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人生の落とし穴がそこら中に空いている

AM2:42 youtubeに投稿されている「闇金ウシジマくん フリーター編」を見終わった。おすすめにでてきたからなんとなく見始めた。二時間半あってまるで映画のような長さだけど、本当にあっという間に時間がたつくらい見入ってしまった。
内容としては35歳フリーター宇津井がギャンブルにより借金を作り、家庭崩壊してホームレスになるがそこから頑張って這い上がって、普通の人生を歩めるようになる話。

その内容、一つ一つのセリフが今の私にぐさぐさ刺さった。ふとしたきっかけで、ふとした行動で、どん底に落ちかねない。

動画の中でなんども登場したセリフ。”不安だ” ”不安だ” ”不安だ”

”不安” 不安にも色々あるけれど、私が今抱えている不安と宇津井が抱えている不安が延長線で一致していた。もしかしたら私もふとしたきっかけで多額の借金を抱えてしまうかもしれない。その日しのぎで一日を生きることになるかもしれない。目的のない一日を過ごすために小銭をはたいて、暇つぶしのためにマックに長時間居座って、、、

現に私は一度、”お金を借りる”ことの怖さを実感している。来月の自分を信じよう。分割して返せば、、、お金を借りていることで襲ってくる不安、悩み、未来は見えないし、何のために働いてるのかも分からなくなるのだ。
当たり前だがお金を借りるときには”利息”というものが付きまとってくる。
借金額が高ければ高いほど利息は大きいし、返済期間が長ければ長いほど利息は高くなる。宇津井の場合は毎月の返済日に利息分のみしか払えず、元金がなかなか減らないという状況に陥っていた。

働いても働いても働いても頑張って働いても働いても働いても働いても、、、、、、元金は減らない。

蟻地獄のような、、底なし沼のような、、、

またこの動画ではギャンブルに明け暮れるシーンもたくさんあった。パチンコで一日のバイト代すべてを使い果たしてしまう。パチンコには“ワンちゃん大当たり”があるからそのわずかなわんちゃんの可能性にかけて、消費者金融で借金しながらギャンブルをするのだ。やめようと思っててもやめれない。「明日から辞めよう、、明日から真面目に働くぞ、、、」そういって来る日も来る日もパチンコに溺れるのだ。

そして闇金に手を出し、借金地獄に陥る。

このような落とし穴は本当に日常にそこら中に空いていると思う。コンビニにいけば酒やたばこが当たりまえに売っている。繁華街を歩けばパチンコ屋があってその近くには消費者金融のテナントビル。環境だけじゃない。金銭感覚だって。一度贅沢を覚えれば元の金銭感覚に二度と戻れないし、一度借金を覚えれば、お金がない時に”借金”という選択肢が常に浮かんでくる。これはガチ。我慢を忘れて変な言い訳をつけて金を使う。

普通に生きるって,みんなも知ってることかもしれないけど、普通に生きるってさ、すごく難しくて、苦労しかなくて、頑張らなきゃいけないこと。普通に定義なんてないと思っているけど、家があってご飯食べれて、程よく遊べて、、、みんなみんな普通になるために必死に苦労してるんだ。みんな何かを必ず、必ず犠牲にしながら働いたり生きてたりさ。

宇津井のようなどん底を味わった人は、またどん底を味わうのではないかという恐怖と永遠に戦わなければならなし、でもその分小さなことに幸せを感じられる。中には、一生どん底から這い上がれなくて死ぬ人もたくさんいるだろうな。

人は弱い人を見ていないと生きていけないから。弱い人がいないと安心できないんだ。弱い人をみて頑張れるんだ。そしてふとしたきっかけで私が弱い人になる可能性だってある。

普通に歩いている道がいつかはジャングルのように生い茂っている道になるかもしれない。ガタガタの線路のようになっているかもしれない。

死にたくても怖くて死ねない、いっそのことだれか殺してくれっていう気持ちで毎日を生きなきゃならなくなるかもしれない。

長くなったが、このウシジマくんの動画は私をそんな気持ちにさせた。







最後のセリフ。私が一番印象に残ったセリフ。


「人生の落とし穴がそこら中に空いている。でもそれは誰かが手を差し延べてくれたら、簡単に這い上がれる程度の穴なのかもしれない。」






気になった方は下のリンクから飛んで動画見てみてね。


明日も頑張ろう。

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