飲む。

それが大人になる、成長するという事なのでしょうか?

この話をすると
「社会で生きていくという事はそういう事だ!」
「仕事は辛いのが当たり前なんだ!」
という人が出てきます。

本当にそうでしょうか?

才能が無くても地道に努力をして毎日好きな事をして生きている人はいます。
これからの時代は【好きな事でないと稼げない】といわれる時代です。

自分が子どもだった時のことを思い出してみてください。
他者の目を気にせず自分の興味があること、やりたい事に夢中になって取り組んでいた時期があるはずです。

スティーブ・ジョブス、ジェフベゾス、マーク・ザッカーバーグ、イーロンマスク

世界の名だたる成功者たちは「自分が成功できたのは才能があったわけではなく自分の夢ややりたい事に情熱を注ぎ続けてきたからだ」と語っています。

成長とは大人になるということではなく、自分の夢ややりたいこと、成し遂げたい事に向けて情熱を注ぎ努力し続ける事です。

もちろん、全ての人が毎日自分の思い通りの人生を送っているわけではないといことも知っていますし、そういう人を否定するわけでもありません。

家族のために恋人のために大切な人のために自分のやりたい事を犠牲にして毎日働いている人を私は尊敬しています。応援もしています。

もし、自分を振り返る時間が取れるなら成長するという事がどういう事なのかを改めてもう一度考え直してもいいのではないでしょうか。




・協調性の罠

「いいか!社会、組織では協調性が大事なんだ!」
「みんなと行動を合わせろ!」

学生の時、体育の授業で集団行動をひたすらやったのを覚えています。
少しでも他の人と行動がズレると凄く怒られました。

親や周りの大人たちにもこんなことも言われていました。

「あいつは空気が読める!お前もあいつを見習え!」「隣の家の子どもは毎日塾に行って頑張っているらしいからあなたも塾に行きなさい!」
「お姉ちゃんが大学に行っているのだからあなたも大学に行きなさい!」

私は子どものころ物凄く疑問に思っていました!

「なぜ?」と、、、。


ここで小林さん家のメイドラゴンでカンナが学校に通うための道具を買い揃えるシーンを見ていきます。

小林「学校指定のはこれかな」
トール「なんか、どれも一緒ですね」
小林「これでいいの。こいうのはみんな同じにしておかないと」
トール「どうしてですか?」
小林「差異をなくすためだよ。男子も女子も日本人も外国人もみんな一緒。それが大事。」
トール「みんなと違うとどうなるんですか?」
小林「排除されることになる。ドラゴンにはそういうのないかもしれないけどね。人間は異物を好まないんだ。」
トール「愚かですね」
小林「うん、愚かだと思う。でもみんな怖いんだよ。普通と違うものって。」
トール「なんかわかります。」

【エピソード4 参照】


もちろん、何かを成し遂げるという意味でチームワーク、いわゆる協調性が大事というのはわかります。

しかし、協調性の概念が無駄にいらない所にまで発展しているようにも思えます。

いえ、厳密に言えば協調性を重んじる行為を過剰に正当化したが為に「協調性を守らない、みんなと違う事をする奴は悪だ!」と協調性の意味を履き違えた日本人が増えたのだと思います。

それが広がった事で、他社と足並みを揃えなくてもいい場面でも協調性という考え方を過剰に押し付ける人が増えたのかもしれません。

その文化が根強いせいかいつのまにか「いい大学に入っていい会社に就職しないといけない」という価値観を親に押し付けられ、自分の夢ややりたい事を断念せざるを得ない状況に晒されている若者もいます。


これからはダイバーシティ(多様性)の時代であり、足並みを揃えて同じ価値観の元で生きていく時代は終わりです。

幸せの価値観も生き方も自由になり10年前にはなかったYouTuber、ブロガー、アフィリエイト、プロゲーマーなどの仕事も誕生しました。

1人だけ上靴が赤色で何か問題があるのでしょうか、1人だけ髪の色が茶色な事で誰かに迷惑をかけているのでしょうか。

私たち日本人は幼い頃から学校教育という名の洗脳を受けています。
そしてあなたの親もあなたの親と同世代の大人もです。

他者の目を気にして空気を読むのはこの瞬間から終わりにしましょう。

あなたの人生を充実させるのもあなた自身を幸せにできるのもあなただけなのですから。


アニメ 小林さんメイドラゴン
作者  クール教信者







アニメを見ることが私の生きがいです。 これからも皆さんにたくさんのアニメと出会うきっかけを 作っていきます😊