小説ネタのメモ①

いつか書きたいなっていう話のメモ。

というより、とある毎年やってる朗読劇で一回くらいサスペンスっぽいものやってほしいな~やるならこんなのがいいな~って考えてたら思ったより面白いものができたのでメモしておく。
正直めちゃくちゃ書きたい。

都内某所である男性の遺体が発見される。

「これで、七人目か」

被害者は警察が追っていたある殺人事件の容疑者だった。

同様に事件の犯人とされてた人物が殺された事件がこれまでに六件。今回で七件目となった事件は、同時に容疑者死亡で不起訴・未解決となった事件も七件目が増えることとなったのである。連続殺人事件と断定された本件は、

「都内連続タロット殺人」

として特別捜査室が立てられている。

犯人は至って巧妙で手掛かりとなるものは全く残っておらず、殺害現場は必ず被害者の自宅。現場は荒らされた様子も無ければ争った形跡もない。しかし、遺体の状態は必ずむごい状態であった。遺体は部位に沿って一度切り離され、それをパズルのように組み合わせた状態でベッドに横たえられているのだが、必ず一部だけ、別の部分に隠されている。例えば左の薬指が口内に隠されている、だとか。そしてその隠された部分は、その被害者が起こしただろう殺人事件に関連する部分なのである。次に唯一の物証として残された、一枚のタロットカード。死神や女帝など、まるで死んだ被害者自身を表すようなタロットが必ず添えられているのだ。

第一課の刑事である主人公はこの事件と因縁があり、並々ならぬ執着で事件に食らいついている。

しかしある時、非通知で主人公のプライベートで持っているスマートフォンに着信があり、通話に出てみれば相手は、「連続タロット殺人の犯人」だと名乗った。

すぐにでも逆探知をかけようと動こうとした主人公を制止し、犯人は語る。

「確かに自分は犯人だが、最近あった事件、あれは自分の犯行ではない。誰かが自分を模倣しているのだ」

「今まで行われた七件の犯行の中で、三件が模倣犯である。あなたにはその真犯人を見つけ出すため協力をして欲しい」

「もし見つけ出したら手柄はあなたのものであり、自分も逮捕するなり、殺すなり好きにしてもらって構わない。自分も可能な限りあなたに必要な情報を提供する」

この電話口で話す男を自分の目の前に引きずり出して、この手で罰を下せるかもしれないと考えた主人公はそれを了承、ただし条件として、

「真犯人を見つけるまでは殺人を犯さないこと」

「真犯人を見つけた瞬間この契約は破棄されすぐにでも逮捕すること」

「こちらが了承するまで自分と接触を試みようとしないこと」

を提示し、犯人もそれを承諾。

シリアルキラーと刑事が電話口だけで連携を取りながら模倣犯を追い詰めていくサスペンス。


これ朗読劇でやるのも小説としても楽しくない?
結構オリジナルで書いてみたいってネタがあるからぼちぼち書いていきたいなぁ。