デュエルマスターズでCSやGPに出るのに、極道が守って欲しい事とか愚痴とか
おはこんばんちわ、極道(古賀大地(フリー素材))です。
こんなハンドルネームですが、実はデュエルマスターズ認定ジャッジLv.2のジャッジ資格を持ってるちゃんとした人間です。見た目が怖いと噂がありますがそんな事はありません。
今回書かせてもらう記事は、
「CSやGPに出てみたいけどなんか怖いな〜・・・
てかそもそも何を気を付けないといけないの?
なんか噂(ジャッジキルされたとか)だけ聞くと行くの考えるな〜・・・」
って感じの人や、
「よくCS出てるけどそもそも競技としてのデュエルマスターズってなんなの?」
って方にもオススメ(自己満)の記事です。
まず初めに
CSやGPって何?
って人が居ると思いますが、簡単に言うと一般的なショップ大会とは違い、それぞれにその大会を公平かつ安全なものにする為に様々な役職や、特定の資格を持っている人達が、
「デュエルマスターズ総合ゲームルール」
「デュエルマスターズ競技イベント運営ルール」
に基づいて運営する“競技レベル”が設けられている大会の事です。
「デュエルマスターズ総合ゲームルール」は主にカードの裁定等の事が記載されており、
「デュエルマスターズ競技イベント運営ルール」の方には、大会を運営するにあたって、様々な方に向けられたマナーやゲーム外のルール、違反をしてしまったプレイヤーに発行されるペナルティ一覧やその概念が記載されています。
競技レベルに関してはその大会の規模に応じて設けられることが殆どです。
その事を踏まえて、よくあるトラブルや、実際トラブルに巻き込まれた時、巻き込んだ時どうすれば良いのかを紹介したいと思います。
項目
・スリーブについて
・カードの状態について
・シャッフルについて
・対戦中に気をつけること
ショップ大会からCS(チャンピオンシップ)、GP(グランプリ)等の大型大会など、様々な場所で様々な人が、個人の表現や趣味志向の表現、また、カードの保護を目的としてカードに装着して使うのがスリーブ(カードプロテクト)。
使わない人がいないレベルです。
しかし、万人が使うという事は、同時にトラブルが最も多いと言う事です
これはあくまでも個人的な意見ですが、CSからGPに至るまで最もトラブルが多いと感じるのが“スリーブ”です。
「ダメージが多い(使い込まれている)」
「裏が透けている」
「サイズが違う」・・・etc
その問題は様々です。
意外と知らない人が多いのですが、実はCSやGP等の大会に参加するにあたって、スリーブにもルールが設けられております。
簡単にざっくりな説明をすると、
・ スリーブを着用する場合、全て同一のデザイン、カラーでなければならない。
・ 反射率の高い(簡単に言うと裏側がキラキラした光を反射しやすいデザイン)スリーブは使用禁止
・ スリーブは最大で3重まで(3枚重ねまで)
・ メインデッキと超GR(ガチャレンジ)ゾーンのスリーブは別々のカラー、もしくは別々のデザインでなければならない
・ デザインに関して、公序良俗に反しているデザインの物の使用禁止、簡単に言うとエッチなデザインはダメだよって事。
になります。
かなり端折ってますがざっくり言うとこんな感じです。
それを踏まえた上で、皆さんには今一度自分のスリーブが大丈夫かを確認して見てほしいです。
もし自分では判断がつかない人は、大会に出る時に運営の人かジャッジの人に確認してみよう。
少し話が逸れましたが、スリーブ関係で最もトラブルが多いものを順番に紹介したいと思います。
1位 スリーブの劣化が激しい
2位 裏側が透けている
3位 スリーブの裏表が逆(オーバースリーブに多いです)
4位 サイズが若干違う
5位 微妙にデザインが違う(フォーラムスリーブに多いです)
※あくまでも個人的対感と意見です
では何故そう言った問題が発生しうるのかを1部簡単なケア方法と一緒に順番に説明します。
① スリーブの劣化
これは至って単純です。
使い過ぎやシャッフルが雑な方、シャッフル時に普通の人とは変わった癖がある人に多いです。
スリーブの寿命は物によって様々ですが、劣化によるトラブルが発生しづらいのは1大会までだと考えた方が良いでしょう。
毎大会調整が終わったら必ずスリーブを入れ替える事をオススメします。
② 裏側が透けている
これ1部のスリーブに言える事なんですけど、特に多いのが「ULTRA PRO」ってメーカーの単色カラーシリーズに多いですね。
これ実は裏を透けなくする方法があるんですよ。
「アルミインナースリーブ」ってのがあって、ペラペラの薄いスリーブなんですけど片面が完全に不透明なデザインになってて、このスリーブを付けてその上に透けやすいスリーブを付けると完全に不透明に出来ます。
良かったら調べてみてください。
③ スリーブの裏表が逆
オーバースリーブに多いのですが、知らない人も多いと思うので説明します。
完全に透明なスリーブにも全て裏表があります。
なぜ裏表があるかと言うと、これは生産上の問題なので絶対にと言える程どうしようもない事なのですが、生産時、スリーブ裁断時に生じてしまう機械的なエラーなんですよね。
なので透明なスリーブもほぼ例外なく裏表が出来てしまうのです。
透明なスリーブにカードを入れる時は全て同じ面に入れるよう心がけてください。
④ サイズが若干違う
これはどのスリーブにも言えるのですが、
「ロット違い」って聞いたことないですかね?
全く同じに見えるスリーブも、実は生産時のロット(1袋毎と考えて下さい)で凄く微妙(誤差はだいたい0.1〜0.3mm)にサイズが違ったりします。
これも機械的なエラーなので生産側にはどうしようもないです。
大会に出る時は絶対に同じ袋内の物を使用しましょう。
⑤ 微妙にデザインが違う
本当は書くか迷ったんですが(対応した例が少ない為)、昔のプレミアム価格で売られてる方の「フォーラムスリーブ」というスリーブによく見られます。
これも実は前述した④に似てるのですが、ロット違いで起こる問題です。
そしてこのスリーブ、タチが悪い事にめちゃくちゃ人気なので、ボロボロでも数枚足りなくても売れてしまうんですよね・・・
よく見かけるのが、40枚セット販売で、バラバラの物をワンセットとして売られてたのを知らずに買ってしまって、そのままトラブルに繋がってしまうといったものです。
新品未開封以外は買わないようにしましょう。
変に見栄を張ってマーキングとか言われてロス(言わゆるジャッジキル)しても勿体ないので。
以上、紹介した事を踏まえて、何故そうした方がいいのか?
まず、①に関して、
もし特定のパターンで特定のスリーブに劣化(ダメージ)があったとしたら・・・
それはもしかしたらマーキングというイカサマかもしれません。
逆にそのつもりは無く、ちょっとスリーブを入れ替える事をケチったり怠ったりすると、特定のカードに特定のパターンでダメージが蓄積していた場合、イカサマを疑われ、最悪の場合ルールロスしてしまいます。
②に関しては、
最近特に多いのがGRゾーン。
カードのデザイン上どうしようも無いのですが、実は裏面だけでカードが判別出来てしまうのです。
それ以外にも、裏面が透けていると色々な方法でカードを判別する事が可能なのです。
③に関しても、
安易に想像できると思いますが、裏表を故意に逆にする事で特定のカードを識別する事が出来ます。
④に関しても同様、
あえてロット違いを使う事で、手感でカードが識別出来てしまう方法が簡単に想像出来ますよね。
⑤に関してはレアケースな事が多いので説明を省かせて頂きますが、まぁ安易に想像がつくと思います。
以上の事を踏まえて、何故そうした方がいいのかはもう分かりますよね?
「イカサマ」を疑われない為にした方が良いという事です。
そしてもし、相手のスリーブが変だなって感じても、
「相手が故意ではない可能性の方が高い」
「仮に噂がたっている人でも色眼鏡で見てはいけない」
「必ず第三者(ジャッジ)に確認してもらう」
です。
以上の事を踏まえて、僕自身が使っているスリーブと構成をオリジナルフォーマットとアドバンスフォーマットの2種類に分けてオススメしたいと思います。
・オリジナルフォーマット
まずはインナースリーブから、
KMC パーフェクトハード
このスリーブは入数が50枚、通常のスリーブより少し分厚くとても頑丈です。
この上に被せるスリーブにもよるのですが、後述するシャッフルにおいて、ファローシャッフルがめちゃくちゃしやすくなります。
なのでずっと愛用しています。
お値段は300円くらい。
このスリーブも前述した通り、ロット違いによってサイズが違ったりするので、10枚余ったからと余り物を寄せ集めて40枚にして使わないようにして下さい。
KMC ハイパーマット プレミアム
入数が80枚(40枚1セットが2つ入ってます)のスリーブです。
このスリーブ安いしそこそこ頑丈なんで、この数年ずっと同じ物を愛用しています。
お値段は680円くらいだったはず。
もちろんCSに出る時はその都度新品のものに替えています。
・アドバンスフォーマット
インナースリーブはこちら
アクラス トレカスリーブジャストサイズハード
入数が60枚と13番目の計画(ルールプラス)
続いてオーバースリーブ
DRAGON SHIELD MATTE(ドラゴンシールド マットタイプ)
入数が100枚となっており内包50枚50枚で分けられているタイプでは無いので、こちらも13番の計画(インビンシブルサーティーン)に対応しているスリーブとなっています。
ただしこちらのスリーブは様々なカラーを揃えている為、前述したULTRA Proのスリーブ同様に裏面が透けてしまう色のものがあります。
アルミインナースリーブを一緒に使用するようにするか、暗めの色(黒に近い色)を使用するようにしましょう。
また、このDRAGONSHIELDは裏面が透けないようになっている通常とは違う値段が高く気持ち厚めのバージョンもあります。
頑丈でそこそこ長く使えるものなので、もしよろしければそちらも使ってみてください。
あとこのスリーブはクラシックというシリーズ
があります。
このクラシックシリーズのスリーブは裏面がツルツルの非常に傷が入りやすいデザインとなってますので、DRAGONSHIELDを買う際は間違わないように気を付けてください。
色の表記の下にCLASSIC(クラシック)と書いてあるので、そこで見分けはつくかと思います。
出来ればお店の人に確認して買って下さい。
あと僕は使ってないのですが、最近発売された公式スリーブ
は入数が64枚に増えてるものがあります。
よろしければそちらも使ってみてください。
以上が僕のオススメのスリーブとその構成です。
簡単ではありますが、以上がスリーブの項目になります。
ざっくり簡単にしか書いてないので、もっとディープな話が聞きたい方、また知りたい方はカードマジックの本を読むことをオススメします。
大会中、それこそショップ大会とかでもよく聞くと思うんですけど、
「この(特定の)カード沿ってるんですけどジャッジに確認して貰っても良いですか?」
って会話聞いたことないですかね?
一応説明するとだいたい2パターンあるのですが、
光り物のカードに多いのが、湿気によるカードの変形。
光り物とそうでないもの(ノーマル)の両方に変形が出ているものは、過度なハンドシャッフル(言わゆるシャカパチ)や、1部の人がしているリフルシャッフル(一般的にはショットガンシャッフルと言われている)によるものがあります。
湿気による変形は正直紙の性質上の都合でどうしても沿ってしまうのですが、ある程度矯正する事が可能です。
山反り(絵の面を表として、表面が山なりに反っているもの)
谷反り(絵の面を表として、表面が谷反りになっているもの)とで2パターンあるのでそれぞれ紹介したいと思います。
まずは山反り
湿度の高い場所に放置しましょう。
だいたい一日おきくらいに状態を確認してください。
これで基本的には矯正されるはずです。
次に谷反り
だいたいダイソーで揃えられるんですけど、乾燥剤(除湿剤)とタッパーを準備しましょう。
タッパーの中に乾燥剤とカードを入れて、蓋をしっかりと閉めて放置しましょう。
この時に気をつけてほしいのが、カードと乾燥剤を直接触れさせないようにしましょう。
直接触れさせて一緒にタッパーの中に入れておくとすんごい速さで谷反りが山反りに変わります。
こうして、だいたい一日おきくらいに確認しながら様子を見て、良い感じに反りがなおったら矯正完了です。
カードの反りに関してはこんなもんかと。
ちゃんとケアも出来ますし、放置せずにしっかりと反っているものは矯正してあげましょう。
この後にも記載しますが、様々なトラブルの原因や、大会中にマークド(マーキング・ようはイカサマ)を疑われて、最悪ルールロス(言わゆるジャッジキル)になってしまうかもしれません。
それではそれ以外のカードのトラブルを紹介したいと思います。
先に少し書きましたが、
① 光り物とそうでないもの(ノーマル)の両方に変形が出ている。
これは過度なハンドシャッフル(言わゆるシャカパチ)や、1部の人がしているリフルシャッフル(一般的にはショットガンシャッフルとよばれてます)によるものがあります。
ここで重要なのは、この場合「カードの矯正が殆ど出来ない」という点です。
基本的にこの場合の変形は「折れ」に近いので、湿気で反るのとは根本が違います。
諦めて新しいのを買う事をオススメします。
②カードが折れている
そんな奴居らんやろwww
ってなると思いますが、これが意外と多いんですよね。
原因と使用している理由はだいたい3パターン
1. 大会中、シャッフルミスによって折れ(変形)てしまう
2. 理由は様々ですが、そもそも折れているのを知った上で使っている
3. 折れに気付いてない
1つ目に関して、
正直ケアのしようがないので、万が一CS(大会)中に発生してしまった場合、ジャッジを呼んで代替カードを準備してもらいましょう。
だいたいどこのCS(大会)でも同じカードではない事がほとんどですが、代替カードを折れたカードと同じ物として扱える様に手配してくれます。
2つ目に関して、
本当に理由は様々ですが、ヒアリング(聞き取り)をした結果個人的によく聞く理由は「お金が勿体ない」です。
そんなコビーみたいに
みたいに言われても困りますので、ケチらないでちゃんとしたの買ってください。
それ以外の理由の場合は基本的にヒアリングしてる時に吃るんで怪しい人が多いです。
そして3つ目、
これは本当に多いです。
なのでスリーブ入れ替える時に必ず確認してください。
③ カードに凹凸がある
この問題に関して、凹むまでの経緯は様々ですが、何故この問題が大会中に発覚するかは②と一緒です。
ケア方法も②の2と3の場合のみケアが出来ます。
ケア方法も同様なので、しっかりとケアして下さい。
以上の問題を踏まえて、原因とケア方法を記載しましたが何故記載したのか?
それはスリーブの項目と一緒ですが、
「イカサマを疑われない為に」
です。
では何故それがイカサマを疑われる原因になるのか?
まずは「反り」に関して、
これは大方書いた通り、安易に想像出来るかと思いますので割愛させていただきます。
もし分かんないという方はリプをくださいね。
続いて「折れ」と「凹凸」に関して、
デッキは対戦前に必ずシャッフルしますよね?
ハンドシャッフル(シャカパチ)も皆さんよくされると思います。
シャッフルをするという事は、スリーブがその分摩耗(擦れる)するという事です。
もし「折れ」や「凹凸」のある状態のカードを使い続けるとどうなると思います?
安易に想像する事が出来ますよね!
意図せずスリーブにダメージが蓄積して、露骨なマークド(マーキング)に発展してしまいます。
1度こうなってしまってはもう何を言おうと言い逃れは出来ません。
もし、前述した問題をしてしまった場合、この場合ほとんどがマークド(マーキング・イカサマ)を疑われ、故意ではなかったとしても、重たい罰(予選中であるならゲームロス、マッチならファーストゲームのロス)が与えられる可能性が高いです。
故意でなくてもです。
なので、事前に出来る確認とケアはしっかりと行ってください。
また、この知識を持っておく事、人に教えて知識を広める事で、
大会中にイカサマをさせない、されない、出来ない環境へと変わっていくはずなので、この記事を読んだ人は、出来れば色んな人にこの話をしてほしいです。
そして重要な事として、もしそういう問題に遭遇してしまった場合、
「相手が故意ではない可能性の方が高い」
「仮に噂がたっている人でも色眼鏡で見てはいけない」
「必ず第三者(ジャッジ)に確認してもらう」
です。
スリーブの項目でも記載したのですが、疑ってかかる事が最も良くありません。
1部の人なのですが、わざわざ無理やりに近い形で対戦相手の問題点を見つけてロスさせようとゴネる人が居ます。
はっきり言いましょう。
「仮に問題点(マーキング疑い)が故意だったとしても、あなたがしようとしている行為はそれ以上に卑劣極まりない行為です。」
もちろん故意に問題を起こしている人も悪いです。
しかしそれ以上に、相手を貶めようとする行為の方が私は許せないのです。
こんな事言うジャッジは知ってる限りでは居ません(言いそうな人は居ます)が、もしこういったトラブルに巻き込まれたら、巻き込んだら、必ず第三者(ジャッジ)に全てを委ねましょう。
ジャッジは全てに対して公平です。
それでも納得出来ないことがあったら好きにして下さい。
ここまで書いてそれをするという事は、それ相応の理由があるのでしょう。
これ最近めちゃくちゃ多いですよね。
と言うより多分デュエマならではの気もしますし、定期的に話題に上がります。
まぁ正直色んな人が語ってるの見てると、
「この人はきっとコレクターで、自分のコレクションを自慢したいだけなんだろうな」
「物を大切にするって事をはき違えてるんだろうな」
「騒ぎたいだけなんだな」
「もしかして積み込み(順番を事前に弄っておいて、特定のランダムではないパターンでデッキを固定する事、また、特定のシャッフルをした場合、高確率でランダムではない状態になる様にする事、ようはイカサマ)でもしてんのかな」
「そんな大事なスリーブ、傷付いたりダメージが出来たりするのが嫌なら使わなければ良いだけなのでは?
少なくともそう言う理由ならあなたはCSやGPに向いてないですよ?」
等々、半分以上愚痴が混ざってしまいましたが、こんな事を感じざるをえません。
極めて明確にはっきり言いましょう。
「どんなに高価で貴重なスリーブだろうと、使用されるのであれば結局は消耗品です。」
この事を踏まえた上で、
一応競技イベント(CSやGP)におけるシャッフルとは何かを説明しますね。
まず「デュエルマスターズ競技イベントルール」に載っているのは、
ゲーム開始時、またはシャッフルしなおすように指示(カードテキストでの指示)があった場合、完全に無作為化(どのプレイヤーにも順番が完全に分からないようにする事)をしないといけない。
ディールシャッフル(山切りとか言われたりします、一応後述します)だけでは完全な無作為化とは認められない。
また、対戦相手はこれをさらにシャッフルしてもよい。
シャッフルをしている間の故意のマーキングは禁止。
また、無作為化が不十分だと思った場合、ジャッジを呼ばなければならない(強制です)。
この場合、対戦相手ではなく、ジャッジにシャッフルしてもらうようにしてもよい。
競技イベント(主にCSやGP、競技イベントが適用される大会)では、プレイヤーがデッキをシャッフル(無作為化)した場合、その対戦相手は必ずデッキをシャッフル(無作為化)しなければならない。
結構簡略化して書いてます。
もし気になる人は、「デュエルマスターズ競技イベントルール」を1度見てみてください。
めちゃくちゃ分かりやすく雑に言うと、
① シャッフルする時は必ず対戦相手にもしてもらう。
② このシャッフルでは不十分だと思った場合、ジャッジを呼ぶ事で、ジャッジにシャッフルしてもらう事も可能。
③ 必ず2種類以上のシャッフル方法でシャッフルをする。
④ シャッフル中の故意のマーキングはダメだよ!
って感じです。
それではシャッフルの種類と方法についてです。
まずは最も一般に馴染みが深いものから
① ヒンズーシャッフル
日本ではどのジャンルのカードゲームも関係なく最も普及しているシャッフルです。
イメージはこんな感じ↓
遊戯王のシャッフルシーンでお馴染みのシャッフルですね。
ちなみに右の人みたいな顔でシャッフルする人は、遊戯王に出てくるキャラかGPモルネクを4枚集めたBUKOUさんくらいです。
冗談はさておき、どうしても画像だけだと分かりづらいという方は、
「ヒンズーシャッフル」
で検索して貰ったら動画が出てきますので、そちらを見てみてください。
あと、このシャッフル方法はよく「山札がよく混ざらないシャッフル」として紹介される事が多いです。
② ディールシャッフル(パイルシャッフル/ショットガンシャッフル)
先程少し触れましたが、「山切り」とか「平切り」とか色々な名称で呼ばれます。
方法としては1つの山札をランダムに複数の山札に分割し、1枚ずつ分けて複数の山札を作るシャッフルの事です。
イメージはこんな感じ↓
これは画像でも充分に分かりやすいかと。
一応、固まった状態のカードを最も効率よくランダムにする方法と紹介される事が多いですが、同時に最も積み込みをしやすいシャッフルともなっています。
そして最も時間がかかるシャッフル方法です。
ちなみに色んな人が勘違いしてますが、このシャッフルの方法がショットガンシャッフルです。
みんながショットガンシャッフルだと思っているのは全く別のシャッフルです。
後ほどまた紹介します。
③ ファローシャッフル(パーフェクトシャッフル)
よくCSとかでスリーブ大事にしてるマンや、過去の経験で雑(ファローが下手な人とか)にシャッフルされた時にカードまで傷んでしまった経験を持つ人、またそのシャッフルのちょっとした難易度が高いという所から様々な人に忌み嫌われたりボコボコに叩かれる可哀想なシャッフル方法の1つ。
イメージはこんな感じ↓
複数種類のシャッフル方法を用いる場合にのみ、最もカードの配列を計算しきれないランダムな状態に出来るシャッフルだと思います。
ちなみにファローシャッフルだけだと、山札の上下部が混ざりづらいので要注意。
スリーブの構成によってこのシャッフルは難易度が上がります。
④ リフルシャッフル(俗称:ショットガンシャッフル)
多くの人(カードゲーマー)が勘違いしている「ショットガンシャッフル」と言われているシャッフルです。
本当の名称はリフルシャッフル。
一応、イメージはこんな感じ↓
遊戯王で(個人的に)最も有名なシーンより。
このシャッフルはカードを傷めたり、スリーブの劣化が著しく早まるので絶対にオススメしません。
以上の4パターンが一般的には色んな人に知られているシャッフル方法です。
他にも色々あるんですけど、気になる人は調べて見てください。
それではここからがシャッフルについての本題です。
「山札の完全な無作為化とは何か?」
簡単に明確に言いましょう。
「シャッフル後に、誰にもカード配列が分からなくなっている状態」
です。
誰にもです。
「デュエルマスターズ競技イベントルール」にもあるように、「ディールシャッフルだけでは不完全」
と記載してある通り、1種類のシャッフル方法だけでは不完全とされています。
「じゃあもう1種類追加だ!
ディールシャッフルとヒンズーシャッフルをしよう!」
はて、ディールシャッフルって手間掛かるんじゃなかったっけ?
そもそも対戦中にカードを広げて、しかも時間がかかるシャッフルなんて・・・
そんな余裕無いですよね?
リフルシャッフル(ショットガンシャッフル)はカードとかスリーブ傷めるし・・・
そう、つまりファローシャッフルとヒンズーシャッフルの組み合わせしかないのです。
ちなみに「デッキカット」は「競技イベント」においてはシャッフルとは言えません。
「デッキカット」はただ単に山札の順番を複数個のかたまりに分けて、かたまりごとの順番を変えてるだけです。
いくらでも積み込みされますし、そうなった場合どうしようもありませんので、しっかりシャッフルしましょう。
デッキシャッフルをしないといけない時に、相手が充分にシャッフルしたと判断できる場合のみ、カットのみでも良いとは思いますが、
お前が言うと説得力あるわ
まぁ相手が“絶対に”とは言いきれませんので注意はして下さい、という話。
とりあえず対戦中のシャッフルはファローシャッフルとヒンズーシャッフルで良しとしましょう。
じゃあ対戦前のシャッフルは?
CS出た事がある人は分かると思うんですけど、
「対戦前のシャッフルは必ず3種類以上のシャッフルで行ってください」
ってアナウンスが流れる事があります(最近はあまり聞かなくなったかも)。
なぜ3種類以上のシャッフルなのか分かります?
とりあえずファロー以外のシャッフル2種で考えてみましょう。
まずはヒンズーシャッフル。
これは前述した通り「よく混ざらないシャッフル」として紹介される事が多いと言いました。
そりゃそうですよね。
だってこのシャッフル、やってる事はカットと変わらないですもん。
もし僕の言ってることが分からない人は、デッキのカードを種類毎に分けて、そこからヒンズーシャッフルをしてみてください。
ほとんどのカードが固まったまんまになっているはずです。
続いてディールシャッフル。
このシャッフルは前述した通りだと、
「非常に効率よく固まったカードをランダム配置にする方法」
になりますが、ここでシャッフルの方法を思い出してみましょう。
「1つの山札をランダムに複数の山札に分割し、1枚ずつ分けて複数の山札を作るシャッフル」
つまりシャッフル後の山札の状態を逆算出来れば、デッキのカードをシャッフル後を計算してある程度固めておく事で、シャッフル後のカード配列をある程度固定する事が出来るということです。
そんな奴おらへんやろ〜(笑)
と思いますよね?
訓練すればひと月もあれば出来るようになります。
もう分かりましたよね?
なぜ3種類以上のシャッフルを使わなければならないか。
なぜリフルシャッフルではなくファローシャッフルを含めないといけないか?
簡単な話です。
イカサマをさせない為、また、イカサマをされない為。
リフルシャッフルでは何度も記述しましたがカード・スリーブの両方を著しく劣化させてしまう為、ファローシャッフルしか方法が無い。
ファロー(もしくはリフル)シャッフルが混ざるだけで逆算が極めて困難になるという事。
なぜ逆算が困難になるのか?
逆に聞きますが、
あなたはカードが一定に固まっている山札を暗記しているとします。
ディール1回とヒンズーシャッフル複数回行いました。
先程話しましたが、ここまでならある程度手札とシールド内容が予測出来ます。
ではここでファローシャッフルを追加しましょう。
あなたはまだ予測が出来ますか?
パーフェクトファローシャッフル(山札を完璧に2分し、それを完璧に1枚ずつ混ぜ合わせるシャッフル)
なら僕でも予測出来ます。
しかし毎回パーフェクトファローシャッフルを出来るのなんて正直マジシャンくらいです。(一応補足しますが、パーフェクトファローシャッフルも練習すれば出来るようになります)
普通の人は、仮に出来たとしてもそこまで意識してシャッフルしないですし。
なのでCSやGP等の競技イベントに参加される方は極力ファローシャッフルの練習をして、しっかりと覚えてほしいです。
それでもすぐすぐには出来るようにならないと思います。
そんな時は、ジャッジを遠慮なく頼ってほしいです。
前述もしましたが、「シャッフルが不完全だと思った場合、ジャッジにシャッフルをしてもらっても良い」
と書きましたが、これは別にこの場合の時だけではありません。
ジャッジは忙しい事が多いですが、対戦に必要な手助けは出来る限りやってくれます。
なので、1人で出来るようになるまでは頼っても問題ありません。
それで理由も無くシャッフルを断る認定ジャッジがいたら僕に教えてください。
シバキに行きます(´>ω∂`)
いよいよ書くのがしんどくなってきました・・・
とりあえずスリーブとシャッフルの事に関しては前述させて頂いたので省きます。
さてさて!
対戦が始まりました!
今から絶対に真似してほしくないカード配置を紹介します。
写真右上が山札。
その下が墓地。
その下がマナゾーン。
その下が手札。
左上がバトルゾーン。
その下ら辺の裏向きのカードがシールド。
・・・・・・はて•́ω•̀)?
これ写真だけ見たらマジでどこがなんのゾーンか分からないですよね?
でもこれめちゃくちゃ多いです。
僕個人の怒りでジャッジの立場で言うと失格にしたいです。
一応、これだと何がいけないの?って人の為に説明しましょう。
まず、最初に指摘したいのは
「マナゾーンのカードの向き」と「墓地のカード」
これ混ざらない自信ありますか?
この配置で疑われるのが、
・墓地のカードをわざとマナゾーンに増やしていないか?
・逆にマナゾーンのカードをわざと墓地に置いていないか?
・あるいは墓地とマナゾーンのカードを入れ替えていないか?
という事。
そしてマナゾーンのカードが正位置と逆だとさらに疑われるのが、
・手札とマナゾーンのカードを故意に入れ替えてないか。
・前述した事の応用で、さらに別のゾーンのカードと入れ替えてないか?
です。
ようはしっかりと見てないとイカサマがやり放題なのです。
もうね、マジで辞めて( ˉ ˡˍˉ )
じゃないと小指無くなっちゃうよ?
冗談はさておき次に行きましょう。
初期配置から、
1番左がシールド。
真ん中の表向きにしてるのが手札(あえて表向きにしてます)。
1番右が山札。
皆さん「ツバメ返し」って聞いた事ないです?
シールドと手札を、相手が見ていないタイミング(運営挨拶の時とか)に入れ替えるイカサマの事です。
この方法でカード配置してる人は気をつけた方が良いでしょう。
イカサマしようとしてこの配置では無い人の方がほとんどです。
中には強い人に憧れて、上級者の真似をして・・・
等々理由は多々あるかと思います。
でも気を付けてください。
中には悪意をもってこの配置にし、隙あればツバメ返しを狙っている人“も”いるのです。
それではどの様な配置が理想的なのか?
それは公式ルールに則った配置です。
1番上がバトルゾーン。
真ん中の左側から、
1枚ずつ並べているカードがシールド。
その隣のカードの束が山札。
1番右の表向きのカードの束が墓地。
1番下の逆向きにカードを置いている場所がマナゾーン。
その隣に表向きに置いているのが手札です。
一応公式サイトにも記載されているカード配置も
実際にはこれに新ゾーン「超GR(ガチャレンジ)ゾーン」が追加されてますので、山札との引き間違えやめくり間違いを考えると、超次元ゾーンの横に置くのが良いかと。
絶対にそれぞれのゾーンが明確になるようにして下さい。
これを守れない人はとりあえずスタートデッキに着いている初心者用のルールブックを読み直す所から出直してきてください。
次は対戦中のコミュニケーションについて。
よく有ることなんですけど、
「それ(カードの効果)宣言しなかったですよね?
効果は任意なので、宣言してないから使えません。」
とか、
カード指定効果やコスト指定効果で、お互いのコミュニケーションが足りていない事によって起こる問題、または1度指定したのに言い換えるなどの行為をして、論争に発展する。
という事が多いです。
これは僕が聞いた話なので、どこまでが事実でどこまでが作り話なのかは保証出来ませんが、GPで実際に起こった問題として紹介します。
登場者する人は、
プレイヤーA(以下A)
プレイヤーB(以下B)
ジャッジA(以下JA)
ジャッジB(以下JB)
状況は山札が残り1枚の状態のAの時に起こりました。
しかも勝てばGPベスト8になる大事な戦い。
A「失われし禁術の復元を唱えます。」
B「了解です。効果解決どうぞ。」
A「効果でさらに墓地にある「失われし禁術の復元」を唱えます。(ここで少し長考。山札を数え唱える呪文が決まった様子)「黒豆だんしゃく/白米男しゃく」の呪文側、白米男しゃくを唱えます。」
B「どうぞ」
効果を解決する前にもう1度山札を確認するA。
A「すみません、違う呪文にします」
B「今さっきその呪文(白米男しゃく)を唱えると言いましたよね?」
ここから少し論争になり、JAが介入。
しかしJAは偶然にもBと知人関係にあり、公平な対応が出来ないと判断。
自身より階級が上のJBを呼び対応してもらう。
ヒアリングの結果、
・Aは唱えると宣言まではしていないと主張
・Bは「唱える」とはっきり聞いたから了承した。
なので、巻き戻しは出来ないですよね?
と証言。
そしてJBがくだした判断は、
「失われし禁術の復元」で何を唱えるか?
という所まで巻き戻し、両者には
「意思疎通抵触行為(いしそつうていしょくこうい)」
とそれに伴ったペナルティが言い渡され、そこからゲーム再開となった。
見方は色々あるかとは思いますが、どうでしょう?
偏った見方をするとAがずるく感じますよね?
あくまでも聞いた話なので信憑性にかけますが、もしこうなった時、
「ごね得じゃん、俺もヤバくなったら嘘ついてごーねよ」
って考える人が出てきそうじゃないですか?
ちなみにこの話を真実だとして、嘘(虚偽の報告)をついてバレた場合、
「デュエルマスターズ競技イベントルール」に則ると、
・非紳士的行為ー故意の違反
に該当するとして、“ペナルティ:失格”が適用されます。
もし「バレなきゃ誤差」とか考える人が居るとしたら、舐めないでもらいたい。
“ジャッジは全てに対して公平であり、同時に厳格である。”
嘘はいつかバレますし、その時は得をしても、必ずその報いは受ける事になるでしょう。
必ず“誠実である”よう心掛けてください。
とまぁ少し怖い話をしましたが、そんな人が居るとしても極一部でしょう。
それでは話が少し脱線してしまいましたね!
続いて対戦中によく発生するトラブルと、その解決方法を簡単に紹介したいと思います。
① カードを引きすぎた・見てしまった
ターン開始時のドローで、カードの効果で、シャッフル後に・・・
と、よく起こりうるトラブルです。
こんな時は引いた・見たカードを勝手に元のゾーンに戻すのではなく、必ずジャッジを呼びましょう。
基本的にはフロアジャッジが対応しますが、
ヒアリング(聞き取り)後に、ジャッジが正しい指示を出しますので、その指示に従いましょう。
また、その指示に納得できない場合、フロアジャッジより上の役職のヘッドジャッジに上訴する事が出来ます。
上訴した場合、多くの場合はフロアジャッジが出した指示と判断が覆ることはありませんが、ごく稀に違う指示になる場合があります。
また、ヘッドジャッジはそのイベントにおける裁定の最終決定権限を持っている人です。
凄く雑に言うと
ってその会場で言えるしそれがまかり通る存在です。
だからって別に怖い人じゃないので、質問とか裁定を聞くと丁寧に答えてくれます。
② カードの持つ効果等の誘発忘れ
これも①と一緒で勝手に解決しないように!
ジャッジをコールして下さい。
また、その結果どうなるかは①と同じです。
③ カードを落とした、無くした
これも①と同様です。
落としたカードは勝手に拾わず、ジャッジを呼んで拾ってもらうようにしましょう。
ちなみに昔話ですが、
カードをたびたび落とすプレイヤーの手札がよくその時持ってなかったカードにすり変わったり増えたりするという
「股間がエビデゴラス」
になってしまったヤバい人が居ました。
この事から安易に想像出来ると思いますが、イカサマです。
または、イカサマを疑われてしまうかもしれません。
気をつけましょう。
だいたいこんな感じでしょうかね。
以上をまとめて、対戦中は必ず、
① トラブルが発生した場合、どんな些細なことでも、必ずジャッジをコールする事。
② 勝手にトラブルを解決しない。
③ 対戦相手とはしっかりとコミュニケーションをとって対戦をしましょう。
この3点は必ず守りましょう。
これを守れない人がトラブルに発展してしまうのです。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
僕の自己満の為に書いた記事ですし、愚痴も結構混ざりましたがどうだったでしょうか?
大会はルールとマナーをしっかり守ればとても有意義で楽しく、様々な人とコミュニケーションをとる事が出来ます。
新しく親しい人も増え、年齢関係なく遊ぶ事が出来るゲームですが、このルールやマナーを守れないととても大きなトラブルに繋がったり、仲が良かった人とも疎遠になったりします。
しかし今回僕が書いた守ってほしいことをキチンと守れば、そんな問題は起きないと思います。
ルールとマナーを守って楽しくデュエマ(´>ω∂`)
追伸
極道は“極悪非道”の略だぞ!
気をつけような!
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