介護美容の魅力を追求したい〜心に働きかける、行動が変わる〜
初めまして。トータル・ケアビューティー協会の埼玉支部で活動している、作業療法士の新郷と申します。
普段は上尾市の事業所で訪問リハビリや通所リハビリの仕事をしております。
2021年から1年間介護美容について学び、2022年から介護美容の活動をしています。
今までの活動を通して、肌で感じてきた介護美容の魅力について、今回は書いていきたいと思います。
キラキラした気持ち、ワクワクする気持ち=人の行動の原動力である「情動」の発現
介護美容の魅力は、なんといっても「キラキラ」「ワクワク」な気持ちになることだと思います。これは介護美容の活動をしている方はみんな感じているはずです。
この気持ちの変化は、「情動の発現」、それもポジティブな情動だと考えます。
人が行動を起こすためには動機が必ずあり、動機づけとして重要なのが「情動」です。
ポジティブな情動の発現は、その先のポジティブな行動を引き起こすための鍵になっているはずです。
・ネイルやメイクでキレイになって誰かに会いたくなる
・エステで体が軽くなってどこかに出かけたくなる
・自分でネイルやメイクを楽しむようになる
このような行動の変化が現れるのではないでしょうか!
行動の変化が、自立支援につながる
私が実際に経験したこととしては…
手首の骨折があり、痛みがあるので病院で湿布をもらいいつも貼っていた女性の方がいました。ハンドクリームを使用したセルフハンドトリートメントをお伝えしてみたところ、ご自身で毎日行ってくれました。その後、痛みが良くなり「自分でケアできるんだ」と実感していただき、病院に行くのをやめました。
私自身、この変化にはとっても驚きました!
「自分でも簡単にできるんだ」というポジティブな気持ち
「痛みが良くなる」というポジティブな経験
それらが動機づけになり、セルフケアという行動が習慣化できたのだと思います。
自分のために行動するということが、自ずと自立支援や介護予防につながるはずです。
介護美容の可能性を追求していきたい!
心に働きかける、行動が変わる…
更には周りの人も巻き込んで想像以上の化学反応が生まれるのではないか、とも思います。
対象者の方の心の変化や行動の変化を感じやすいのが、介護美容の魅力だと思います。
まだまだいろんな可能性を秘めているはず…。
介護美容を学んだ方や興味がある方と協力しながら、その可能性を追い求めていきたいと思います!
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