あいしてる
奥行きをかたちどり、奥行きの中を全力で生きるのは難しい。
こどもの頃はすんなりとできていたこと。
この上なく薄い空間のなかに自分を閉じ込める、いつだって深呼吸できることさえ忘れて、知っている味のガムをひたすら噛み続けている。変だ。いつからこんな変なことなった?
宝石を早く、早くみつけて、わたしにちょうだい。
私は今を生きすぎて、留めることが苦手すぎる、どんどんとこぼれていく、反応しか残らない。反応しか、反射しか、できなくなっている。ああ、美味しい肉まんが食べたいなあ。
抜け出すために文章を、かく。あなたをあいしています。
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