脳内月とライカと吸血姫Blu-ray BOX発売告知CM
-ソ連閣僚会議・政府委員会にて
ゴルバチョフ「諸君、お集まりいただき感謝する。それではシチェルビナ副議長からの報告を聞こう」
シチェルビナ「ありがとうございます書記長。月とライカと吸血姫のBlu-rayの発売が決定しましたが問題はありません。萌え萌え量は各話あたり3.6ブヒ、この数値は『真の仲間』視聴1回分と同程度だそうです。KGBのチャルコーフ第一副議長からも原作者書き下ろし小説や特典映像の漏洩は無いと報告を受けています」
アーニャちゃん「待ってくださいシチェルビニャンさん!」
シチェルビナ「馴れ馴れしいぞ! 書記長、こちらは生体医学研究所のアーニャ・シモニャンです。同志シモニャン、気がかりなことがあるなら後で私が聞こう」
アーニャちゃん「それじゃ間に合わないんです! 3.6ブヒというのは真の仲間1話分ではなく1クール分相当の数値です。問題は、この数値が簡易式萌え萌え計の上限値だということです。そこまでしか測れないんです! 第8話のイリニャンさんは可愛すぎるので、見てしまった視聴者は400クール分のブヒを浴びているはずです」
シチェルビナ「同志シモニャン!ここは誇張で不安を煽る場ではない!」
アーニャちゃん「誇張ではなく事実です!」
ゴルバチョフ「一体どこに事実があったんだ? 私には、いきなり出てきた今期アニメヒロインが我が党の幹部の報告を否定しただけに見えたのだが?」
アーニャちゃん「すいません、そんなつもりでは……。お願いです、月とライカと吸血姫を実際に見てもらえればわかります」
ゴルバチョフ「よろしい。同志シチェルビナ、すぐに月とライカと吸血姫の製作スタジオに向かい、自分の目で確認したまえ。同志シモニャンも同行させろ」
シチェルビナ「賢明なご判断です。しかし書記長、彼女がいなくとも……」
ゴルバチョフ「きみは深夜アニメに詳しいのか? 特製ブックレットやドラマCDのことが分かるのかね?」
シチェルビナ「いえ……私の時代にはアニメがなかったので……」
ゴルバチョフ「では決まりだ。私はこれで失礼する」
シチェルビナ「…………」
アーニャちゃん「シチェルビニャンさん……」
シチェルビナ「……同志シモニャン、月とライカと吸血姫Blu-ray BOXの発売日を教えろ」
アーニャちゃん「一口には言えません、上下巻なので」
シチェルビナ「なるほど、それでは言い直そう。今すぐBlu-rayの発売日を教えないと兵に命じて君をヘリから突き落とす」
アーニャちゃん「上巻は2022年1月26日発売です……」
採用お待ちしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?