見出し画像

行動展示体験

はじめに

この記事はkikiさんの行動展示に関するいくつかの考察というアドベントカレンダーの記事です。

行動展示とは何ぞやという方はまず先にこちらをお読みください。


そしてこれから展開される文章ですが、僕の行動展示体験記(フィクション)となります。僕の思考や独り言の垂れ流しなので僕のおふざけや趣味もふんだんに使われています。ヤマなし、オチなし、意味なし。文章が下手。気分が悪くなったら回れ右、こいつ頭おかしいなと思ったら回れ右。以上を徹底してください。


また少し自分自身について。

名前をゆといいます。

AnotherVisionや九州謎プロジェクト、東狼研究所などで謎を作ったりキャストをしてます。

(なおここから先は深夜テンションで書いています。文章が崩壊してるとかわけがわからなかったらごめんなさい。)


じゃあ始めるよ。

或る男の一日

朝起きて、音楽を聴き、ラーメンを食べ、寝る。

大学の講義を聞き、たまに制作会議に顔を出し、鏡音レンと戯れる。

それが私の日常でございます。

日常というのは(鏡音レンと戯れている時以外は)退屈なものでいつしか非日常というか、なにかわくわくできるような物を求めるようになりました。

今まで退屈な日常を壊すためにやってきたことといえば、謎解きやスポォツ、架空の少年を作り上げ話しかけ続ける、などなど。しかしそれらは長く続けているといつしか日常になってしまうわけです。(ここで一点注意ですが、架空の存在に話しかけるのは幻聴や幻視の原因となります。精神科に行きたくなければ絶対にマネしないでください)

さてさて、またやってくる日常、何か面白いことはないのか。Twitterを漁っていると鏡音レンやショタの画像に混ざって「行動展示」という催しの告知が流れてきました。なるほど、これは面白いかもしれない。今日はここへ行こう。

いつも通り民法の授業をさぼり、行動展示が行われている会場に向かうと誰もいない。まあオープン前だし仕方ないか。入り口前に立ち、暇つぶしに作りたい曲のことだったりとか、鏡音レンの胸のことだったりとか、さぼった民法のことを考えていると気づけば僕の後ろに行列ができていました。人気なのかなこれ。

そんなこんなで開場時間となり僕は一番乗りでこの会場に足を踏み入れました。

ぼく「この部屋広いですね。何畳ですか?」

スタッフ「それでは最初の部屋です。ブラックライトは4方向の壁のいずれかをランダムに照らします。ホワイトボードにはブラックライトが当たると読める文字が書いてありますので、頑張ってホワイトボードの文字を読んでください。文字を読むことができればクリアとなり、次の部屋へ進むことができます」

ぼく「左様でございますか」


ここでぼくはこの行動展示の恐ろしさを体験するのであります。




ブ ラ ッ ク ラ イ ト が 光 ら な い



嘘でしょ。いや、まあランダムだしね。しょうがないよね。ランダムのうちにはきっと光らないという選択ありますもん。多分。きっと待ってれば光って読めるようになりますよ。そんな感じでぼくは鏡音レンの髪の毛の構造について考えながら光るのを待つことにしました。



(撮影:ゆ)


......(とさか)

..................(あのとさかみたいな髪の毛どうなっているんだ?)

....................................(これ終わったら二郎食いに行くか)




光 ら な い .......


何もできません。こうなったらもうパワープレイあるのみ。



ぼく「たいやき」

スタッフ「1EAT0BITE」

ぼく「たくらん」

スタッフ「3EAT0BITE」

ぼく「たくあん」

スタッフ「正解です、次の部屋へどうぞ」

ぼく「なんだたくあんって」

スタッフ「おなかすいてたので」

ぼく「はあ」


このようにスタッフと談笑しつつ僕は後の仕掛けを楽しみ、会場を後にします。しかし何故、最初の部屋でブラックライトが光らなかったのか。ラーメン二郎でもやしと豚肉を口に放り込みながら考えます。

確かに二つ目の部屋でぼくはブラックライトを操作し、一番目の部屋の人をさんざん甚振ってやりました。あのスイッチを握った瞬間の僕の顔とあの甚振られ方を見てた三番目の部屋の人には大いに楽しんでもらえたはず。できればそいつがどんな顔でぼくのブラックライトを操作してたのかとか、ブラックライトでどんな感じで弄ばれていたのかも見たかったなぁ......



......ちくわ大明神......



いや、待て。本当に僕を操作した人はいたのか?僕を観測した人はいたのか??あれ、よく考えたら僕会場に一番乗りしてない????じゃあ僕より先に部屋に入った人っていなくない???????????????

そしたら僕を操作する人いないってことじゃん?じゃあ第三の部屋で観測されることもなかったのか。はぁ、なるほどなぁ。そうかぁ~~~~~~~^^

ぼくは一番乗りで会場入りしてしまい、この展示の醍醐味であろう観測されるということを経験できませんでした。

しょうがない。上野の科学博物館に行こう。


(ここに現代人展示ボックスの写真が入る予定でしたが権利の関係で割愛)

(よろしければ「現代人 博物館」で画像検索をどうぞ)



この後ぼくは「現代人」と書かれた展示ケースの中に入り一時間体育座りをし、人々の注目を集めたのちに展示妨害の名目で出禁を食らいました。




おしまい。


補足

ここまで全部読んだ方、本当にお疲れさまでした。

飛ばしてここに来た方、正解です。


僕はまずこのイベントを現実で行った際にどうなるのか考えてました。

このイベントを現実に開催したら必ず上にある僕のような「一人目の客」が存在します。

一人目の客というのは2,3番目の部屋に誰もいないので監視されることもないのです。本来監視されるはずなのに監視されていなかった、ということにもし気づいてしまったら?

行動展示における体験というのは「観察者」としての体験と「展示品」の体験と二つあるわけです。この二つが合わさるからこそ、人はあらゆる感情を抱き、僕の前やこれから先に書かれるであろう記事には様々な考察があるわけです。

しかしながら一人目の客というものには展示品としての体験は欠落してるわけです。1人目の客と、それ以外の客が感じるもの、それは本質的に違ってしまうのではないでしょうか?



え?例えば?知りませんよ。自分で考えてください。私は大事なところを人に丸投げする主義なのです。そう、ゆというのはふだん見えてるような温厚な人間ではなくもっとこう、憎たらしい存在なんだぞ。

さて、体験記では結果として僕は体験として観察され足りなかったので展示ケースに入ってしまったわけです。ぼくは考えるより感じることに重きを置く人間なのです。はい。世の中には僕のように無思考の人間もいるのです。覚えてなさい。オチはありません。解散。僕は眠いので寝ます。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?