テレビや新聞が伝えない情報 2020年11月号③

湾岸戦争 戦勝国

1991年の湾岸戦争はどんな戦争だったか。1986年にソ連のチェルノブイリ原子力発電所が爆発した結果、軍需産業が、アメリカとソ連が全面戦争になることを期待していたのに、1991年の12月にソ連が崩壊してしまうのです。NATO(北大西洋条約機構)の諸国にとって、敵国が消えてしまったのだから、世界の軍需産業には注文がまったく入らなくなり、大量の人員整理をしなければならない状況でした。戦争が必要だ。そこでイラクのサダム・フセイン大統領にクウェートへ侵攻させ、西側の諸国が激怒したということにしなければなりません。その通りにフセインに命令し、父ブッシュ大統領はすぐに多国籍軍を結成し、軍需産業のために武器を消費したのが湾岸戦争でした。この湾岸戦争の様子は世界中に配信され、実戦での武器の見本市といわれました。この戦争の後、アメリカのメディアは戦勝国の国旗をならべた写真を掲載しましたが、故意に日本の国旗は表示せずに、日本が戦争に参入するように迫ってきました。日本はこの戦争に多額の資金を拠出していたのにです。

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