テレビや新聞が伝えない情報 2020年11月号⑦

橋本龍太郎

ジョージ・シュルツ国防大臣

日本の橋本龍太郎総理大臣が、1997年6月23日、アメリカのコロンビア大学での講演の質疑応答で、米国債を売りたい誘惑にかられることがある、と発言したら、翌日の市場は、1987年のブラックマンデー以来最大の192ポイントの下げとなったばかりか、橋本首相は普通の死に方ができませんでした。橋本首相はジョークで発言してもこんなもんです。その後の総理大臣は口が裂けても米国債を売ると言えるはずがありません。アメリカでは副大統領以下が実力者の例としては、アメリカ総合建設会社のべクテル社の例を挙げます。社長のジョージ・シュルツ(写真の人物)も副社長のキャスパー・ワインバーガーも国防長官、別の社長のジョン・マコーンは国防次官・空軍副長官・原子力委員会委員長。副社長のウィラード・デイヴィスはエネルギー省次官・原子力委員会・同規制委員会・同産業会議理事。このように、副大統領以下が実力者のポストに就きます。ちなみにこのベクテル社はアメリカの原子力建設トップの会社です。正義感に燃えている部外者が重要なポストに就くはずがありません。

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