方角

方角-その人がいる場所から見て、目標とするものが存在する位置を指し示す方向

また忘れた。完全に習慣化が遠のいている。けど続ける。やめるには早すぎて恥ずかしいから。

 北枕で寝るのは縁起が悪いと言う。それは四分割での北なのだろうか。だとすると範囲が広いから東枕西枕で寝たら45°傾いたらもう北枕になってしまう。寝ながら45°回る寝相の悪さを持つ猛者はそういないが朝起きて北枕は気が悪い。となると南枕一択になる。南枕一択で部屋をレイアウトするとなると布団を基準に位置を考えなければいけない。布団を決めてからテレビの位置とかを決めていく。家具は良いが窓はどうにも動かしようがない。これを解決するにはリフォームをし設計から携わるしかない。そうすると日の入り方も考慮しなければいけない、ややこしいことになってくる。こんな面倒を避ける唯一の方法は北枕という概念を知らずに生きて行く事だったのだ。しかしもう戻れない。シカトすればと思うが無視して何かあったら北枕のせいかもと1ミリでも思ってしまうかもしれない。
 風水、占いもそうだ。私は特に占いを信じてはいない。ただ信じていなくても聞いてしまったら意識してしまう。言ったもん勝ちみたいなところがあると思っている。例えば、あなたは今日最悪の1日!でもピンクのシャツを着れば大丈夫!と言われたとする。これが自分が欲していた情報ではなく偶然目にしてしまったものだとしたらどう思うか。私は葛藤する。このままシカトして最悪な事があったら占いの言う通りだったら言うこと聞いときゃよかったという後悔の念に駆られる。あと占いが当たったという経験を経てしまい今度は占いを信じてしまうのではないかと不安になる。占いを過信する人間にはなりたくない。しかし言われたとおりにシャツを着て行くと占いを信じ言う事を聞いたことになる、占い師の勝ちだ。この場合、私が勝つにはシカトして最高の1日にするか、ピンクのシャツで自ら最悪の日にするかだが自らの意志で最高な1日を過ごすのは難しい。となると後者しかない。占いに勝っても痛手を負うのだ。
 そうこの駆け引きは仕掛けた占い側が圧倒的に有利なのだ。
 
 お目汚し失礼致しました。また次回。
 次回「身丈」

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