中国事情

中国の宴会のようなものに参加させてもらった。

中国では親戚付き合いがとても密に行われていて、多くの親戚が集まって円卓を囲む。

親戚は兄弟の子供の家族とかまで集まる。

中国は自分が思っていたよりも貧乏な国で、食事は日本の半分くらいの値段、お酒に至っては1/4とか1/5くらいの値段で飲める。

どうやら格差が激しいようで給料は安く、ご飯を食べるだけで精一杯なのだそうだ。

だから、娯楽というものはお金がないから発展せず、ご飯を皆で食べれることが最大の娯楽となっている。

ご飯を皆んなで食べながらどんなこともお構いなく話をするからストレスはないみたいだ。

親戚付き合いが密に行われているのは、貧困であり皆が助け合っていかないと食っていけないからという理由もあるそう。

新しいお店のほとんどはすぐに潰れてしまうし、高層マンションは建設途中に高層マンションブームが弾けてしまって、躯体だけ完成したまま放置されている建物も多いし、病院は薬にしか保険適用させず高額なのに、入院しても看護師がいることもなく、病院内の看護は身内がやらなければいけないし、子供の養育費は賄賂が暗黙の了解となっていたりしていてとても高かったりしていて、日本では中国に経済成長で追い抜かされたと思われるようなニュースを目にするけれど、実際にはまだまだ発展途上国なのではないかと思うようなところが散見される。

ヨーロッパの医療や教育などに国からどれくらいの保障が受けられるとか金銭的に裕福な暮らしをしているのかどうかあまりわからないところが多いが、ミャンマーやエジプトやアメリカの事情をちょっと聞いたりすると、日本が恵まれていることがよくわかる。

もう日本以外では暮らせないなと思う。

けれども海外の人の方が楽しく暮らしているように見えてしまう。

日本は安心安全がつき詰まってきていると思うが、皆幸せそうかというとどうもそうは思えないから、生活保障を充実させて安心を手に入れたとしても幸福度とはあまり関係ないのかもしれないと思える。

幸福度はどうすればあがるのか。

調べてみたところ、
信頼できる広範な福祉給付、低い汚職レベル、機能する民主主義や国家制度などの要因があることが示唆された。 さらに、市民の自律性と自由度の高さ、そして互いに対する社会的信頼が、人生の満足度の高さに寄与していると考えられる。
と出てきた。

そして、幸福度の高い国は主に北欧だそう。

体感としては東南アジアやアフリカも幸福度が高そうに感じているが、どうやら北欧の方が幸福度は高いのだな。

そして、先進国としてイメージするようなところが幸福度の高い要因として挙げられていることから、先進国のように国をしていくことはいいことなのだろうと思うが、なぜ先進国としてまあまあ良さそうな日本が幸福度が低いのだろうか。

これも調べてみると、
「人生の選択の自由度」と「他者への寛容さ」の数値が目立って低く
と出てきたけれども、転職ブームなどによって他の国よりも人生の選択の自由度もあると思うし、街中での喧嘩とかも見かけないから他者への寛容さもあるように思う。

どこか数値上と感覚上のズレがある。

だから、感覚的に言うと日本が幸福度が低い理由は人生の選択肢や他者への寛容さではなく、発展途上国に見られるような人間関係の密度であると思う。

偏見かもしれないし、自分がそうだからかもしれないが、日本の人間関係の密度は低いように思える。

アドラー心理学の答えが幸福は良い人間関係であるおいうように、人間関係の密度が日本の持つ課題なのだと思う。

しかし、人間関係を今以上に密にするようなこともできないと思ってしまう。

どうしたら、人間関係がより密になるのか調べてみたが、検索が上手くないからなのか、答えは出てこなかった。

とりあえず、どうしたら人間関係がより良い人間関係が気づけるのか常に頭の片隅に置いておこう。

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