シングルシード3

シングルシード牡蠣ネットワーク2019に参加しました

牡蠣師のみなさんこんにちは
代表の泉です

令和になりましたね
令和にちなんで私が名付けた牡蠣は別記事で紹介します

さて、
4月23日(火)牡蠣養殖バスケットメーカー「SEAPA ジャパン」主催の「シングルシード牡蠣ネットワーク2019@大阪」に参加してきました
牡蠣師の中からも参加した、山木さん・坪井さん お疲れ様でした

 写真の方がSEAPAジャパン代表 吉本さん

参加者全員にオリジナルキャップがプレゼントされていました

今回の「シングルシード牡蠣ネットワーク」は2回目です
1回目はSEAPAジャパン設立記念として生産者メインで2日間開催されました
1日目:セミナー
2日目:漁場視察
各地の生産者の中から、シングルシードに興味がある生産者をお誘いし一緒に参加しました
そこで生まれた牡蠣ネットワークで、今年すごくいい牡蠣を作っている生産者もいます
「紹介してくれてありがとう!」って言われると、牡蠣の会でやっていることは意味あるなーと嬉しくなりますね

さて、今回は、参加者の枠を広げ、一部の牡蠣提供者や牡蠣関係者も招待されていました

この会の特徴は生産者や研究者自ら牡蠣のプレゼンテーションするところです
口下手な生産者もそうでない生産者も壇上にてスライドを写しながら決まった時間内でプレゼン
牡蠣に対しての思いや取り組みを聞くことが出来ます

プレゼンテーター紹介とプレゼン写真

1)神山孝史氏 国立研究開発法人水産研究・教育機構
「宮城県志津川産未産卵一粒牡蠣(あまころ牡蠣):生産技術と特徴」」

ASC認証で有名な「あまころ牡蠣」です
「あまころ牡蠣」誕生話や養殖の苦労話、ブランディングの話などをお話してました
「あまころ牡蠣」をどの角度から味わっていただくか、味の分析や市場調査を徹底的に研究しています
牡蠣の会でも「あまころ牡蠣」誕生のころから応援させていただいてます
視察もしましたね
今後が楽しみな「あまころ牡蠣」です

**2)鈴木隆氏 **

広島県大崎上島で牡蠣と車海老養殖を営んでいる鈴木さんです
クレールオイスターで有名になった方ですね
TVなどメディアでも取り上げられています
以前から知っている鈴木さんですが、私に刺激的を与えてくださる存在ですw

鈴木さんのプレゼンの牡蠣生産者のビジネスモデルの話や仕組化の話は好きな部分でした
これからの日本養殖ビジネスは仕組化が必要
稼げる生産者になる必要がある!
海外でビジネスしていたからこそ、生まれる養殖ビジネス発想なんですね
プロフェッショナルとは?について熱く語ってました
久しぶりに会った鈴木さんは、やはり流石だな!好きなタイプだ!と再認識しました

中村智治氏 うみの株式会社
「市場価値を変える種苗の品種選択肢の多様化」

「株式会社WDB環境バイオ研究所」っていったら「あっ!」って思う方もいると思いますが、現在は「うみの株式会社」に譲渡されています
魚類・甲殻類・貝類・藻類などの生態試験や研究などをしている会社です
牡蠣の種苗の研究・販売もしています

冒頭は牡蠣生産者さんの付加価値について話していました
平均労働時間や平均年収など
付加価値を上げなければ、これからの時代に勝てないという話です
付加価値=シングルシード
シングルシードも特別な養殖から選べる養殖になっていきます

また、
安定した三倍体種苗の研究、販売
マガキとシカメの交雑種×三倍体
岩牡蠣の種苗、岩牡蠣の三倍体

自然体にも三倍体が存在している話なもされていました

こういう研究者の話はすごく面白いですね
みんなに聞いてほしいです

牡蠣の会で視察も許可いただいたので、視察を計画します

3)長谷川夏樹氏 国立研究開発法人水産研究・教育機構
「地場種苗を活かしたシングルシードマガキ養殖」

日本の種苗といえば、宮城種と広島種
写真のグラフを見てもわかるように圧倒的に宮城種頼りになっている
が、震災で宮城種が極端に減り、今では地場採苗で牡蠣養殖しようという動きになっているという話
地場採苗で養殖した牡蠣は、環境に強い
地元で生まれ育っているので、地元の環境に適しているというのは納得です
また、菌や害虫が外から入ってくるのを防いだりするメリットもある
今後、それぞれの地場採苗で養殖された牡蠣がレストランに並ぶ日も遠くないですね

4)宮本信一氏 (資) 新栄丸
「見えた品質と効率の両立: アイランドオイスター披露までの半年間」

牡蠣の会でもすっかりお馴染みになりました、アイランドオイスターの宮本さんです

なぜシングルシードなのか?
宮本さんのシングルシードへの思いを熱く語っていました
作業時間が減った、自分の時間が増えた、周りに感謝するようになった
涙出てきそうでした
「全てシングルシードで養殖します」
そう宣言していた宮本さん かっこよかったです

牡蠣披露生産者&協賛企業120秒プレゼン

壇上にて牡蠣披露する生産者と協賛企業が120秒のプレゼンを
時間がきたら容赦無く「チーン」のベルを鳴らします

生産者
有限会社 片倉商店 (宮城県・女川)
津田宇水産 株式会社 (兵庫県・室津)
宮城県漁業協同組合 志津川支所

協賛企業
ケアシェル㈱
西日本ニチモウ㈱
㈱マツイ

とこんな感じで120秒プレゼン
会場が和やかになった時間でした

牡蠣試食&交流会

会も後半になりました
牡蠣の試食しながらの交流や牡蠣養殖関連会社の展示など牡蠣マニアにはたまらない場になっていました

牡蠣オープンネットワーキングしながら、牡蠣情報交換しながら、牡蠣談義に花咲かす
牡蠣生産者同士のマッチング
久しぶりに会っても、久しぶりな感じがしない
牡蠣の持っている不思議なパワーですね

今度は牡蠣の会メンバー全員で参加しましょう!

全体集合写真
みんな良い顔してます

会が終わったが、牡蠣話は終わらず、場所を移動して18時〜26時まで牡蠣話をw
まだまだ足りない

SEAPAジャパンと牡蠣の会、今後一緒に活動しようということになりました
もっともっと可能性を引き出す活動をしていきたいと思います

牡蠣養殖の未来は明るいですよー



以上 シングルシード牡蠣ネットワーク2019の報告でした

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