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#言葉の添え木 一輪開いた蒲公英が面を掲げて日輪を見上げる姿は あたかも獅子が吠えている…
#言葉の添え木 白紙にインキされた6つの大陸3つの大洋なんて僕にとってはコントラストに過ぎ…
#言葉の添え木 オタマジャクシが泳いでいる 駅のホーム、街の中を優雅に舞い縦横無尽に にょ…
純粋な青に囲まれた太陽はぽっかり丸く浮かび全てを明るみにし影を成すけれども薄汚れた藍色の…
鳴らす靴の音エフェクトが掛かり私の音から知らぬ者の響きへと鈍音の輪を成し暗闇の先へと離れ…
終焉を迎えるエピローグ奏でるオルゴール張りぼて劇場の道中薄汚い操り人形がロンドを刻々と熟…
おんぼろアパート六畳一間の片隅で凍える冷蔵庫は空っぽで唸り声を上げているが、わたしは耳にも止めず貴女の声だけを聴いている。 具の無い味噌汁、焦げ目の無いトースト、口の中で蕩け合う。 愚の無いわたしと妬かない貴女、シーツの中で蕩け合う。