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これ以外



「これ以外ほかにやりたいこともないんだ これ以外ないんだ取柄が」





熱狂を終えた今、私には何が残ったんだろう。みんなには何が残った?

沖波祭が終わって約2週間、会場だったイーアス豊崎はもう普通のショッピングセンターに戻ったし、私はまたバイトをしながらESを書く元の日常に戻った。もう定例MTGもないし沖国で対面で集まることもない。夜中までマックでタスクをすることもないし、ガストでみんなでごはんを食べることもない。
さみしい。毎回この時期はさみしくなる。終わりがあるってわかってたはずなのに、当たり前がなくなるとさみしくなるな、、日常が非日常だったと気づいたときぽっかり心に穴が空く。


まあ、独り言はここまでにしておいて、沖波祭について振り返ろうと思う。


私は、環境に存在意義をゆだねる癖がある。この環境にいる自分はすごい、個性的な人たちと一緒に活動できる私はすごいという風に、自分の中で存在意義を見出すのではなく、他人からの評価や周りの環境から自分のアイデンティティを確立するのだ。

沖波祭に入る時も少なからず、「沖波祭」に入った自分は他の人よりも一歩秀でたすごい自分になれるんだろうという考えで入った。

そんなはずもなく、活動を始めて約2か月後にはもう沖波祭を辞めたい自分がいた。初めての営業でうまくいかなくて嫌になったり、タスクをするたびに自分の悪い癖がでて先延ばしにしてしまったり、周りの熱量と自分を比べて自己嫌悪に陥ったり、一番身近なディレクターやそのほかの人たちが楽しそうに活動しているのを見て、ものすごく落ち込んだ。極めつけは12月の合宿の時。2日目のディレクター陣のプレゼンで、自分と同い年の人や年下の人たちが、キラキラしながら自分たちの部署のプレゼンをしていて、言語化もうまくて、年の近いメンターたちのFBもなんだか言葉に表せないほど凄くて、とにかく病みそうだった。なんにもない、「沖波祭に入ってる」ってことしか取り柄のない私にとってあの時間は学びが多かったことに比例して気持ちの沈み具合もすごかった。

今まで周りの環境からアイデンティティを見出してきたから、それぞれの個をうまくだして魅せることが上手な人たちをみて、「自分とは何か、自分は何を提供できるのか、自分の存在意義は?」とぐるぐる、、本当に1日中ぐるぐる悩んでた。


そのことを友達に相談した。これが転機となる。

これまでの沖波祭のこと、自分のこと全部相談した。


「そんな卑屈に考えないで、自分が選んだ環境の中で自分の中で後悔ないように、自分の成長につなげられるように行動するべきだと思う。環境に依存するのが癖ならそれを強みに変えて、その環境の中で最大限頑張って、輝けばいい。」

そのアドバイスがきっかけで私の思考回路はガラリと変わった。

環境に存在意義を見出す癖はなかなか治らない。なら自分が選んだ環境で自分の中で最大限輝けるように行動しよう。

これ以外、ほかにやりたいこともないんだ。これ以外ないんだ取り柄が。

BADHOP これ以外

この歌詞が本当に染みるくらい私には「沖波祭」にしか取り柄がなかった。だからこそ、自分のアイデンティティである環境だからこそ卑屈にならずに、精一杯できることを頑張ろう。そういう思考になった。

そこからは営業も取れるようになったり、みんなと過ごす時間を増えたり、遅れながらもパンフレットも完成させ、本番を迎え、最後にはみんなと肩を組んで花火を見ることができた。本当に美しかった。

思考を変えたら気持ちが変わり行動も変えれた。

沖波祭が私に残してくれたもの。
これからもつながっていたいと思える仲間、協力してくれた人たち。
そして弱みを強みに変え、選んだ環境の中で輝けるように行動するという考え方。

これからも私は他人や周りの環境に依存して存在意義を見出していくんだと思う。もう癖ついてしまって時間をかけて治していかないといけない。でもこれが悪いことだらけだと思わないし、逆にこれを強みに変えて輝いていけたら一番いいよね。

ここからは感謝を述べていこうと思う。
まずは私たちが輝ける場所を沢山提供してくださった、さなさんよなおさん含めメンターのみなさん本当に感謝しています。こんなにも沢山の挑戦へのきっかけがあふれた環境はほかにないと思います。熱狂することのすばらしさを体験させてくれて、沢山サポートしてくれて、本当にありがとうございました。
そして一番長い時間一緒に過ごした旅行推進のみなさん。居心地がよくて一人一人がしっかりやるべきことに向き合ってて、沢山刺激をもらえました。みんなで作り上げたものが形になったときは本当に感動しました。みんなのおかげです。出会えてとっっっても幸せ。ありがとう。大大大好きです!!!これからもよろしく。
沖波祭で出会えたみんな。この活動のなかで出会えたことに感謝しています。みんなとの活動の時間が本当に貴重で幸せでかけがえのないものだったなー。一人一人みんな芯があって想いに溢れててみんなと大好きな沖縄をカタチにして沢山の人に届けられて、本当に素晴らしい、幸せな時間でした。ありがとう。これからもよろしく。

今回の沖波祭、少しでも誰かの「挑戦への一歩」の後押しになれたらうれしい。人と人、場所、沢山の繋がりが生まれ、その繋がりが誰かの挑戦へのきっかけになる。私がこんなにも挑戦できて輝けたのだから、次は誰かにきっかけを届けたいな。



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