男はつらいよ
男はつらいよ
という映画を見たことはあるだろうか?
見たことない人がいるなら是非見てほしい作品だ。
見たことある人もまたもう一度見てほしい作品だ。
男はつらいよは寅さんこと車寅次郎を中心に繰り広げられるドタバタ劇である。
寅さんは風来坊で全国各地を旅しながらテキ屋をやって生活している。
そして毎度何かあっては妹のさくらや浅草で団子屋のとらやを営むおいちゃん、おばちゃんの家に戻ってきて問題を起こす。
僕が思うに寅さんが純情すぎる。純粋すぎる。から問題が起きる。
問題が起きた場合基本的には寅さんが悪い。
どういう問題が起きるかというと大概は些細なことか、恋の問題である。
些細な問題の例を挙げると
寅さんが帰ってきた時の出迎え方が気に食わない。
説教されてる間に寅さんがオナラをする。
寅さんの分だけメロンがなかった。
このようなことで毎回大喧嘩に発展する。
なぜこのようなことで大喧嘩になるのかわからないだろうから是非自分の目で映画を見ていただきたい。
そして1番大切なのが恋の問題である。
毎回寅さんが本気で女の人を好きになる。
そしてだいたい一目惚れである。
そして惚れたら一直線に、真っ直ぐとその女性に面と向かってぶつかっていく。
僕もあんなに純粋に人を好きになってみたいものである。
あんなに人を好きになるということは僕が思うに、寅さんは心が柔らかくいつも人を受け入れる心を持ち合わせているからだと思う。
大人になっていくうちに良いことも悪いことも覚え、変に駆け引きなどメリットとデメリットを考えて人と付き合うようなことがある。
だから人は心が硬くなってしまう。
そんな人間に僕はなりたくない。
義理と人情で生きている寅さんはそんなことは考えない。
もしかしたらバカだから考えられないのかもしれない。
ただ寅さんはバカはバカでもかっこいい。
そしてそんな寅さんを見ていると自分も心が柔らかくなっていく気がする。
そして寅さんを見ていると僕も旅をしたくなり、人を好きになりたい。
言い忘れていたが、寅さんは毎回フラれる。
そして旅に出る。
「ああ生まれてきて良かった、そう思うことが何べんかあるだろう。そのために生きてんじゃねえか」
「何というかな
ああ生まれてきて良かった、
そう思うことが何べんかあるだろう。
そのために生きてんじゃねえか。
そのうちお前にも
そういう時が来るよ、な?
まあ、がんばれ。」
寅さん